喜劇
同盟登録はしていませんが作ったので投稿して見ます
大雑把なストーリーの成り行き、必要だと思った会話だけなのでかなり雑な仕事です
かなり雑なんで不評があったら消します

1-???
ここは何処だ・・・?
どこかわからない、ただどこかを漂っているだけ、体もない、俺は誰だ?
声が聞こえてくる。
「意識の海に漂うそこのあなた・・・私の声が聞こえますか・・・」
俺のことだろうか?でも話せない体がない。声は話しかけてくる
「私はリクレール・・・。トーテムに呼び覚まされしすべての生命を導くものです」
自己紹介らしい、実に坦々としている。
「あなたがこの世界に降り立つ前に、いくつか教えて教えてほしいことがあります」
自分には何もない教えることなどあるのだろうか?
「まず、あなたの性別を教えてください」
そういうことか、体がないのでは何もわからない
自分はたぶん男だと自分は思った
「あなたは男性なのですね・・・」
不思議なことに思っただけで返事が返ってくる
「次にあなたの名前を教えてください」
無い・・・、考えてみるとおかしかった自分はここで始めて自分が自分であることを認識した、前の記憶も何も無い基礎知識の塊のようなものになっている
本来物事は体験しないと何も理解できない、しかし覚えているおかしなものだ
「まあ、あなたのは名前が無いのですか・・・?、では、私が名前をつけて差し上げましょう・・・」
「なまえは・・・そうですね・・」
「ゴンベエさんとナナシさんどちらの名前がいいですか?」
ゴンベエのほうが嫌だ。
「では、これからあなたの名前はナナシさんです」
名前がナナシとは皮肉な名前だ、自分が名前を名乗るのに不便だ、それにどちらの名前も嫌いだ名前が無いということだからだ。なるべく名乗りたくない名前だ
「では、ナナシさん次の質問です」
「これから始まる旅では、数多くの戦いを切り抜けなければなりません」
これは俺に何かをしろということだろうか。了承もしていないのに。
「そこで、これからの旅を乗り切るためにあなたを導く神獣『トーテム』の力を授けましょう」
トーテム?
「あなたの求めるトーテムは次のうちどれに当たりますか?」
何かが見える・・・狼と鳥と竜、旅をしろと言っていた、自分はそれに役立つものがいい。自分がより多くの景色を見えるようにしたい
「では、早く移動できるものと泳げるものどちらがいいですか?」
泳げるほうがいい
「では、あなたのトーテムはスケイルです」
「これで質問は終わりです」
「残りは必要な説明はあなたが世界に降りてからにいたしましょう」
「さぁ、シルフェイドの世界へと降り立つときが着ましたよ」

2−ナナシ
次の瞬間、目の前に角が額にある少女が目の前にいる、周りは何も見えない真っ白だ
「ナナシさん、わかりますか?私ですりクレールです」
声でわかる
「まず、最初にシルフェイドの世界にようこそ」
「ここは、私の作った名も無き天空大陸、人々が平和に暮らせる世界・・のつもりでした」
きとっとこの世界を平和にしろということだろう
「ですがまもなくこの島に悪いことがおきようとしています」
「この島のすべての人々にかかわる災いあ起きようとしているのです」
いやなことに予想通りだ、俺は救世主なんて柄じゃない
「災いの正体は分かりません」
「ただ、15日後にそれが起こる、ということだけが私には分かるのです」
「そこであなたにお願いがあります」
自分は言った、用件は分かったその災いを止めろという事だろ、そのために作られたのだやってやるよ
「ありがとうございます」
「私はそのためにあなたに3つの力を用意しました。」
「1つはトーテムの力、2つ目は15個の命、3つ目はこの世界の人と話をするための言葉です」
自分は言う、15回も死ねるということか?
「そうです、しかし、あなたの命は災いが起こるまでの15日分しかありません」
安っぽい命だな、そう思った
「では、あなたが世界を救ってくれることを祈っています」
次の瞬間、周りの白いものが消え見えるようになったここはどうやら森らしい。
「私の声が聞こえますか?」
俺の肩に先ほどの竜がいる、思っていたより小さい。
「私はスケイル、あなたのお手伝いをするために使わされたトーテムです」
自分は言う、自分に力をくれるのだろう、あとは泳げるようになる。
「そうです、とりあえずこの森を出ましょう」
「この世界では基本的に獣等は森にしか出ません」
そう、スケイルは言う
自分は言った、ということは今襲われてもおかしくない状態か、どおりで、そこに野犬がいるわけだ。
剣を抜き向かってくる野犬に先制を食らわせる
野犬はそれを察知し飛び掛る
右に避ける
相手の側面を刺す
「ナナシ様フォースを使ってください」
いきなりわけの分からないことを言う
剣を野犬から抜きバックステップ
野犬は向きを変え襲い掛かってくる、浅かったようだ
右へ避ける
「炎をイメージして集中してください、そのあと敵が燃えるイメージをしてください」
言われたとおりに炎をイメージ
野犬が噛み付いてくるそれを剣でガード
野犬の顔が迫るぎりぎりでとめる
野犬が燃えるのをイメージ
野犬が急に燃え出した
野犬は叫び、燃えていく
便利なものだ
「今のがフォースです、最初は火炎しか使えませんが色々と覚えることができます」
覚えなければ使えないと言うことだろう、戦いの時はありえないほど明確に炎をイメージできた、覚えるということは明確にイメージできるということだろうか。
「とりあえず、この森を出ましょうすぐそこに街があります」
森を出て待ちにはいるといきなり後ろから突き飛ばされた、青年がはしっていくのが見える、普通あ誤るのが礼儀だ
青年の声が聞こえる「ただいまー、今さっき城の仕事終わったー」ハイテンションな兵士だ。
「大ニュース!大ニュース!ちょっと聞いてくれよお前ら」
「大丈夫ですか?ナナシ様、なんだか、とても興奮したようすでしたね」
なにを興奮しているのだろうか、近くに行く
「言いかよく聞いてくれよ、ちょっと前にエージス隊長が城に呼ばれたことあったろ、とうとう、魔王倒しに行ったんだってさ」
この世界には魔王はいるらしい
はなしを聞くことにする
「一週間前のことで・・・

3-エージス
俺の名前はエージス街の兵士の詰め所の隊長をやっている。トーテムを持っていて並の人間よりもずっと強い。しかしもうかなりの年だ引退だって考えている、それなのに
いきなり、王様に呼ばれ今は王の前にいる
「魔王を倒してまいれ」用はそれだけ、それを言われるためにやってきた了承して王の謁見場所から出て行く、出て行くといきなりはなしかけられた
「あ、エージス隊長王様と何をはなしていたんですか?」
俺は言った、魔王が復活するかもしれないから、倒してこいだとよ、それだけだ。
「おおー、魔王討伐頼まれるなんてさすが隊長」
「にしても、若いやつがだいぶ死んじまったようだな。俺並に強いやつもいくらかいたはずなんだが」
「え!隊長なみに若くて強いやつ?まさか俺?」
「おまえらみたいのじゃなくて俺みたいにくそ強い連中のことだ」
「言っとくけどなおれはパンチ一発でトカゲ兵士やったことあるんだぞ!」
「いや、わかってるっすよ隊長、その腕しまってください」
「結局、若くて有望なやつが死んじまって俺みたいな年寄りにまわってきたわけだ」
「とりあえず、おれはかえって旅の支度をする」
「分かりました、んじゃ見送ります」
「・・・お父さん」
娘が近づいてきて俺話かける、俺に似ないでかわいい娘だ
「メアリーか」
「召使の格好もなかなか様になっているじゃないか父さんは嬉しいぞ」
娘も手に職をつけて、自立できるようになった今死んでもあまり悔いは残らないだろう
「あれ?なんでメアリーちゃんがこんなところで?」
「おとといまで、俺たちの詰め所ではたらいていたのに」
俺は言う、いやな、魔王倒しにいくから代わりにメアリーここに住まわせろってもし、俺やサーショの街になにかあっても安全だからな
「えー、サーショの街は俺たちは守るっすよ」
「トカゲの連中に攻め込まれたら終わるだろ」
「そうっすね・・・」
「まあ、そのときは街の人つれてみんなでにげるっすよ」
「ああ、それが正解だな」
娘が心配な顔でこちらを見ている
「おっと、父さんなちょっと魔王を倒してくることになったんだ」
「心配するなよ、俺が生きて帰ってこなかったことなんで一度も無いだろ」
「でも・・・」
「ま、ながびきそうならてがみでもおくるさ」
「お前残してひちろじゃ逝かねぇから心配するな」
「・・・うん」
「よし、いい子だ・・」
「お前は自分の仕事をがんばってればそれでいいからな」
「よし、とりあえずおれはいったん帰るぞ」
「お前は城の警備の仕事あと一週間あるんだろ?」
「ええ、そうっすよ」
「それじゃあ、メアリーのこと、よろしく頼んだぞ」
「・・・よろしく頼むって・・・あ、任せてください」
「メアリーちゃんは俺が絶対に幸せにします」
「・・・」
「・・・」
何を勘違いしているのかこの馬鹿は殺してやりたい
「てめぇ、俺の言っていることがよく分かっていないようだなぁ」
「よし、まずはてめぇを幸せにしてやるからそこに直れ」
「え?俺なんか悪いこと言いました?」
さっきの言葉は冗談ですななかったようだ。幸せにしてやろう
「え?え?ちょっと待・・・」
「うわーーーーーー」
全力で相手ははしる。トーテム能力者にはたいしたことの無い速度だ、まずあいつを幸せにするために全力ではしらせ疲れさせる
しばらくして、あいてははしる速度が落ちるそこにすかさず飛び掛り捕まえなぐる、きぜつさせる
「ゼェゼェ、てこずらせやがって」
てこずったのは手こずったふりをしたからだ、しかし、きつい、年のせいか体力がない、この息ぎれは本物だ
「それじゃあ、俺は一旦街にいって準備するからな」
「メアリー城の仕事がんばれよ」
「・・・はい」
「じゃあ、いってくる、げんきでな・・・」
城からでて門番に見送られる、王の言葉を思い出す
「残念ながら、優秀な若者はすべてみな散ってしまったのじゃ」
「もう、頼れるのはそなたしかおらぬ、頼むぞ、エージス」
若い連中から殺しちゃがって・・・最初から俺をいかせればいいんだ
「エージス様いかがなされました?」
「なんでもねぇよ」
「行って来る」

4-ナナシ
「ってわけよ、どうよ?」
どうやらここの隊長が魔王を倒しに行ったようだ
「ってエージス隊長から聞いたかな?」
「ちょっとまってくれ!エージス隊長帰ってきてないぞ!」
「え!マジ?」
「でも、たしかにサーショの街に戻るって」
ここの隊長が戻ってきてないらしい、自分には関係ないとめるのは災いであって、魔王じゃない
もうすこし、この街を探索するとしよう
街に行くと明らかに怪しい老婆がいた、気になり話しかける、占い師というがどうも胡散臭い、さらりと無視

