図書室奮闘記 byクリスティーナ
:1


私にとって許せない事が二つある。

一つ目は種族が違う人に偏見を持つ事、
人は皆同じ生き物だ。

二つ目は本を大切に扱わない事。
何処かの誰かが一生懸命作った本を
台無しにするなんて許せない。

そんな許せない事をする奴が
私の目の前に現れたとしたら………?




夕日の差し込む図書室で
せかせかと働く私。

名前はクリスティーナ、
ノーマ学院に通う女学生。
成績優秀、質実剛健、才色兼備
言い過ぎたかな?
兎に角わりと真面目に
学校生活を楽しんでいる。

私は学校の図書委員を
請け負っているわけだけど
選んだのには大きな理由があった。





「だって、本に囲まれながら仕事が
 できるってこれほど素晴らしい事って
 ないでしょ!!!」


と学校中のみんなに
知らせたいほど私は本が好き。

自分の知らない物語と出会ったり、
知らない知識を分けてもらったり……。

こんな素晴らしい事を手軽に
できるのが本なのだと私は考えている。

本に齧りついている所為で視力が
落ちちゃったのはご愛敬。

ただ本好きの図書委員と
いうのは鰹節を目の前に並べられた猫。
つまり誘惑が多すぎる。

「あの奥のほうにある
 ファンタジー小説面白そう…」

「このマナに関する本読むと
 勉強になりそう……」

「わっ、あのシリーズ新作出たんだ!
 早く読みたいっ!」

うん、
図書委員失格って言ってもいいわよ。
お仕事中に物欲しそうな目になってる
みたい、良く友達に言われる……。

でもこれほどやりがいと楽しさを
感じる仕事は今までなった。

将来は司書さんになるのが私の夢。

少しでも慣れておきたいから
この係を選んだ。

まぁ、
本まっしぐらな話は
置いといて仕事、仕事。

本を借りに来る人の手続きをしたり、
返された本を元の場所に反したり、
本の場所を案内したり……。
結構仕事はたくさんあるのだ。

程無くして入ってきた赤髪の男。
髪の毛を逆立てた目つきの冷たい
奴との出会いが

私の図書委員人生を変えるのだった……。

:2

程無くして入ってきた赤髪の男。
髪の毛を逆立てた目つきの冷たい奴

その男は憮然とした態度で
図書室に入ってきた。

今は閉館ギリギリの時刻。

あまり図書室とイメージが
会う感じではない。
どちらかというと路地裏で
不良仲間と屯している方がしっくりくる。

なんとなく目に留まり赤髪の動きを追う。

そいつは奥の方で本を見つけ、
こちらに少しずつ近づいてきた。
そして言い放った。

「図書委員の姉ちゃん、
この本の手続きしてくれる?」



一瞬で私の頭に血が上った。
そいつは手にしている本を
カウンターに放り投げた。

馴れ馴れしい態度も気に入らなかったが、本を煩雑に扱ったことが許せなかった。

「すみません、もう少し丁寧に
扱ってもらえませんか?」

冷静を装って対応する。

「へ?図書委員は借りにくるお客さんに
対してチクチク嫌味言うわけ?」

「そんな訳じゃないけど……
 ただ本を大切に扱ってほしかった
だけで……、」

「俺なんか悪いことしたっけ?
チンチクリンさん?」

「チンチクリンですって?
初対面の癖に失礼ね!」

「図書委員の姉ちゃん、
図書室では静かにお願いします」

ついムキになって
声を荒げてしまった。

図書室での基本的な決まり事を
ヤサ男に注意されてしまうなんて。

「悪いけど、
明日改めて来てもらえませんか。
 その態度は本に対して失礼だと
思うんで……」

「たっくしゃあねぇな、
明日きっちりとしてくるよ。」

「良かったら図書カード
 預かっといてくんない?」
 
「俺、物を良く無くすし。」

「それ位なら構わないわ、
 図書カードを出してくれるかしら。」

ヤサ男の手から
図書カードを受け取る。

渡すや否や図書室の
入り口の方へと消えていった。

「一体何なのよ、あいつ。」

自分で言うのもなんだけど
口うるさそうな学級委員タイプ
に見える私。

気に入らない事があると
いわないと気が済まない性分だ。
そこまで分からないにしても、
イメージで掴めないのだろうか?