5-シズナ
今日も弟は目覚めない目覚めるのぞみはうすいしかし、何とかしなければならない
そう思い今日も薬草をとりに森に出かけようとした。ドアを開けると人がたっている知らない人だ。
「あの・・・用があるならまた今度にしてください・・私は用事があるので・・・」
そう言って街をでて森にはいっていく、運の悪いことに薬草を取っているとトカゲ兵士に見つかった隠れ身の腕輪をつけているのに
トカゲ兵士は私の後ろにたって剣をふりおろそうとする、そこに人がははしってきた。剣でトカゲ兵士を後ろから切る、トカゲ兵士はひるむ
人はバックステップをする
トカゲ兵士は向きを変え人に飛び掛るその瞬間トカゲ兵士は燃え出すしかし、倒しきれない、死亡するまえに炎がおさまる
トカゲ兵士は剣を左斜め下からきりあげる
人に当たる、浅いそのまま人はバックステップ
体制を建て直し突撃人は剣をトカゲ兵士に突き刺す
トカゲ兵士は倒れこみうごかなくなる
「大丈夫か?」
助けてくれたのは男の人だった
私は立ち上がる
私は言う、大丈夫です
それだけを聞いて男の人は立ち去ろうとする
「あの・・・もしよければ、名前を教えてくれませんか?」
「ナナシ」とだけ男は答える
ナナシが名前なのか名前が無いのか分からない
とりあえず、お礼をいって立ち去った。

6-ナナシ
森で人を助けた後、すぐそこに洞窟があったのでは言ってみたそれはそうとして、洞窟の中はくらいその上どうやら隠し通路があるようだすすみにくい
すこし進むと白骨化した死体が見えた死者は物をもっていても意味がない、物色していくらか金ももらっていった
その瞬間後ろから蝙蝠が襲ってくる、しゃがんでよける。
ふりむき蝙蝠位置を確認しながらふりむきざまに剣を投擲蝙蝠の胴体に命中
蝙蝠をたおした。
落ちた蝙蝠から剣をひきぬく
ひとりごとのようにつぶやく、生き物がこんなに簡単にしんでしなうとは思わなかった
「それはナナシ様が強いからなのでは?」
「そういう問題じゃない」
すすんで行くと階段が見える降りるとどうやら、洞窟の最奥らしい、光玉が見える
触ると、周りが真っ白になり自分を創った人物が現れた
「私はリクレール・・・。トーテムに呼び覚まされしすべての生命を導くものです」
「トーテムの力をもつものよよくぞここまでたどり着けましたね」
まるで、自分をしらないかのように言葉を続ける
「あなたが何者かは知りませんが、きっと勇気のあるかたなのでしょう」
「私にはこの世界にどんな魔物や脅威はあるのかはわかりません。」
「ですがあなたがたトーテムのちからを得たものならそれらに立ち向かえるはずです
「この闇を超えてきたあなたにささやかながらこの力を与えましょう」
「さぁ、目を閉じて、つぎにめをあけたときあなたはすこし強くなっているでしょう」
「その力が力なき人々のために使われることを祈ります」
「そしてまた、あなたにトーテムの加護があらんことを」
目を開けると真っ白な世界ではなく洞窟の中、確かに力がすこしあがった感じだ
「どうやら今のは虚像だったみたいですね」
「リクレール様がなにかあったときのためにとっておいたのでしょう」

7-ナナシ
自分は馬鹿だった実力も無いまま森にはいった。
とにかく、自分はおよげる、なので壊れた橋を無視して、泳いで向こう岸まで行った。だが敵が強い
ともかく、敵は白い鳥遭遇する確立をかんがえるとこいつ一体倒せばいい
鳥は上からとびかかってくる右へ避ける、右へ避けるのは自分でも癖だとおもった。
相手が攻撃をはじずし体制が崩れる、そこに剣で切り裂く、倒すには攻撃力が足りない
そのまま集中して火炎
鳥は燃えるのを無視して飛び掛ってくる左肩に激痛
鳥は自分の後ろを飛んでいる気配を察知し剣を投擲鳥の片足をつぶした
鳥は飛び掛り嘴で攻撃
右へ避けようとする
よけきれない、側頭部から血がでる集中して火炎を発動とりは燃え尽きる
自分はいう、きついな
「ナナシ様はやく薬を」
サーショの街で薬を配っていたのでいくつかもらってきたものを使用簡単に傷が塞がる便利なものだ、やっと村らしきものが見えてきた

7-ウリユ
私は目が見えないなのでいつもお母さんに迷惑かけてばかりだ、なのでいつもくるお客さんを予知する今日もそうだ
「えーと、明日の昼にトニーさんが来てそのあとは誰も来ないのね?」
私は答える、「うん・・・トニーさんは結婚が取り消されないかどうかを聞きにくるみたい」
「ほかは明後日まで、お客さんも相談する人も誰も来ないよ」
「わかったはそれじゃあ今日はお店を閉めても大丈夫なのね」
「・・・」
「なんだかいつも悪いわね・・・」
「え、そんなことないよ・・・」
「だって私目が見えないから店番もできないし・・・」
「だからちょっとでもお母さんの役に立ちたいし」
「もう、この子ったら」
「とりあえず今日は誰も来ないのならお店を閉めてくるわね」
お店に誰も来ないのはいつものこと、お金は大丈夫なのだろうか?
「えっ・・?」、思わず声が出た。
急にドアが開いた音がする、今日はもうだれも来ないはずなのに
とりあえず誰か確認する「あの・・・?誰」
「お・・お母さ〜ん」つい母親を呼んでしまう
「どうしたのウリユ?」
お母さんがくる
「こ・・この人誰?」
実は内心かなり動揺していた今まで誰が来るのか分かっていたからだ。不安で仕方が無い。
「え?」
「人が来るときは、いつもは人が来る前から名前がわかっているじゃない」
「わ・・わからないの」
「どうしよう・・・」というものの本当にどうしようかわからない、目が見えないからなにもできないのだ。
「まあ、ウリユに分からないことがあるなんて・・・」
「あの、失礼ですけどあなたのお名前は・・・」
お母さんが私のベッドの傍らに立っていると思われる人に話しかけている
声は聞こえない、しゃべれないのだろうか
「どうか教えてくださいな」お母さんの声が聞こえる
「ナナシ・・・」
名前がナナシなのか名前がないのか分からない
「ナナシさんですか?」
「それで、ウリユ、ナナシさんが誰だか分かる?」
名前を聞いたところで分からないものは分からない
「やっぱり・・・分からないみたい・・・」
「そう・・・」
とりあえず、質問をしてみる「あの・・・ナナシさんってお兄さんなの?お姉さんなの?」
「ナナシお兄さん・・・ですよね?」
ですよね?と確認するところからこの人は中性的なみためなのかもしれない
「じゃ、じゃあ、ナナシお兄さん」
「ちょっとだけでいいからお話をしてほしいのいいかな?」
私は予知能力ですべての人の未来やどんなことを話すのかを知っていただからそれ以外の分からない人の話しを聞きたかった新しいことを聞きたいのだ
「わかった」
「え、ほんと?」
以外にも了承をしてくれた、最初の名前を聞くときに返事をしなかったのでお話してくれないかもと思った、思ったよりもいい人のようだ。
「まあ、本当にいいんですか?」
「娘のわがままにつき合わせてしまってなんだか申し訳ないですけど・・・」
「じゃあ、せめてもお茶でも用意しまきますね」
「あ・・・あのね聞いていい?」
「ナナシお兄さんってどこからやってきたの?」
「自分もよく分からない」
分からないことだらけの人のようだ
「そっか・・・そうだんだ・・・」
なぜ予言できないか知りたかったのでそのヒントになるかもしれないのでちょっとがっかりした。
「あの・・・旅のお話とか聞いてもいい?」
私の知らない人は村には居ないのできっと旅人だろうと思った、外に出たこと無いので旅のお話をどうしても聞いてみたかった
「予知って言うけどね・・・私は自分の周りのことしか分からないんだ・・・」
「だから、私の知らないお話いっぱいしてほしいなって」
「はい、お茶が入りましたよナナシさん」
お母さんがお茶を持ってきた
私はナナシお兄さんの話を聞いた、まだ旅は始まったばかりのようで、話すことは少ししかなくて困っているようだ、それに口下手みたいだ
それでも・・・とても楽しかった
だから言った、「あの明日も着てくれるとうれしいな」

8-ナナシ
ウリユと話してみて分かった、たぶん自分は口下手だ、一度村を出ることにした。
とりあえずサーショの街のあるほうに行こうと思うここの敵は自分には強すぎる、ウリユに会うのは明日は無理かもしれない
太陽から見ると、時間はまだ3時くらいといったとこだろう。災いについて調べるべきだ
災いというからにはトカゲ人や魔王が物理的に人を殺すのではなくそれ以外のことだろうとりあえずもう少し情報を探すべきだ
サーショの街につく、敵とは会わなかった運がいいとりあえずはほかの街を回ることにしよう
そして自分を鍛えるために森を通っていく生き物をころすことになるが自分は強くならなければいけない武器を持たされトーテム能力を得た強くならなければ災いをとめられないと言うことだろう
森をとおりリーリルの街につくとりあえず宿をとった。
スケイルが言うのは回復の意味以外では寝なくてもいいらしい回復のために少し寝ることにした
起きた時間は18時くらいみたいだ、回復する時間が異常に早いと思った。
街の近くにトカゲ人の砦があるということらしい、情報を得られるかもしれない、戦うことになるかもしれないが行ってみる事にする
「わが同胞たちよ、最近人間たちによる偵察行動がめだっておる!」
どうやら上官らしき人物が激励をしているようだ
「森の警備をいっそう厳しくし、魔王様復活の日までこの砦を守り抜くのだよいな、皆の衆」
魔王が復活するらしい、魔王には災いを起こす力でもあるのだろうか
「お〜・・・」
どうもやる気の無いらしい
「こら、その眠たそうな声はなんだ、夜でもシャキっとせんか」
まだ、夜は深くないどうやらトカゲ人は早寝らしい
「ん・・・」
どうやら気づかれたらしい、やむおえない
先制をする
炎をイメージ、左側にいるトカゲ兵に火炎を仕掛けれる
「ア゙ア゙ァァ・・・・」
叫び声をあげる、一撃では殺しきれない
跳躍し頭に剣をつきたてる
ほかの兵士は何が起こったのかと呆然としている
「なにをしているかかれ!」
上官が命令をする
トカゲ兵から剣を引き抜き一番近い兵士に右斜め下から剣を振り上げる、相手の左腕に食い込む、左腕を潰したトカゲ兵は叫び声をあげる、タックルし兵士は倒れこむ
襲い掛かってくる別別のトカゲ兵が後ろで剣を振り上げる、振り下ろされる剣を振り向きざまに受け止める
受け止めた瞬間に炎炎をイメージ、トカゲ兵がもえあがる、受け止めながらではイメージがうすい、ひるんだだけだ
そのまま、剣を横に振りかぶり首を切断、首が飛びきれた頚動脈から血が吹き上がり血が顔にかかる
別のトカゲ兵が突撃して来るそれを右に回避、トカゲ兵の右腕に左回し蹴り、トカゲ兵が剣を落とす
そして剣で相手の首を切断、血が吹き飛び後ろに倒れこむ
倒れているトカゲ兵士を殺すために踵で頭をつぶそうとする
「や、やめ」
グシャリ・・・脳髄が吹き飛び死体は痙攣する
「そ、そんな馬鹿な・・・ありえん・・・」
上官のほうは一人で四匹をたおしたことで動揺しているようだ
「くそ・・・覚えてろ」
上官は逃げドアの鍵を閉めたようだ
スケイルは何か不満そうだ、足で抵抗できない敵の頭をつぶしたのだそれも種類は違えど同じ考えかたをする生き物だ自分でも悲惨だとおもう
スケイルは言う「相手は動けなかったのです殺す必要はなかったはずです」
「あの状況では俺に恨みを持つ、いつか自分に襲い掛かってくるかもしれん殺す必要があった」
これは本音だ、殺さなければ殺される状況、むごい殺し方をしても倒す必要がある足で頭をつぶしたのはそれが一番殺しやすかったからだ
「必要以上は殺さないし、自分が強くなるために殺したのも自分が生きるためだ、剣を持たされたのは世界を救うのに必要だからだ強くなるために殺した、災いをとめれば世界を救えるその他の犠牲だ」
それで、スケイルはだまるまだ気に入らないようだ、自分が言ったことにまったくといって奇麗事がないからだろう、奇麗事では世界は救えない
それにしても想像以上に自分は強くなっていたかなりの時間森に入って戦っていたのだろう
盗み聞きをしながら先にすすむ、もともと情報収集のために入ったのだ、無益な殺しは恨みを買う殺す人数は少ないほうがいい、最初は関係の無いことだった
兵士を二人殺し次に進みさらに盗み聞き問題はそこにあった
「トカゲ兵士は言った戦わなくても人間を皆殺しにする方法があると」
人を皆殺しにする、戦わずにこれを災いというのだろうか、災い、自然災害は止められるはずもない、ならば人為的なものだ。人間とトカゲ人は戦っているがそれ自体は何年も前から続いているようだ、とめるのは争いじゃない、しかし人間を皆殺しにするのならば災いといえるだろう。
ほかの情報を集めるためにとぎの扉の場所に行く
「出発の準備はできた、日付けが変わるころには出発するつもりだ」
「本当に言ってしまうのですか?・・・」
どうやら旅に出るようだ、あまり関係のないことだろう
「ああ、神の命令には逆らえんからな」
どうやら神がいるらしい、神から命令をうけるとは身分が高いものだろうか?
「かつて人間が手に入れた伝説の武具を手に入れよ、と、そんな内容の命令だった」
伝説の武具、ありきたりだ武具を持ったところで使うのは本人だ、武具自体に力があるとは思えない
「集めるべきは太陽の剣、大地の鎧、大気の盾だそうだ」
名前までありきたりだ
「幸いなことに大気の盾は牢に入れてある人間が持っていた、あつめるのは二つだけでいい」
人間が一人捕まっているようだ、先ほどから関係のない情報ばかりだ、聞く必要もない、先に進むことにする
「来たぞ、全員突撃!」いっせいにトカゲ兵が襲い掛かってきた、だが通路は狭い一度に3人がせいぜいだ、敵は上官を含めて10匹
まず、上官を潰す、相手の指揮が下がるからだ
炎をイメージ、敵にではなく自分の目の前に発動目くらましだ、暗い中でやれば効果は高い
剣上官に向かって投げる、上官の右腕を切断、上官は腕のあった部分を押させ叫ぶ「アアァァ」
敵が全員驚く、その間に剣を取りに行く、失敗だった剣は上官の腕を完璧に切断していた剣はトカゲ兵の目の前にある上官を刺すつもりで投げたのだ強く投げすぎた
トカゲ兵が剣を取る前に動く2匹同時に左右から襲い掛かってくる、体制を低くし突撃右側の相手のみぞおちと思われる場所を鎧の上から殴りつける、自分に腕に響く、しかしトカゲ兵はそれで気絶する
バックステップし集中、襲い掛かってきたもう一方のトカゲ兵を燃やす、残り7
今度は3匹が自分の前に立つが完璧に守りの動きに入っている、自分の強さが分かったのだろう、その間に集中、しかしそれが分かったのか一匹が突撃してくる
右に回避し突撃してきた一匹のあごを蹴り上げる、あごの骨の砕ける音がする、残り6
その間に2匹が襲い掛かってくるよけきれない、一匹に火炎をし撃破、もう一匹の攻撃は右からの水平斬り、これはよけれない右手を握り剣にぶつける手の甲の激痛、しかしまともに食らうよりはましだ
左腕で相手の顔を殴りつける、相手の右目を狙い、右目を潰した、いつのまにか後ろに兵士が一匹回っている、気配だけで何をしているのか分からない、振り向くより先に左足でけりを入れる、鎧の上に当たったらしい相手はひるんだようだ
今のうちに右目を潰したトカゲ兵の首を手で突くそれで気絶する残り5
前から4匹が一斉にかかってくる狭い通路では利点はない、しかし後ろにも一匹敵がいる、後ろのほうにタックル、何処に当たるか分からないが相手を倒れさせる
倒れている相手を飛び越えるようにバックステップ、倒れているのを持ち上げ人質にする抱きかかえ首に手を添える、自分なら簡単に首の骨がおれる
4人が立ち止まる、その間に集中、炎をイメージ、相手が止まっている間さらに集中、人質を抱えたままま逃げるようにあとずさる、逃げようとするふりだ
相手も人質をして逃げようとする相手を攻撃できない、そのまま人質の首をおり相手のほうに突き飛ばす、集中を繰り返した火炎を発動、首が折れたやつにかなりの高熱の炎が発生
首が折れたやつを受け止めた4匹に燃え移り、燃やし尽くす、残り0
片腕を切られた上官は逃げていく、追おうとしたところで誰かが来た

9-セタ
父上と話していた、そして今夜はどうも少し騒がしかった
「何やら騒がしいな・・・」父上は言う
先に進むとどういうわけか9つの死体が転がっていた、どういうことだ、誰も報告に来なかったのか、今はそんなことじゃない驚くべきはそこには一人の人間しか居ないからだ、一人の人間が倒したというのか
「こ、これは・・・」
「これだけの兵をたった一人で・・・」
「・・・」
私は言う「父上・・・二人でやらなければ勝てない相手ですやりましょう」
「これ以上の被害が出る前に!」
「そうだな・・・」
「行くぞ!」
私は敵に向かって突撃相手ののどもとを突く、それを相手はバックステップでよける、相手は剣を持っていない
急に体が熱くなる、火炎をくらう前の状態だ一瞬だけ熱くなり次の瞬間燃え上がる、次の瞬間に大きく左に跳躍、相手の視界外にでる、もしくは早く動けば火炎は発動しない
父上が前に出る盾で相手を殴りつける相手は突き飛ばされる、相手は立ち上がると同時に仲間の持っていた剣をとり投げる、あまりの速さに父上は反応できずに肩に命中、傷は浅い
相手はもう一本剣を取り父上のほうに走る、私は戦うために父上の方に向かう、次の瞬間父上に火炎が起こる、しかし大気の盾の力でダメージは軽減
父上は剣を振るう、肩をやられているせいでいつもより切れがない、相手は左に回避するその間に私は突撃左斜め上から切りかかる、次の瞬間手首に痛み、剣が手から落ちる、相手に手首を蹴られた
次の瞬間敵は剣を振るう、激痛、私の左手が切り落とされた
「ア゙ア゙ァァ」、私は叫ぶ手を切り落とされた、戦士として戦えなくなるのか?いや、落ちた剣を手に取り相手に突き、切れ味のいい剣だ片腕でも相手を切れる、相手の左肩から血が出る、切り落としてはいない
「セタ、お前は逃げろ」父上は言う、左手を切り落とされた、出血量が危ない、父上は私がここで死ぬのを望まないだろう、しかし
「一人では勝てません」私は言う
「いいから逃げろ」
私は逃げる、相手は片腕が使えない、父上に勝機はあるはずだ

10-ナナシ
誤算だった片腕を切り落とした奴が反撃してきた、左腕がまったくといって使えない片腕で剣を持つ
相手はかなりの力がある、片腕では相手の剣を受け止められない、攻撃しては盾で守られる、かなりきつい
相手は肩に傷を負っているしかし、傷が浅く意味がない、相手は盾を持っているが片腕同士では圧倒的に相手の方が強い、火炎では盾でダメージを軽減される
相手の剣が上から振り下ろされるそれを右に回避しタックル、その後剣で相手の頭を狙うが盾で守られる、バックステップし炎をイメージ
相手は盾を構え突進してくる、火炎を発動、ダメージは軽減されているか確実に利いているはずだ、跳躍して相手を飛び越える後ろを向き相手の首に突き
相手はしゃがんで回避そして振り向きざまに剣を振るう、自分の手を狙っている、自分の片腕が切断される、両腕が使えない
そして相手は自分の首を切り落とした

11-ナナシ
真っ白な世界だ、そこに一人の少女がたたずむ
「ナナシさん、聞こえますか、ナナシさん」
聞こえている、相手が話す前に答える
「俺は死んだんだろ、それでまた生き返る、命は15こあるんだろ?」
「そのとおりです」
「どうか、負けないでください」
次の瞬間周りの白い世界が晴れたリーリルの街だ、時間は多分日付けが変わるころだろう
とりあえずは薬を買うことにした薬を使い切ってしまった
雑貨店だと思ったとこは病院らしき場所だった、しかし何かの薬が置いてある、聞いてみることにしよう
「どんな病も治す万能薬のげルークス薬、どんな傷だってなおるよ」
買っておいても損はないようだがとても高い、しかし金はある、もしものために一本買っておいてもいいだろう
その後癒しの水を買い、再び砦に行くことにした、もう誰もいないかもしれない、なるべく殺さないようにしたが、多分かなりの兵を殺しただろうし、隊長らしき人物は旅にでるらしい
そのうえ腕利きの奴はしばらく戦えないだろう
砦に着くと腕利きの奴が手に包帯を巻いて撤退の指示をしているようだ、さすがに短時間では撤退はできないか遠くで見ていると見つかった、相手は驚いているようだ、殺した人間が生きているのだ、片腕でも反撃してくる奴だ、こいつだけは殺しておく必要があるかもしれないだが、数が多い
相手は突撃してきた、危険だと判断したのだろうか、それとも確認しにきたのだろうか、よくよく考えると剣を持っていない右に回避、、炎をイメージ、相手はそれを察知したのか近くの木に隠れる、同じ人間だと確信できただろう
「総員撤退、準備はいい、全部おいていけ、逃げろ」
そういうとそいつは砦の中に入る隠し通路でもあるのだろうか、相手は急いでいたのだろう、何かを落としたようだ
砦の鍵だ、つかえるものをかっぱらっておこう
ショートソードを3本ロングソードを一本、癒しの水をもらっておく事にした、ショートソードは投げるためだ
牢屋に人が捕らえられているのを思い出す
牢屋には鎧を着たおっさんが捕らえられている
「ん・・・?誰だ」
「助けに・・・来てくれたのか・・・?」
「俺はエージスってもんだ、魔王を倒すたびの途中だったのだが・・・」
サーショの街で話に出てきた人物だろうか?
「体が重くて動けねぇ、俺をリーリルまで運んではくれねぇか」
めんどくさいが運ぶことにしよう、俺は敵の命なら平気で殺せるが、目の前で敵でもないのに死のうとしている奴をほっとけるような人間じゃない
「あぁ・・助かるぜ」
「たしか・・・リーリルに医者が居たはずだ・・・そこまで運んでくれ」
俺が薬をかったとこだろういくことにした
「まさかこんな夜中に急患とはね・・・」
「とにかくその人はうちで引き取るよ」
先ほど薬を買ったところであっていたようだ
「それにしても・・・たった一人で砦を落とすなんて・・・」
落としたとは言わない・・・あれは俺の負けだ
「僕にはとても信じられないな」
信じる信じないは勝ってだ
「とりあえずそこの人をベッドまで運ぼう」
ベッドまで運ぶと早速診断した
「毒の進行がひどいな。うちの薬を全部投与してもなおるかどうか・・・」
さっきかった薬のことだろう、万病の薬じゃないようだ売り文句は何処に消えた
「たぶんどう処置しても進行をとめるのが精一杯だとおもうよ」
「こんなときに賢者のサリムさんがいてくれればなぁ」
「とりあえず薬をうって安静にすることにしか僕にはできない」
「治せそうな方法さがしておくから、君も何かを見つけたら教えてほしい」
毒をもったトカゲ人ならわかるだろうが、きっと自分には無理だろう、自分にはやることがある
時刻は、もうすでに、二日目に入り、深夜だ、とりあえず、寝ることにした