けれど本に対する失礼な態度。
一番許せないのはその部分、
二の次に公共の物だから丁寧に
扱ってほしいという思い。

ちょっと頑固すぎるのかな、
でも譲れない。

そう思いつつ
日の傾きかけた図書室に佇む。

皆家路に着く準備を始め
私だけが取り残される。

最後の仕事をしておかなければならない。
図書カードの整理、
貸出した本と返却された本の集計、
本の知り、在庫の管理。室内の掃除。
学院に入学してからずっと
続けている仕事達だ。

西から差し込む夕日に、
眩しさを感じながら仕事を進める。

大体の仕事は終わり、
図書カードの集計の時間になった。

「はぁ〜〜、
 これが一番疲れるのよねぇ。」

俗にいう事務仕事、
楽しみといえば楽しみなのだが。
ボヤいていても仕方が無いので
仕事を始める。

一番上に乗っかったカードを取る、
つまりはあのヤサ男のカード。
割と字は達筆。





「えっ………?」

私は驚愕の事実を知った。
思ったより本をよく読む人
だという事が分かった。

もしかしたら今まで良く
借りに来ていたの
かもしれない。

だから余計に気になってしまった。

『ユアン・レーシック』と
書かれた名前と共に。

あの行動は真意のもの
ではないと思いたかった。

;3

いつもの様に
夕暮れの図書室で
カウンターに座る。

図書室全体をぐるりと見渡す。
皆思い思いに本を楽しんでいる。
あのヤサ男は来ていないようだ。

「すみません……
 この本借りてもいいですか?」

そう声をかけてきたのは
薬学部のシーナさん。
よく図書室に来ているもの
静かな感じの女の子。
ここでよく話す事がある。

「いつも本を借りてくれてありがとう、
 ちょっと待っててね。」

手慣れた具合に手続きを済ませる。
本の扱い方を見ると、
シーナさんは本が大好きなんだと思う。
ヤサ男、居たらよく見ておきなさい。


これが本に対する
最低限の態度なのよ!!!

何て事を思っていたら、
本当に表れてしまった。
赤髪ツンツンヤサ男(勝手に命名)。
また昨日の場所に向かい、
同じ本を手にして戻って来る。

「昨日はネチネチと嫌味をどうも、
 今日は静かに本を置いてやるよ。」

私に負けず劣らず
根に持つタイプみたい、
少しは反省したかと思うと
相変わらずだった。

本の開く側を下にして、
カウンターに置いてきた。
読みかけの本でよくあるアレだ。

「ユアン君ッ!
 アンタ昨日と何も
 変わっていないじゃない!」

「はっ?何言ってんの?
 今日は本をゆっくりと置いたぜ!
 チンチクリンさん?」

「チンチクリンって何なのよ!!!
 昨日から馴れ馴れしそうに!」

「二人の距離が縮まったら
 チンチクリンって呼んでもいいのか?」

「そうじゃなくてっ!!
 兎に角お願いだから本を
 大切に扱ってよ!
 