12-ナナシ
二日目朝6時起床、テンションの高い爺さんに襲われた
「聞いたぞ!おぬし、たった一人でトカゲどもの砦を落としたそうじゃないか」
作られたからだの強さだ偽者の強さでしかない
「おぬしはどうも近頃の若者のようなたるんだものではなさそうじゃな!」
うざい
「ということで、わしの家にあるもの全部おぬしにくれてやるぞ」
ありがたいことだ
薬と鍵やはりたいしたものはないが鍵は特別せいのようだ
とりあえず町を出ると焚き火が見えたそちらにいくことにする
旅人のようだ、アーサというらしい
「世界一周の旅を目指しているんだ、そちらさんは」
「適当に旅をしている、今日はとりあえずここから近い村に行く」
適当に答えた、たいした情報を得られそうにないからだ
意味のない会話だ、情報は何も得られないとりあえず進むことにする
自分は昨日あった少女のことを思い出す、彼女は情報源になりうる親しくしておくべきだ、とりあえず今日はあの村に行くことにしよう
とりあえずリーリルの街からずっと東らしき方向にすすんでいくと建物が見えた
あかない、鍵穴がないあけようがない
「先ほどの鍵を使ってみたらどうですか?」
スケイルは言う
「鍵も扉もにたような感じなのであくかもしれません」
「鍵穴がない」そういいながら鍵を取り出すと不思議なことに鍵がドアにめり込んだ
開いた、中に入る
たいしたものはないと思われた、日誌と地図、日誌のほうは開かない親愛なるわが子孫たちへと書いてある地図のほうは洞窟の地図のようだ
バーン暦450年と書いてあるメモをみつけた、それによると魔王を倒したものの家か別荘らしい

13-スケイル
ナナシ様が挨拶をすると
「あ、その声はナナシお兄さん」挨拶をすると声で分かったのだろうウリユさんが返事をする
「あの今日もお話してくれるの?」
「あぁ」
情報を得るためだとナナシ様は言っていたが話しているときはなんだか少し楽しそうだった
戦っていた上に一度死んだのだストレスもたまる
腕を切ったトカゲ人にとどめをさしたとき等自分が思っていた理想の人間とは程遠い存在だと思っていた
ただすこしマイナス思考なだけで優しい人なんだと思えた
人間をすこしうらやましかった

14-ナナシ
サーショの街につくとこの前助けた少女らしき人物が出て行くのが見えた、また森に入るのだろうか行ってみることにする
森で薬草らしきものをとっている少女にであう
「あ・・・あなたはナナシさんですよね?」
「あの時は、どうもありがとうございました」
自分は首を縦に振る
「私の名前、まだ言ってませんでしたよね?」
「私の名前はシズナといいます・・・」
自分は質問をする一番気になっていたことだ
「なぜ、ここで草をとったりしているんだ?」
単刀直入に言うたとえ言いにくいことでも、俺は単刀直入に言う、そういう奴だ
「あ・・・弟が病気でここにある草が病気の進行をとめられるのです、本当はリーリルの街で薬を買えばすぐ治るのですが、薬がとても高くて・・・・」
自分が買った薬のことだろうか?
「・・・」
薬草を取り終えたのだろう立ち上がった
「あの・・私はこれで帰りますので・・・」
そう言ってお辞儀をして自分に背を向けて歩いていく、ただその背中が悲しげだった。弟のことが心配なのだろう、女一人で暮らしているのと同じだろう苦労しているはずだ
その悲しげな背中にむかってつい声をかけた「おい」
シズナは自分の方を向く
リーリルで買った薬をシズナに向かって投げる、シズナはそれを受け止める
「あ・・・あの」
「ありがとうございます」
そうシズナは言う
「じゃあ、俺は用があるから」そういってシズナが行こうとしている方向とは別のほうへ歩いていった
どうやら自分は自分が考えているよりずっと人がいいらしい、自分でもこのような行為をするとは思わなかった

15-ナナシ
時刻は午後五時過ぎといったとこだろう、まだ二日目だ余裕はある
せっかく洞窟の地図を手に入れたのだ行ってみる事にする、役立つものがあればいい
ムーの村につく、意外と時間がかかった今日は寝ることにする
別に寝なくてもなんとかなるらしいが、そのほうが気分がいい、それに精神的に一度寝たほうがとても楽になる
三日目六時起床、予定通り洞窟に行くことにする
『ここは理力を封じし洞窟 剣の力を持たぬもの立ち入るべからず』
ようするに理力を使えないということだろう
奥に行くことにする、地図には明らかに不自然な部屋みたいなもののある洞窟が書かれてある、そして赤い点、まず赤い点のほうに行ってみる事にする
地面に何かうまっている、掘り出してみると武器があった爪のようだ、何か特別な力でもあるのだろうか、一度使ってみることにする
次は明らか不自然にできている部屋のような場所に行く、中央に光球が浮かんでいる、近づくと蜘蛛が道をふさいでいる
ショートソードを投擲して先制、刺さり敵にダメージ、先ほどの爪で切りかかる、炎が吹き出た、蜘蛛は燃えていく
おどろいた、爪から炎が出た、しかも至近距離でやったのだ、自分も熱い、使用法ぐらい書いてほしいものだ
光球を触りに行く、光球は消えた、意味が分からない、だがとりあえずすべての部屋に行くことにする
光球は次の部屋にもあり、そしてまた蜘蛛が道をふさいでいる、そういう仕組みなのだろう、すべて触れば何かあるのだろうか
五つ目の光球に触れる、ガチャリとどこかで音がする、通れなかった場所が一箇所だけあったはずだ、大方それが通れるようになったということだろう
扉のあった場所を奥にすすむ、7匹の蜘蛛が道をふさいでいた
まずショートソードを投擲し先制、一匹に2本なげる、蜘蛛の胴体に2本とも命中、残り6
蜘蛛が2匹近づいてきた、意外と動きが早い、ゴキブリのようだ、ショートソードを一匹に投擲、足を2本持っていった、それで一旦動きを止めるがまだ、近づいてくる
もう一匹は目の前にきていた、爪を振るい炎を出す、蜘蛛は燃えていく、残り5
その間にもう一匹が来ていた噛み付かれる、想像以上に攻撃力が高い右足に激痛
背中に背負っていたロングソードを抜刀、そのままの勢いで蜘蛛を上から突き刺す、残り4
3匹の蜘蛛が近づいてくる、一匹は洞窟の上に張り付き、あとの2匹は左右の壁に張り付いている、上のいる蜘蛛に向かって爪を振るう、蜘蛛は炎をくらい、燃える、残り3
別の蜘蛛が洞窟の側面などに張り付かず普通に近づいてくる、側面に張り付いている蜘蛛よりは遠い、後でいい
左の蜘蛛が先に飛び掛ってくる、それをロングソードで突き刺す、口の中を突き刺した、それで蜘蛛は絶命、残り2
その間にもう一匹が飛び掛ってくる、自分は倒される、蜘蛛が自分の上にのしかかっている状態、かなり不利
蜘蛛が口を開き、自分の顔にに噛み付こうとするそれに対し自分の腕で蜘蛛の口に突っ込み中の内臓らしきものを引き抜く、蜘蛛はのた打ち回る、その間に立ち上がる
もう一匹の蜘蛛が近づいてくるのに対し爪を振るい炎をだす、蜘蛛は燃える、残り1
のたうち回る蜘蛛に対し爪を振るい炎を出す、蜘蛛は燃える、残り0
洞窟を進むと鍵があった、これを守っていたのだろうか?
洞窟の最奥には、我は封印の源なりと書いてある石盤に鍵穴、何をやるかは明白だが、大して意味は無いように感じられた。
洞窟を出ることにする。
時刻はもう、遅い時間だ、傷を受けているので今日はもう寝ることにした

16-ナナシ
三日目朝六時起床リーリルに行くことにする、一度薬を渡したのだ最後まで面倒を見たい、もう、来訪には遅い時間だ、それでも行くことにする
歩いていくとアーサにあった。たいした情報は得られないだろう、挨拶をしてリーリルに行く、薬を買い、サーショに行く
シズナに会い薬を渡す、シズナは申し訳なさそうにして答える
「ありがとうございます」
とりあえず、病気がよくなることを願うだけだった
シズナの弟の様子をみる、眠っているだけでそれほど調子が悪いようには見えない、たぶん、もうすぐ治るだろう
サーショの街を出ようとする、時刻は午前10時ごろだろう

17-ナナシ
とりあえず行ってない場所に行くことにする、せっかく泳げるのだ、いくのは湖周辺、何かあるかもしれない
水中に建物が見えた、まさか建物があるとは思わなかった、奥に進む
杖がある・・・
我は母なる海の杖・・・
杖が声をかけてくる
「世界に表れし最初の魔王を封印した器なり」
「始源の一角獣より生まれし子よ、わが力を欲するか?」
力を得られるというのなら自分は迷い無く答える
「あぁ」
白い竜が現れる、戦えということだろう、ショートソードを投擲、相手に刺さる、それにかまわず相手は突撃してくる、噛み付き、右に回避
ロングソードを抜刀、そのままの勢いできりつける、傷が浅い、意外と硬い、相手は尻尾を振り回す、自分の頭に命中、頭から血が出る、一瞬意識が飛ぶ
そして再び相手が噛み付いてくる、よけきれない左腕に激痛、噛み付かれている相手にロングソードで相手の首を攻撃、相手は、噛み付きを解く、その間に炎をイメージ、火炎
相手にダメージ、しかし水中、いつもより威力が低い、再び相手は噛み付いてくる、右手を突き出し、ロングソードを相手の口の中にぶち込む、相手はのた打ち回る、のた打ち回る獣等に近づくのは危険だ、爪を装着
のた打ち回る間に相手を燃やす、しかし、一撃食らった時点で相手は反撃に移る、尻尾で攻撃、腹に激痛、胃の中に入っていたものをすべて吐き出す
その間に相手はさらに尻尾で攻撃、自分は吹き飛ばされる
相手は近づいてくる、それに対し、ショートソードを投擲、ロングソードは口の中にまだあるのを確認、狙うは尾
尾にショートソードが刺さり相手がひるむ一気に近づき刺さっているロングソードをさらに奥に押し込む、相手の口が裂ける、さらに押し込み、中身をぐしゃぐしゃにする
相手は裂けた口から、血や内臓らしき何かを口から出し倒れこむ、相手を倒した
「封印は解かれた・・・」
「さぁ、我を手に取るがいい」
「・・・」
スケイルは言う「地下のほうから何か力を感じましたよナナシ様」
下に行くのは意外と手間取った、かなり入り組んでいたのだ、階段があり、そこから下に行く、そうすると光球があった
「そこにいるのは誰だ・・・」
「我は白い首長竜の・・・お前たちが『魔王』と呼ぶものだ・・・上で戦ったのなら分かるだろう・・・」
「だが、今はもはや精神だけの身」
「あの一角獣の人間に封印されてもう、500年になるのか」
「・・・」
「私が神に作られたとき、神はこう思っていた」
「人間は残虐で憎むべき存在だ、我ら竜人だけの平和な世界を作りたいと・・・」
「だが・・・500年も世界を見続けて分かったことがある」
「人間は神が思っているほど残虐ではないし、優しさや思いやりを持っていることだ」
「人間や竜人も姿かたちが違うだけでほとんど変わらんのだ」
「今目の前にいる人間よ・・・」
「我らの神は力を使い人間を完全に消そうとしている」
「しかし・・・私にはそれが正しいとは思えん」
「だが、正そうにも私には何も力は残っていない」
「そこで鱗類のものよ」
「同じ竜のよしみ、ひとつだけ願いをかなえてやろう」
「その代わり我らの神とであったのならその暴挙を止めてほしいのだ」
「我の望みだただ・・・それだけだ」
「さぁ・・・そなたの願いをひとつ言うがよい」
「願い・・・ですか」
「どんな願いをかなえてもらいましょうか・・・」
自分は言う「自分で考えろ、そいつはお前の願いをかなえると言っているんだ」
「しかし・・・」
「では、ナナシ様に役に立つ願いを・・・」
「それはできぬ」、「それはお前の願いじゃない」初代魔王と同時に言った
「そもそも、それは私をここに封印したあの物が下した命令に従っているだけだろう」
「たしかに、ナナシ様を手伝うようにリクレール様に言われましたけど、でも・・・」
「もしそなたがリクレールに言われなければどのような望みをもつのだ?」
「心に思い浮かべるのだ、その願いを」
「え、えっとそれでは・・・」
スケイルは何かを思い浮かべたようだ
「本当にその願いでいいのか?」
「はい、いいですか?」
「好まぬ望みだが・・・まあ、いい」
「その願い、そなたが心から望むのであればかなえてやろう」
「これが私の最後の力だ・・・存分に使え」
「・・・」
「さらばだ、人間と鱗類のものよ」
「・・・」
目の前に知らない女が立っている、代わりにスケイルが居なくなっている、魔王は好まぬといっていた、導く答えはひとつだ
「あの・・わかりますか?」
「ああ」
「やっぱり・・・わかります?」
「私がスケイルです」
変わった願いをもったものだ、いや、今まで実態を持たずに自分以外の人間と交友をとれずにいたのだ、当然といえば当然か
「えーと・・・」
「私はずっと人間のようになりたいと思っていたんです・・・それに」
「それに、これならナナシ様のお手伝いをできますし・・・ね」
「だから、改めてよろしくお願いします」
「あぁ、これからも・・・」
とりあえず、神殿から出ることにしよう、かなり時間を食ってしまった、まだやることはまだあるのだ

18−ナナシ
今日も、ウリユと話をすることにする、たいしたことは話していない、いつかは自分に役に立つ予言をしてくれうだろうか
とりあえずいつもどおり話をする、たいした話じゃない、ただ、自分の旅の話は全部話すのは気が引ける、敵を殺すところなどはかなりやわらかくしていった
しかし、口下手だ、説明不足、かなりなさけない、しかしスケイルがいるおかげでかなり会話がすすんだとはいっても今まであまり人と話したことが無いのだろう、口下手だ、会話はグダグダだ
話しているうちに時刻はもう午後に差し掛かるころだ、そろそろここをあとにする

19ーナナシ
とりあえずどうするか、リーリルに街にいくことにする
リーリルにいくと旅人らしき人物が自分の横を通り過ぎていく、そして自分が薬を買っていた病院に入っていた
そのとき、なかなか愉快な声が聞こえた、いっぱい浮気してきちゃったとか、その後の叫び声だとか、漫談をくり広げているようだ
とりあえず、中に入る、助けたおっさんの様子をみるためだ、そこにいくとさっきの旅人らしき人物、さきほどの漫談からするとたぶん、医者の妻だろう
「入院患者のお見舞いかなにかですか?」
「ああ」
「あなたのお名前は?」
ナナシと答える
「スケイルといいます」
「私の名前はイシュテナといいます」
「初対面みたいね・・・私の名前はイシュテナといいます・・・」
「あなたは、賢者サリムにあったことはある?」
「あなたは賢者サリムに会ったことはあります?」
「いや」自分は答える
イシュテナは話し続ける
「もしかしたら、サリムという名前を聞いてないのかもしれません」
「わたしと同じ髪の色をした老人なんです、それらしき人をみたことありません?」
スケイルが答える「ナナシ様はまだ、サリムという人にはあったことがありません、そうですよね?」
「そう・・・」イシュテナは残念そうだ
「女の子ずれの旅人で女の子に様と呼ばれる・・・・」
何を考えているのだろうか
「それにしてもあなた、何か強い力を感じるわ」
トーテム能力者というのが分かるのだろうか?
「なんていえばいいのか分からないけど不思議な強さというか威圧感というか・・・」
「それはきっとナナシ様がトーテムを宿しているからですよ」スケイルが説明する
「え?」驚いているようだ
「それじゃあ、あなた達も力の持ち主なのね」
「実は私もトーテムを持っているみたいなの」
「・・・」
「いつか、あなたの力を借りたいと思うときがくるかもしれないから、そのときはよければ力を貸してくれると嬉しいわ」
自分はサリムの日記を取り出し手渡す
「これは!?おじいさまの本」
「こんなもの・・・いったいどこで・・・」
「とにかく・・・届けてくれてありがとう、お礼を言うわ」
「・・・とりあえず、よんでみるわね」
「バーン暦495年」イシュテナは読み上げる
「おじいさまが最後にリーリルを出たのは494年だからその一年後みたいね・・・」
イシュテナは読み上げていくが途中で声が止まる
賢者が魔王になりつつあるらしい、さらに親玉がいることもわかった
「そんな・・・」
「どうしたら・・・」
イシュテナは驚いている、だいたいの事情はわかった
「おじいさまは封印の神殿にいるらしいわ・・・・」
「これから対策を考えないと・・・」
「あなたはこれからどうするの?」
イシュテナが話しかけてくる
自分は言う「俺はこれからおきる災いを止めるだけだ」
「災い?」
「それが何かはわからない、だがトカゲ人が戦わずに人間を消すといっていた」
「・・・」
「それをとめるだけだ、その情報を得るために魔王に聞くだけだ」
「じゃあ、そのうちおじいさまに会いに行くかもしれないと・・・」
そういうことになると気づく
「しばらくはスケイルと二人で動く、それだけだ」
その後は行っていない場所に行くことにした、島の全体を把握するためだ、それだけで今日はつぶれてしまった
サーショに宿をとり寝ることぎにした

20-ナナシ
四日目朝六時起床、シズナの家にいくことにする
「あ・・・ナナシさん」シズナの家にはいると話しかけられた
昨日まで眠っていた少年が回復したようだ、椅子に座っている
「あの・・・弟のシンが歩けるまでに回復したんです」
「全部、ナナシさんのおかげです」
あの薬はよほどの効果だったのだろう、二度投与しただけで病気が治ったのだ
「本当に・・・本当に・・・ありがとうございました」
「あの・・・今はちゃんとしたお礼はできませんが・・・」
「せめて・・・これを受け取ってください」
そいって渡されたものはつきの形をしたものだった、材質はなんなのだろうか
「私達が幼いころ、占い師のおばさんに渡されたものなんです」
「もし、あなたたち姉弟達を救う人が現れたら、その人にわたしなさいといわれて・・・」
「このつきの聖印は持ってるものに幸せをもたらす印なのだそうです」
「ナナシさんには価値の無いものかも知れないけど」
「でも、わたしの気持ちだとおもってどうぞ受け取ってください」
「もう・・・何度言ってもいい足りないけれど、本当にありがとうございました」
「ありがとう」じぶんはそう言ってうけとる
「あの、そちらの方は?」
スケイルを見て言う
「スケイルといいます、ナナシ様の従者みたいなものです」
そう、スケイルは言う
自分は「行くぞ」といって出て行く
「また今度」とシズナに言って家を出て行く
何よりも気になることがあった、いつか救ってくれる人に渡せ、まるで自分が救うのを予知していたように、占い師のおばあさんというのを探しに行くことにする

21-ナナシ
ばあさんは分かりにくいところに居た、無駄に時間を食った
自分は話かける
「ばあさん、シズナという人物にこれを渡したのはあんたか?」
そういってつきの聖印を見せる
「そうだよ」
「まるで、俺が来るのが分かっているようだったな」
「・・・」ばあさんは黙る
「ここの近くの森に一箇所空き地がある、そこに隠れ里があるんだよ・・・」
「おい、ばあさん」このばあさんは何を言っているのだろうか
「いいから、そこに来てみなさい」
「だれにも言うんじゃないよ」
その後言われた場所に行くと階段があった、そこに入ると話しかけられた
「ちゃんと来たようだね」先ほどのばあさんだ、いつの間に先回りしたのだろう
「じゃあ、自己紹介でもしようかね・・・」
「あたしのなまえはオーバ、元の名前はもう捨てたよ・・・」
「そして、ここは禁術を研究する外法物のつどう里」
「純粋に戦うためだけど理力を研究する場所さ」
「あんあたなら私達のつくった理力を使えそうだからね・・・」
自分は言う「そんなことよりあんたは何者だ」
「さっき言ったとおりだよ・・・あんたがシズナ達を助けるのを知っていたわけじゃない」
絶対嘘だとおもった、しかし追求しても言わないだろう
「あたしは奥の部屋にいるからね・・・」
そういえって、オーバは奥に言った
「とりあえず、どのような理力があるか見てみませんか?」
スケイルは言う、そのとおりにすることにしよう
隠れ里の中を一通り見て回り、その後理力を購入、衝撃という理力だ