「お願いだから……」


自分でも馬鹿みたいに思える。
涙声になってる。
皆の注目が集まる、
冷静さを装わないといけない。

「そこまで言われたらしゃあねぇな。
 今回のけじめはきっちり
 つけるから……」

ヒラリと身を翻し、
扉の方へと向かうユアン。
トラブルの火種を作った男は
この場を離れた。

「何、必死になってんだろう……:

「何、ムキになってんだろう……:

「何で、ムキになれたんだろう……」

それはただ一つの違和感の所為。


何とか気持ちを落ち着けて、
図書委員としての仕事を終えて
家路に着く。
と、その前にいつもの本屋に
立ち寄ってみる。



「おや、いらっしゃい。
 いつも来てくれて有難う。」

落ち着いた印象のおじさんが
優しく出迎えてくれる。
ここはノーマ学院の近くにある本屋さん。

広くは無いもののいろいろと
楽しい本が揃ってる。

将来司書さんになれなかったら
本屋さんでも始めてみようかな……

「おじさん、この本よろしくっ!」
「おお、買う本が決まったのかね。」

軽い印象を受ける声の男がレジに並ぶ。

「あんた……!」

;4

そこに居たのは
ユアン・レーシックだった。

「あんた……ここで何やってるの……?」

「そこ、どけよ!!!」

「えっ……?」

私を軽く突き飛ばして、
店の外へ駈け出して行った。
ぶつかられた勢いに耐えきれなかった
私は軽く尻モチを着く。

「おや?お嬢ちゃん大丈夫かね?」
「はい、何とか。」

と冷静に対応するが、
腹の中は煮えくりかえっている。
「あいつ、一体何なのよ?」の大名行列。

「とりあえず、
 さっきの男の子を
 追いかけたらどうかね?」

「そうします。また来ますから!!!」

普段全速力で走ることなんかない。

「何、必死になってんだろう……:

「何、ムキになってんだろう……:

「何で、ムキになれたんだろう……」

もう答えは自分の中にある。
素直に言い表すのは恥ずかしいから
ごまかしているだけ。



「なかなか、良い走りじゃないか……
 私のツボだよ……」

「着目するとこ、そこなの??」

と、的確のツッコミをするのは
またもやメガネをかけた少年。
名はエシュター。
ここは彼の家でもあり、本屋だったのだ。


どこに行ったのかも
わからない人を探す、
今までにないほど全力疾走で。

中央公園を走り回り、
隣町を走り回り、
見た事もない土地を走り回り。
でも見つからない、見つけられない。

流石に体力が限界に近付いてきた。
中央公園の噴水の縁に腰かける。
けれど頭は休めない、僅かな会話の中から
解決の糸口を見つけるんだ。



「…………!」

体力など
回復していないけど、
また走り出す。

ただでさえ体力が少ない精霊族だけど。
気にしている暇なんて無かった。

辿り着いたのはノーマ学院。
ユアンは確かに言ったはずだ、

「そこまで言われたらしゃあねぇな。
 今回のけじめはきっちりつけるか  
 ら……」

「おじさん、この本よろしくっ!」

この二言だけですべてが分かった。
私の予想通りであってほしい。

「お〜い、クリス!!!
 ちょっと時間あるか?」

私を呼ぶ方を振り返ると、
ガゼル・レッドサーペントと
ユアン・レーシック。



「えーーっと……言いにくいけど、
 元先輩の俺からユアンの不躾な態度を
 誤らせてもらうぜ。」

「元々、俺が悪いようなもんだし。
 こら、ユアンもなんか言えよ!!」

いや、遥か5mほど彼方で壁際に
縮こまっているんですけど、
ガゼル君の元仲間。

「まずはあいつについて紹介するか。
 名前は知ってるかもしれないけど
 ユアン・レーシック。元『紅蛇』」

「んでさ、
 ユアンって俺たちの
 中では有名な奴なの。」

「たった二日で『紅蛇』を
 脱退させられたってな。」

「ガゼル先輩〜〜〜!!!
 それだけは言わないで下さいよ!!!」

半分悲鳴にも近い声で
ガゼル君の脚にすがりつく。

「構わず続けるぜ。
 ユアンはこんな厳つい面だし、
 腕っぷしもなかなかのもんだ。」

「ただよぉ〜〜、
 こいつ本が大好きすぎるんだな。」
 
「『蒼蛇』との決闘中に
 小説読んでやがったんだ。
 ありえねぇだろ?」

ダメだ……、
笑いをこらえきれない。

ユアンが今までに
無いほど顔を赤くしている。
コイツ……、面白くてかわいい♪

「そんなこんなで『紅蛇』脱退。
 集会中にも本読んでやがったからな、
 コイツ。」
 
「『マジカルストーリー』だったけ?
 あの時読んでた本。」

「『マジカルストーリー』って
 ファンタジー小説でしょ?」

「不良グループとの決闘で
 魔法でも使おうと思ってたわけ?」

ユアン、
ユデダコのものまね得意なんだね。

「んで本題に戻るけどさ、
 ユアンがクリスに言いたい事
 あるってよ。
 
「俺の仕事はここまでだ。」

ガゼル君は足早に去って行った。
取り残された二人。
ユデダコユアンと二人。




「それで……話って何なの?」

「チンチクリン今まで悪かったな、
 ヒドイ態度ばっか取って。」

「まぁ顔が厳ついのと
 態度が悪いのは許してあげる。
 ただ本に対する態度は誤ってくれる?」

「その事は誤る。
 これを受け取ってくれないか?」

ユアンから手渡されたのは一冊の本。
きっとあの本だ。何回もユアンが
借りようとしていた本。
手紙が添えてある、

「本さんゴメンナサイ。」

「ブッ……、ハハハ!!」


「笑い事無いんじゃねぇの?」

「この二日間がどれだけ苦しい思いして
 アンタと話す糸口見つけようと思って
 いたのか…」

はい、ユデダコ二回目。
脳の血管切れるわよ。
けれど真剣な眼差しが私を捉える。


「……あの、
 俺と友達になってくれませんか?
 ずっと前からあなたの事が気に
 なってたんです……」

「本と一緒にいるあなたが
 一番キラキラしてて、
 本が大好きってとこに惹かれてて……」

私も顔中真っ赤になる。
これって告白……? 
生まれて初めての大イベント。


「図書室でずっと見てて、
 でも話しかける糸口が
 見つからなて……」

「うまい方法じゃねぇけど
 やっと見つけて……」

なるほど。大体の経緯は分かった。
でもすべての言葉は上の空、
馬耳東風、馬の耳に念仏。
私なりの思いを言葉にする。

「今度この本借りに来てね!!!」

精一杯の勇気を
振り絞ってユアンに伝える。

猛ダッシュする私、これが私の限界だよ。できる限りだよ。

私の一番好きな場所で、また会おうね?





