22-アーサ
俺は旅をしている、本当は王子だなんて内緒だ
今日はムーの村についた、すると不思議なことに救世主だとか言うのが現れた

23-ナナシ
ウリユのとこに行くことにする
シイルにつくとウリユの母親が街頭?演説をしていた
「街に皆さんに集まっていただいたのは他でもありません、娘の予言の話です」
なにかあったのだろうか
「いいですか、落ち着いてよく聞いてください」
「さっき家の娘が予言したことなんですが・・・」
「今日、日が変わるころ大勢の魔物が現れてこの村の全員が命をおとすのを見たそうです」
「魔物がやってくるだけでなく皆さんが無くなる光景をみたそうです」
ここの村人が全員死ぬのか・・・?
ウリユの母親に話しかける
「どういうことですか」自分は言う
「あ、ナナシさん・・・」
「先ほど行ったとおりのことです・・・」
自分はウリユの元に走っていった
「ナナシお兄さん・・・」
「もう聞いた?私が予知したこと・・・」
「私の予知、どうやっても結果が変わらないと前にも行ったよね?」
「死ぬって予知しちゃったからどうやっても、みんな死んじゃうの」
「だから・・・今日でもうお別れ・・・」
「今日までお話してくれてありがとう」
「わたしとても嬉しかったよ・・・」
「ありがとう、ナナシお兄さん」
そういってウリユは微笑む、すべてをあきらめているのだろうか
自分は言う「問題ない」
「え?」
「俺は予知できないのなら俺が行動した結果は予知できない、未来を変えられるはずだ」
そういってウリユの家から出て行く
そういって、村の前で待ち続けた

24-ナナシ
0時になった、トカゲ人が6匹と大きなトカゲ人が一匹、魔王ということだろう
近づいてくる
「たった二人で何かができるのか?」
「行け」魔王はそういってトカゲ人を行かせる
近づいてきたところでショートソードを2本投擲、前に居た2匹の頭に突き刺さる
相手はいきなりのことで驚いている
一気に接近する、至近距離に行きトカゲ人の首を切断血が飛び散る、残り2匹
スケイルが雷光を放ったようだ、残りの2匹がひるんでいる
自分は一匹に飛び掛り頭にロングソードを突き刺す
もう一匹はスケイルが殺ったようだ
「ほう・・・」魔王がしゃべり始める
「そうか、思い出したぞ・・・」
「我らの砦を落としたのは貴様だな・・・」
「だが、その命運もここで終わりだ」
「愚かな人間どもよ・・・」
「絶望と己の無力をしりながら死ぬがいい」
魔王が手をかざす、その手から雷光を放つ
理力はイメージの問題だ、手から放つのを魔王がイメージしているのだろう
自分はそれを右によける、そしてショートソードを投擲、ショートソードが魔王に届く前にはじかれた
物理攻撃はきかないのか?
スケイルが雷光を放つ、魔王が少しひるむ、理力はきくようだ
自分は、ダメージをくらう魔王をイメージ、衝撃を発動
それに気づいたのか魔王は防御する
魔王は自分にとびかかり攻撃、とっさに両腕で防ぐが吹き飛ばされる
その間にスケイルが再び雷光
魔王はスケイルのほうを向く
「小癪な」魔王はそういって雷光を放つ、スケイルが吹き飛ばされる
自分は立ち上がり爪を装着、魔王に炎をくらわせる
魔王にダメージ、たいした傷は与えられていない、魔王は一気に距離をつめる、自分は蹴り飛ばされる
自分は倒れこみ、その間に魔王が追い討ちをかけようと接近、両足首をを切断される
「報告は受けている・・・」魔王は言う
「殺されても生き返ったそうだな・・・」
そういって魔王は自分の両腕をもち引きちぎる
想像を絶する痛み、声が出ない
そうして魔王は元は先ほどまで自分についていた腕を拾い上げる、そして炎の出る爪をひろう
それを振るい自分の傷口、両腕両足を焼く、最後に口を焼く
「ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ン゙ーーー」自分は声にならない声で叫ぶ
「これで死ねまい」
魔王は自分を投げる
「そこで見ていろ」そういって村のほうに行く
吹き飛ばされたスケイルが立ち上がり雷光を放つ
「まだ、生きていたか・・・」
そういってスケイルを爪で引き裂く
自分は痛みで苦しみもがく

25-魔王
人間二人は自分の部下を簡単に殺してしまった、脅威になるかと思えば想像以下の実力だった
便利なものを持っていたものだ、無限に火炎を出せる、自分の腕には合わないので持って使うしかないが
人間の村に入っていく、目標は予知の能力をもった白い髪の娘、視力がないらしい
まっすぐと村に入っていく、固まっていた人々が逃げていく、雷光を放つ、集まっていた人間のほとんどが吹き飛ぶ、やはり人間はもろい
近くにあった人間の住処に波動を放つ、簡単に吹き飛ぶ、歩みを進める
一人の人間があきらめたような顔をして呆然と立ち尽くしている
「予知能力をもった娘がいるはずだ、何処にいる」自分は聞く、すべてを殺してもいいのだが逃げられる可能性がある、予知能力があるのだ、先に殺すべきだ
相手の人間は返事もしない、放心している様だ、使い物にならない自分の腕で人間を引き裂きく
一人の人間が二人の人間を守るように立っている、いや盾にされているのか、その人間を引き裂く、後ろの一人が悲鳴を上げる女だろうか?人間のことはわからない
もう一人の人物、老人だろうかその人物がふるえる声で言う
「ウリユなら向こうの家に居ますから、おねがいです、助けてください」そういって人間の住処のひとつを指差す
指の指されたほうの家に移動する、今の人間は後で殺せばいい
家の前に一人の人間が立っている、白い髪だしかし、目は見えているようだ目標じゃない
白い髪の人間はあきらめているようだ、何もしてこない、何も言わない
雷光を放ち家ごと吹き飛ばす
吹き飛ばした後の家から別の人間が這い出てくる
「お母さん、お母さん」そういいながら這い出てくる
目は見えていない、白い髪、彼女が目標のようだ

26-ナナシ
痛みでもがく、死ぬに死ねない何もできない
自分は何をしているのだろうか、痛みでもがき続ける、死んだほうがましな痛み、誰か殺してほしいと願う
自分は何をしているだろう、少女を助けようとしたのだ思い出し、足のない脚で立つ
「ン゙ン゙ン゙ン゙ーーー」叫ぶ、そしてひざをつく
スケイルは血を流し倒れている
自分は歩くのをあきらめ芋虫のように這う、魔王が見えてくる、人を引き裂いている
自分はイメージする吹き飛ばされる魔王を、痛みで集中できない、イメージできない
自分の痛み、イメージしなくてもいい、今激痛を味わっているのだ、それを魔王がくらうことをイメージ、衝撃を放つ
魔王にあたる、魔王がひるむ、魔王にかなりのダメージを与えたようだ
自分の味わっている痛みと同じ威力、それをくらい魔王がよろめいている
魔王は翼を広げ飛んでいく逃げたようだ、魔王は逃げていく、もう、大丈夫だろうトカゲ人をすべて倒し魔王を撃退したのだ
もうこの体は使えない、自分が死ぬところをイメージ、衝撃を放つ、やっと痛みから解放される

27-ウリユ
何が起こったのかはよくわからない、目が見えないからだ、家が壊されたのはわかる、不安になって叫ぶ
「お母さん、お母さん」
聞こえたのは何か大きなものが近づいてくる足音
あぁ、きっとこの魔物にお母さんやみんなは殺されてしまったのだろう
「お前が、予知能力を持った娘だな・・・逃げなかったということは死ぬのが分かっていたということだな」
そういって近づいてくる、ナナシお兄さんはきっとこの魔物に殺されてしまったのだろう
突然大きな音がする、バンといった感じの音だ
「ぬぉ」
先ほどの魔物の声だ、今のはナナシお兄さんなのだろうか
「人間め・・・まだ抵抗を・・・」
そのあと魔物の足音らしいものが響く
「クソ」
先ほどの魔物の声だ、今の足音は体勢を崩した音だろうか
バサァっと音がする、つぎに飛んでいくような音、逃げたのだろうか、ナナシお兄さんのおかげで村は救われたのだろうか、しかしナナシお兄さんの声は聞こえてこない
まだ抵抗をと魔物は言っていたナナシお兄さんはそれが最後の一撃で死んでいるのだろうか、いや逃げたということはきっとまだナナシお兄さんは生きているのだろう、気絶でもしているのだろうか
足音が聞こえてくる、私に向かっているようだ
「ナナシお兄さん?」自分はついそう言ってしまう
「あんたのせいで・・・」怒気を含んだ声、冷酷な声、女の人の声、予言を聴きに来る人の声、わたしのせい・・・?
あの魔物は私を狙っていた、私のせいでこの村が襲われた、人が死んだそれを彼女は怒っている
突然顔に痛みが襲う、蹴られたのだろうか、痛い
「あんたのせいで」もう一度声がする、頭に痛み、とても硬いもので殴られた石だろうか
「お前のせいで」誰か別の人の声がする、男の人の声だ
腰に痛み、踏みつけられたようだ
「おい、やめろ」別の人の声がする
そのあと、人が人を殴るときの音
「こいつのせいで人が死んだんだぞ、こちうのせいで」
そういって人が殴られる音、2発、3発、人が倒れる音
「お前のせいで」さっきと同じ声だ、とめられなかったのだろう、こんどは腕を踏まれる、激痛
「痛い・・・痛いよぉ」自分の声だ、自分は無意識のうちに声を出している
そしてまた、蹴られ、踏まれ、殴られる、2、3人の人だろうか
意識が飛ぶ、痛みで意識が戻る、苦痛その繰り返し
そのとき声がする、私を蹴っている人じゃない
「知っているか?こいつの母親体を売ってたんだぜ、そんな母親から生まれた人間が預言者とか言われて崇拝されてたんだぜ」
お母さんが・・・?そいつがそういった瞬間一旦みんなが私を殴るのをやめる、しかしまだ全身が痛む
「嘘だ・・・」私は言う、しかしあまり声が出ない、歯が数本折れているのだろうか
「本当さ・・・現に俺は買った」
嘘だ・・・そう願いたい、でも、薬の売り上げだけで暮らせていけてないのだはないか、そう考えているときがあった・・・でも
「そんなことはどうでもいい、こいつのせいで人が友人がしんだんだ」最初の女の人の声だ、その声と同時に私が蹴られる
全身の痛みで分からなかったが私を殴っていた人たちは3人だ、他の人たちは?
まわりがざわざわしている・・・誰も助けてくれずに見ていただけなのか、みんな私に恨みを持っているのだろうか?
傍観しているということはきっと、私を助ける価値がないと考えているのだろう、簡単だきっとまた私がいればまた攻め込まれるのだ
助けたらきっとまた攻め込まれるそう思っているのだろう、だから助けない、さっきお母さんを買ったといった人は何を考えているのだろう
「ここら辺で体を売ってくれたのはそいつの母親ぐらいだったんだよ、あとで殺してもいいからさ母親の変わりに最後に楽しませてくれよ」
この人は何を考えているのだろう、いま何といったのだろうか?
「あんたのせいで何人も死んだんだ、あんた一人の命だけじゃ足りないんだ、最後に男一人楽しませるぐらいやんなよ」私を殴っていた女の人の声
きっと私にいくらでも苦痛を与えることを考えていたのだろう、殺すならすでに死んでいるはずだ、先ほどから腕などを蹴られていたのだ
「そんなことは、どうでもいい、さっさと・・・」
一人がやめさせようとする、しかし後の言葉が出ない、周りで見ている人たちは悪い人達じゃない、現に先ほどから人が泣いている、嗚咽がきこえる
殺せとは、言えない
「あんたは恨んでないのかい?また村が襲われても言いのかい?」お母さんを買っていたという人の声
止めようとした人は黙っているようだった
足音が聞こえる遠ざかる足音、周りの人々が遠ざかっていく
いや・・・やめて・・・私にそんなことさせないで・・・・
ビリッと服が引き裂かれる音、全身が外気にさらされる感覚
ダメ・・・・やめて・・・


28-ナナシ
五日目の朝、まだ暗くみんなが寝静まっている時間自分は復活した
「あの・・・ナナシ様」
スケイルの声だ
「自分は言うきっと大丈夫だ、俺が最後に攻撃を加えた最後に魔王が逃げていくのが見えた」
「そうですか・・・」
スケイルは安心したようだ
「二度とあそこには行かない、行けない自分はあのとき死んだと思われている、いや、実際死んだのか」
「はい・・・」
スケイルは残念そうだったが村を見せたくなかった、村の住民のほとんどは死んでいるだろう、ウリユは魔王に引き裂かれる前だったきっと生きている
「今日はもう疲れた・・・宿を取ってしばらく眠ろう」
そう言って宿をとり眠った

27-ナナシ
起きたころには午後だった五日目だ、まだやることはある
ムーの村の近くの洞窟には行ったがムーの村自体はあまり探索していない、行くことにする
ムーの村の近くに孤島をみつける、孤島の方を見渡そうとして島の端までいくと、月の聖印がひかり透明な橋ができた、そういう仕組みなのだろう、あのばあさんは何者なのだろうか
奥に行くと建物がある、そこには剣が一本
「我は聖なる月の剣」、剣から声が聞こえる
「トーテムに導かれし者よ、汝は力を欲するか?」
答えは簡単だ「あぁ」と答える
「ならば我を持つにふさわしき力を示すがよい」
そう剣は声を発すると剣から何かが現れた、顔は犬か狼のようだが、その下は毛で覆われていて、末端はぼやけて見える
敵は噛み付いてくる、右に回避
その隙にスケイルが雷光を放つ、敵にダメージ
敵はスケイルのほうに襲い掛かる、自分はそれに切りかかる
スケイルは敵の体当たりを防御、自分は敵の側面を切りつける
敵は自分の肩に噛み付いてくる、魔王を攻撃したときの衝撃をイメージ、衝撃を放つ
敵は吹き飛ばされる、かなりのダメージを受けているはずだ
それでも敵は自分に向かい襲い掛かってくる
自分はそれを蹴り上げる、そのときにスケイルが雷光
敵は吹き飛び倒れこむ、敵は消失する
「いいだろう、その力みとめよう」
自分は聖なる月の剣を手に取る

28-ナナシ
五日目は周辺の探索をした、誰も居ないぼろぼろの家を見つけたがそれだけだった
今日はサーショに宿をとった、自分のいる場所からは遠いが宿をとったままのはずだ
その日の真夜中、スケイルが寝ているところを抜け出した、シイルの村がどうなっているか見ることだ、真夜中なら誰も気づかないだろう
暗い中シイルに移動する、シイルにつくとまず目に入ったのはぼろぼろの家、もともとは宿だったはずだ
奥に進んでいく、ウリユの家はボロボロになっていた、魔王はウリユは狙っていた様だった、ウリユは魔王に引き裂かれる前に自分が衝撃を放ったはずだ
ウリユの家に近づく、そこの近くに肌色と白の塊、白は人の髪の毛のようだ・・・
見てはいけない、そんな気がする、それでも自分は駆け出す、彼女は助けたはずだ、そう、ウリユじゃないきっと母親を助けられなかったのだろう
近くによる、服が破り捨てられている、死体だ、放置されている、顔は髪に隠れてよく見えない、ウリユの母親じゃない、髪の長さ、体系でわはかる
なぜ、彼女は死んでいる
声をかけられた「何をしているんだ」と
若い男の声、「お、お前は何で生きている、あのとき死んだはず」
自分は質問する「なぜ、彼女はここで死んでいる」
若い男は答える「そいつがいると、また魔物に襲われるからだ」
若い男の声が震えている、死んだはずの男が生きているのだ
「なぜ、彼女はこのような状態で死んでいる」自分は質問を続ける
若い男は震える声で答える
「そ・・・そいつの母親は体を売っていたんだ、死んだもんで、もう体を売る奴がいないもんで、母親の変わりにそいつをっていう奴が・・・」
自分は相手が言い終わる前に剣を引き抜き首をはねた
なぜ、そんなことをした、なぜ、誰も止めなかった、なぜ・・・
次の瞬間、自分はまだ、崩れていない家に衝撃を放つ
その音に気づいてかまだ崩れていない家から人が出てくる
飛び掛る、人の首をはねる
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ーーーー」
自分は叫ぶ意味も無く
自分は人に火炎を放ち、切りかかり、衝撃を放ち、蹴る
わけも分からずに殺し続けた

29-スケイル
真夜中に目が覚めた、ナナシ様がいないトイレにでも行っているのだろうか
探しても何処にもいない、まさかと思い動く、シイルに行く、簡単なことだばれないように様子を見に行こうとしたのだろう、自分も誘ってくれればいいのに
宿をでてシイルの街に移動している
人が剣で人を殺しているのを見える、他にも死体が転がっている、自分は走り出す
ナナシ様が人を殺している、とめようと叫ぶ
「ナナシ様」と
それに気づかずずっと人を殺し続ける
自分はかけより後ろから押さえつける
「ナナシ様何をしているんですか」と呼びかける、よくここまで冷静でいられるものだ
次の瞬間自分の足に痛み、そのときに手を離してしまう
そして激痛左肩から斜めに切り裂かれている、自分は倒れこむ
きっとこれは夢なのだろう、ナナシ様がこんなことをするはずがないのだ、自分もここまで冷静でいられるはずが無いのだ
あぁ、きっとまだ真夜中なのだ、きっとナナシ様がうなされている自分を起こしてくれるはずだ
さぁ、夢から開放されるために、早く起きないと・・・

29-アルバート
俺はどういうわけか知らない場所にいる、いや知らない島か、言葉や習慣何もかもが違う
どういうわけか旅人らしき人物が身振り手振りでいっしょに来ないかといっているようでそれについてきた、今は移動中で怪物みたいな生き物が出る場所を抜けた
身振り手振りでもうすぐ街、もしくは村があるということがわかった
自分はそれについていく
旅人が先に村に入ると何か驚いた様子だった
自分もその光景を見て絶句する
人が焼かれ切り殺され、四肢がぐしゃぐしゃになっているものもある
その中央に人が剣をもち膝をついている
旅人がそいつに駆け寄り話しかける、わけの分からない言葉だ、自分の知らない言葉
膝をつき動かない人間が動く、剣を握りなおしている
自分は走り旅人を突き飛ばす、その瞬間剣が振り下ろされる
どうやら旅人は無事のようだ
旅人に下がっていると仕草をする
人を殺したであろう人間は立ち上がる
切りかかってくる
自分は剣を抜き受け止める、力は思っていたほどじゃない
バックステップをし距離をとる
相手は次の瞬間切りかかってくる、剣技は一流、だが狂ったように攻めてくる
自分はそれをひたすら受け止める、身体能力は俺のほうが上だろう
相手は後ろに飛ぶ、次の瞬間相手は自分を見据える、狂っている人間の目
自分は右によける、ここの人間は不思議な力を使う、ここの動物もだ、それを見たきた
だが、そいつの放った力は異常、よけきれず自分は吹き飛ぶ
自分は倒れこむ、全身に激痛
相手がこちらに向かってくる足音がする
自分は立ち上がり切りかかる
鷹目と技名は決めている、自分のトーテム能力を使い急所を狙う一撃
相手はそれを剣で受けるが自分の鷹目の威力に負けひるむ
それを狙い攻撃、相手の右腕をつぶす、だが相手は自分を見据えていた
あの攻撃をもろに食らうのだ、きっと一撃死だ
「逃げろ」と旅人に向かって叫ぶ
自分は剣を振り上げ相手の頭をねらう、相打ちに持っていく
自分ができる最大の速度で相手の頭に剣を打ち下ろす、同時に自分の体が吹き飛ぶ
真っ暗だ何も見えない、自分は相打ちに持っていけただろうか
もっていけなくても旅人には逃げろと叫んでいた、いや、言葉が分からないのだ意味などない
自分の四肢の感覚が無い、きっともうすぐ死ぬのだろう

30-アーサ
自分は逃げていた、少しの間だけ一緒に旅をしていた人物を置いて
怖かった、最後にみた彼の姿は、相手を相打ちにしようとしている姿、だが間に合わなかっただろう
最後に何か叫んでいた知らない言葉で、それを無視して全力で逃げた、怖かったのだ

31-ナナシ
自分は何をしているのだろう、周りには大量の人の死体、無関係の人も殺したのだろうか、思い出せない
自分は何をしていたのだろう、ウリユをあんなめにあわせたのが許せなかったのだ
自分は何をするのだろう、災いから世界を救うのだ
自分は何をしたいのだろう、魔王のせいで、トカゲ人たちの親玉のせいでウリユが死んだ、殺してやりたい
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