〜 another story 〜

程無くして入ってきた赤髪の男。
髪の毛を逆立てた目つきの冷たい奴

その男は憮然とした態度で
図書室に入ってきた。

今は閉館ギリギリの時刻。

あまり図書室とイメージが
会う感じではない。
どちらかというと路地裏で
不良仲間と屯している方がしっくりくる。

なんとなく目に留まり赤髪の動きを追う。

そいつは奥の方で本を見つけ、
こちらに少しずつ近づいてきた。
そして言い放った。

「図書委員の姉ちゃん、
 この本の手続きしてくれる?」

風貌には似つかわしくないが、
割と丁寧に本を扱ってくれる。
嬉しい事だ。


ただ一つ問題が……


「これ……
 今私が一番読みたい本だ……」

そう、
今私が一番読みたい本を
その男は借りようとしているのだ。

「えっ?どうしよう?!
 ここで借りられたら
 当分読めなくなるよね?!」

「でもそんな我が侭許されないし!
 だけれど我が侭言いたいし!」

もちろん、心の奥底の叫びですよ……
でも焦りまくってるんだろうなぁ。

「すみません……
 今この本世や予約をしている
 方が居るので、
 借りる事が出来ないんです。」

「そっか、その人いつ頃来そうなんだ?」

「たぶん、明日か明後日には……」

「なら一週間後に来れば
 ちょうどよさそうだな。
 結構長い本だからそれぐらい
 はかかるだろうし。」

「はい……、それくらいに
 来ていただければちょうど
 いいと思います。」

「丁寧に対応してくれてどうもな、
 また一週間後に来てみるよ。」

その男の子は
軽やかに図書室を去っていく。
私は罪悪案と憤りに苛まれながら
仕事を続けるのだった。

この本を誰も予約なんて
していなかったのに。












〜another storyの解説〜

本編とは別に考えていた
もう一つの路線というのがこのお話です。

図書委員だったら
読みたかった本が誰かに
借りられてしまうってことは
ありそうな気がしました。

それに加えて借りられて
しまう場面に出くわす可能性が高い。

一週間後にもまた現れるのですが、
「まだ前の人が読み切っていないで…」

といって引き返してしまう
でもその熱心さに惹かれて……
というプロットもありました。

ちょいとしたオマケです。




刹那雪
2009/07/20(月)
08:33:18 公開
■この作品の著作権は刹那雪さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのコメント
ども、刹那雪です。

今回のターゲットはクリスティーナ(違
「本大好き」+「メガネ」でキャラは
完璧です。

それではお楽しみを。

<後書き>
いろいろとおかしくなって
いったのは気のせいだ。

でも割と二人の話が
楽しく描けたかなと思っています。

コンセプトは「図書室での恋」。
つまりは図書恋です。(何

それではここまでお付き合い
くださりありがとうございました。

この作品の感想をお寄せください。
こうなったら最後まで突っ走ってみろ。暴走か逆走かしらねぇけど。(;・ω・)● http://mbtu.net/img/def300014 Name: Megami
PASS
■2011-10-11 05:05
ID : lPjwwPrHNTA
ジャンルがあるとこちらも話が作りやすいのです、
インデレ同盟に潜っていて本当によかった(何
感想サンクスです。

自分なりに入れたいシーンを
たくさん入れられたので満足です。

実はもう一つのストーリーが
あったのをご存知でしょうか?
それはまたの機会に。
Name: 刹那雪
PASS
■2009-07-18 21:18
ID : 0YgQRQCk6a6
クリスがナイラーザを超えるインデレになる予感が・・・・!!
ていうかすでに超えてる気が(汗)
普段、ちょっと気にかけないと忘れかけるようなキャラ達がインデレという称号と共に輝いてくっていいですよね。
インデレの時代、ここにあり!!
Name: シャンベル
PASS
■2009-07-18 20:46
ID : M1.0HMHDDp.
感想ありがとうございます。
知らんうちにチンチクリンが最強のインデレになっとる!(驚
これからの展開をお待ちください。
Name: 刹那雪
PASS
■2009-07-15 17:28
ID : 0YgQRQCk6a6
こんにちはねろです。
クリスティーナ。
この人は最強のインデレですよね!(何
あまり脚光を浴びてこなかったキャラを掘り出していくのは結構難しいと思いますが、これからの展開に期待していますb
Name: ねろ
PASS
■2009-07-15 15:42
ID : ioCIpIJzcJU
んちゃ、参謀の刹那雪です。
ならべく楽しくなる展開にはしていきますが
そんなプレッシャーかけないで(泣
読んでいただき感謝感謝感激です。
Name: 刹那雪
PASS
■2009-07-10 22:21
ID : 0YgQRQCk6a6
ハイ、即刻見ました。
ナイラーザのある二日間。に続き
続きが楽しみになるような書き方してこのやろう!
(やっべぇ、これ続き気になるっ!!絶対みなくちゃ!)
・・・なにはともあれ続きが楽しみです。

インデレ同盟参謀、Figth!!
Name: シャンベル
PASS
■2009-07-10 22:18
ID : M1.0HMHDDp.
お名前(必須) E-Mail(任意)
メッセージ
 削除用パス 


<<戻る
感想管理PASSWORD
作品編集PASSWORD 編集 削除