32-オーバ
大変なことになった、世界を救うはずの人物のことだ、自分の占いによってすべて見ていた。自分で動くしかない、そう思った
自分はとりあえず仲間がほしかった老体ではどうしようもない
イシュテナはまだ動かないようだし、エージスの奴は動けない
自分は占いによってここまで来た、エージスの奴を起こすのにいる薬を得る方法を占った
森に入る「だれか・・・たすけて・・・暗いよぉ」
と声が聞こえる、こんなところに子供がいるのだろうか
兵士が二人何かを探しているようだが子供を捜しているだけとは考えにくい
奥に行き子供を助けることした
「だれか・・・助けて」と奥にいるいくと穴に子供が落ちているようなので引っ張りあげた、老体にはきつい
「あ・・・あの」言っているとトカゲ人の子供だ
「水汲みに着たんだけど森で迷っちゃって、穴に落ちちゃって」
「あれ・・・もしかして・・・人間の人?」
「そうだよ」と答える
「え・・・人間なの?」トカゲ人は驚いているようだ
「じゃあ・・・僕も食べられちゃうの?」
トカゲ人の子供はそういった
「誰が食うかい!」とつい怒鳴った
そこに兵士が二人現れた、探していたのだろう
「ッチ、お前が先に見つけたのか」兵士は気に食わないようだ
「お前に2000シルバやるからその子供をよこせ」
なんていやな奴らだ、いくらトカゲ人でもまだ子供だ
「いやだね・・・絶対にわたさないよ」と自分は言う
「そうか、なら力ずくだ」と兵士は言う
邪眼を唱える
相手の兵士は完全に眠ってしまった、今のうちに縛っておく
一人のトカゲ人があらわれる
そのときにトカゲ人の子供が
「セタさま」といって近づいていった
「この人が助けてくれたんですよ」と説明している
「なぜ助けた」とトカゲ人は言う
「こいつらが子供を売れと言う、いくらトカゲ人でも子供を売るなどということは絶対にせん」という
「・・・」トカゲ人はだまる
「人もトカゲ人も見ためが違うだけで何も変わらん」自分は言う
「ところで、病人を助けたいんじゃ」自分から話を出す
「毒をもったものなら解毒薬を持っているのではないか?」という
相手は草を出す、見たことの無いものだ
「それを飲ませれば治るはずだ」という
「ありがとう」と自分は言う
「じゃあ、私は急いでいるのでね」といいたちさった

35-リクレール
自分は間違っていたのだろうか彼を作ったことを
自分の作ったトーテム、スケイルは彼のせいで心が壊れた
スケイルは今自分のところにいる
無表情のままでうずくまり動かない
何もしないで、そこに居るだけ
自分は正しかったのだろうか

36-オーバ
ナナシが生まれてから七日目、災厄の日まであと8日
エージスは目覚めたが人質のために動けないと言った
どういうわけか城の中にいる娘が人質らしい、内部にトカゲ人が潜伏しているのだろう
リーリルのイシュテナはまだ動かない、魔王復活までは動かないのだろう
だが、話に行くことにする
リーリルにいくと兵士がいた、誰かを探しているようだ、占いで金をとって旅の資金の足しにしようとする
「誰を探しているんだい?」話しかける
兵士は答える「ここの近くのトカゲ人の砦を一人で制圧した人物がいるそうです、その人に城への招待状を渡すために探しています」
「あぁ、そいつなら知ってるよ」と答える
「なら、渡してください、ではこれで」といって兵士はどっかに行ってしまった
疑うとか何もしなかった、どういう神経しているのだろうあの兵士は
イシュテナと話しても大して変わらないだろう、エージスのとこに行くことにした
エージスはサーショの兵士の詰所にいるはずだ

37-エージス
オーバの話を聞く、好都合だった問題は誰が行くかだ
「ここの連中はだいたい顔がわれている、誰が行くんだ」と言う
「あたしが行けばいい」とオーバが答える
本気なのかこのばあさんは、かなり無理があるだろう、無理というより信じてもらえない
「若い奴で兵士じゃないなら誰でもいい、ばあさんが行く必要はない」
「本気で行くわけないだろう、バカかお前は」
本気で殴ってやりたい
「街にいる若いのに金を持たせてやらせればすむ、それでいいだろうばあさん」

38-ナナシ
自分は消えたかったこの世界から、自分は殺したかった
自分は世界を救うだろう、殺したいからだ、そしてそれが消えることになる
さっさとすませよう

39-セタ
九日目、オーバ曰く九日目らしい何が基準なのだろう
冗談みたいな話だった
私は神の地にいる3人の人間とともに
オーバ、エージス、イシュテナと
魔王は倒してない、神秘の道しるべと言う物を使ってここまで来た
都合がよく進んだ、すべて
オーバに言いくるめられて人間と行動している
太陽の剣、大気の盾、大地の鎧はすべて父上が持っている、親殺しはさせないと言われたのだ
私は片手に剣をもち、腕に盾を固定している片腕が切られているので剣を両手でもてないからだ
神の地へ赴き、神は今目の前にいる
私は神に言う「なぜ、人間を消そうとするのです、人も我々も何も変わらないのです、人間を消すのをおやめください、神よ」
神は答える「それはできない、私はもう500年かけて人間を消す準備をしてきたのだ・・・」
「いまさら、それをやめる気はない、そなたらがわたしを殺さなければ人間を消す・・・それだけだ」
私は言う「なぜ、神はそこまで人間を嫌うのですか」
「人間にもいいものもいる、竜人にも悪いものはいるのです」
神は答える「それはわたしにも分かっていることだ・・・」
「だが、わたしの人間への憎しみは決して消せないもの・・・」
「それが不条理極まりない理由だったとしてもだ」
わたしはどうしたらいい・・・ここで神を倒せば我々が消える、倒さなければ人間が消える
「わたしは・・・どうしたらいい、教えてくれ」
「自分で考えろ」とエージスは言う
「わたしは人と竜人が共存する世界を作りたい・・・それだけだ」
「よかろう、わたしの力をお前にやる、だがお前が負けた場合は人間を消す」
そういうと全身が光に包まれた
神は言う「さぁ、全力でいくぞ」
オーバが衝撃を放ち先制、神にダメージ
神は一気に接近してくる、私はオーバに、エージスはイシュテナの防御にまわる
神はオーバに向かっていく、口を開き噛み付こうとする、自分は盾を構え防御、自分は吹き飛ばされる、オーバは無事なようだ
オーバが衝撃を放ちイシュテナが雷光を放つ、エージスが剣を振り下ろす、しかしエージスの剣ははじかれる
神は波動を放つ、エージスはそれを防御、イシュテナがその後ろから雷光を放つ、私はオーバの前に出て、自分に守護をかける
炎嵐が発生、神の攻撃だ、全体がダメージをくらう、だがまだ戦える
イシュテナが雷光を放つ、神はオーバの方に突撃してくる
自分はオーバの前で盾を構える、神の突進、防御したものの全身に痛みが走る
オーバが衝撃を放つ、それを神はまともにくらいのけぞる、イシュテナが雷光を放つ
神は私に波動を放つ、防御するものの吹き飛ばされる
神はオーバに向かう口をあけ噛み付こうとする、イシュテナが雷光を放つ、が神は止まらない
オーバは次の瞬間上半身が無くなる、エージスは突撃していた、エージスは神の右目を狙い剣を突き刺す、狙いどころがよかったのか剣が刺さる、剣を引き抜きバックステップ
イシュテナが雷光を放つ、神がイシュテナに向かい波動を放つ、吹き飛ばされる
私は神に近づき攻撃をする、しかしはじかれる
神は波動を放ちエージスが吹き飛ばされる、吹き飛ばされたエージス、吹き飛ばされたところを神が口をあけ突撃、エージスの下半身が神の口に入る
エージスがは下半身が口の中に入ったまま剣を神の頭に突き刺す、はじかれる、はじかれる、はじかれる、ささる、はじかれる、ささる、はじかれる
神が口に力を入れる、エージスの上半身が落下していく
そこに別の人間が表れた、忘れもしない、我々の砦を落とした人間だ

40-神
たいしたこと無かった、私を倒そうというのにだ
強くても人間だ
残りはの女一人に、竜人が一人
人間は気絶している
そこに人が表れる、明らかに様子のおかしい男
泣いている、だが笑っている、狂っている
近づいてくる、何か攻撃を食らう、激痛、顔の半分に激痛
人間が近づいてくる、炎嵐を放つ
だが無視して近づいてくる、命中したはずだ
再び激痛、、倒れこむ
そして激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛激痛
わけがわからない、全身に激痛
人間を見る、近づいてくる剣を取り出す、自分は動けない、体が言うことを利かない
剣を自分の頭に・・・剣が突き刺さった

41-ナナシ
殺した、どうでもよかった、親玉を殺したのだ、もう俺は消えるのだろう、消えなければいけないのだ
俺は消えるのを待ち続けた、だが消えなかった、もう何もすることが無い、じゃあこのままでいよう
15日目には消えるだろう、どうでもいい、疲れたのだ

42-シズナ
彼にはじめてあって15日目、彼は私のところにいる、疲れた顔をして、黙っている、廃人だ
彼は私を助けてくれた、彼に何があったかは知らない
だが、彼は私を助けてくれた、だから廃人になった彼の面倒を見る
彼は英雄で犯罪者らしい
王子が旅をしていたころ、王子の友人を殺し、王子の証言では村人を大量に殺したらしい
しかしトカゲ人が交渉して生き残っている、彼が世界を救ったからだ
今日は彼をつれて城に行く、城では人間とトカゲ人の和解のための式典があるからだ、一般人も入場可能だ
彼を車椅子に乗っけていく
城には人がたくさんいた
色々な人がいる、トカゲ人も、人間も
人間の王子、いまは王とトカゲ人の代表が握手をする、そしてな話をはじめる
そして今度は、魔王が話を始める
そこで彼が動いた、立ち上がった歩いていく、それを止めようと腕をつかもうとする
その前に、彼が動く、魔王の前まで一気に動く、早すぎる
魔王の目の前に彼は行く、全員あっけにとられている
魔王が全身から血を流しながら宙に浮く、そして、何度も何度も理力であろう、詳しくはしらない、何度もくらい、魔王は倒れこむ
竜人が魔王に駆け寄る、そして彼は竜人達に囲まれる
彼は笑い始め、膝を突く、そして竜人達に囲まれ、斬り付けられる
私は走る駆け寄る、自分は何をしたいのだろう、止めに入ろうとする
そしてトカゲ人に切りつけられた
次の瞬間、トカゲ兵、人間が動いた

43-セタ
私は何をしたのだろう
彼を助けた、それだけだった
彼が魔王を殺し、その彼を我々竜人が攻撃をした
そこまではどうにかなることだった、彼は人間にとって罪人だったからだ
しかし、一般人を切りつけてしまった
それに対し人間の兵士が近寄る
「何をしたか分かっているのか、一般の人間を・・・」と人間の兵士が食べる
「知るか、たかが人間一人だろう」と竜人が言った、それですべてが終わった
分かっていたのだ・・・我々にもそういう輩がいることを
それを大勢の人々が見たのだ
一人の人間が「ふざけるな」と叫ぶ
そして、竜人が「俺は人間に友人を殺されたんだ、そう簡単に和解なんてできるか」
式典が無茶苦茶になってしまった
それから再び人間と竜人の関係が悪化、そして最後には
人間と竜人の争いが・・・再び始まった

44-一般兵士
俺は城で働いている、城を守るために
飯の時間に友人と会話している
「人間と竜人の関係は、ナナシがいたから一旦解決した・・・でも、彼がいたから再び関係が悪化した」
「きっと、喜劇ができるな」
と言う
「喜劇?どうしてだ」と友人は答える
「矛盾しているだろう、きっといい作家がいれば喜劇ができるぜ」
匿名希望不希望不希望
2009/03/30(月)
22:30:25 公開
■この作品の著作権は匿名希望不希望不希望さんにあります。無断転載は禁止です。
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