【戦闘時の「防御」効果もステータス異常なの?】


 【疑問】

 ステータス異常の情報はユーザデータベースの
 8番「8:状態設定」に入っていますが、この中には
 毒や麻痺を筆頭としたマイナスの状態のほかに、
 防御や最大HP増加や攻撃強化といった、
 プラス利用を目的としたステータス異常も入っています。

 これらのプラスの効果があるものも「ステータス異常」なのでしょうか?


 【解説】

「ステータス異常」と聞くとマイナスイメージが強いですが、
「常と異なる」と書く通り、普通以外の状態(防御や力ためも含めて)、
戦闘不能まで含めてすべてがステータス異常
です。

マイナス効果もプラス効果も、技能を受けるキャラクターに
付加されるので、たとえば「攻撃強化」状態を
付与する武器で敵を攻撃すると敵に攻撃強化状態がつきます。

ステータス状態の設定はユーザデータベースの8番
「8:状態設定」で行えます。ここで設定できることのうち、
よく使うものを【詳細】で見ていきましょう。

 【詳細】

《ページ1》

 @ 最低持続ターン[-1:永久]

 これは別名「基本ターン数」とも名づけられており、
 基準となる持続ターン数です。ひとつ下の項目
 「持続ターン変動幅[±]」によって、これより長くなったり
 短くなったりします。-1を入力すると、ターン経過だけでは
 回復しないステータス異常になります。0を入力すると、
 与えたそのターンに回復するステータス異常になります。


 A 持続ターン変動幅[±]

 ひとつ上の項目「最低持続ターン[-1:永久]」が0以上のときに
 ステータス異常の持続ターン数にゆらぎを持たせる項目です。


 B このステ状態が重なると↓

 これはひとつ下の項目「┗ 次はこの状態になる」と対で
 設定する項目です。戦闘不能と重なると治癒するよう
 設定すれば、1度だけ戦闘不能を回避できるステータス異常に
 なります(HPが回復しないので瀕死ですが)。


 C ┗ 次はこの状態になる

 ひとつ上の項目「┗ 次はこの状態になる」とセットで
 設定する項目です。サンプルゲームでは、この2項目を
 使って「力ため」に段階を設けています。


 D 行動制限

 麻痺状態や眠り状態のとき行動できなくなったり、
 混乱状態のとき対象と行動内容を選べなくなったりといった
 行動制限を設定する項目です。

 味方(または敵)に特定のコマンドを使わせる機能もあるので、
 工夫次第では味方の体力を吸収し続けるステータス異常「吸血鬼」や、
 闇雲に敵に突進して反動でダメージを受けるステータス異常「暴走」
 なども作ることができます。


 E 特殊技能制限

 いわゆる「魔法の使用が封印されて使えない」封印状態にする
 ステータス異常です。封印状態以外の状態異常は
 「[0]制限なし」にしておきましょう。

《ページ2》

 ・HP増減±[%]/1ターン終
 ・HP増減±[固定]/1ターン終
 ・SP増減±[%]/1ターン終
 ・SP増減±[固定値]/1ターン終


 この4項目は、徐々に体力が減っていく毒状態や、
 RPGによってはリジェネレイトなどと呼ばれていたりする、
 毎ターン徐々に数値が回復していくようなステータス異常に
 設定できる項目です。この項目で徐々に回復・減少するのは
 最大HP・SPではなく、現在HP・SPです。


 ・敵からの狙われ度

 「[1]前攻撃が集中」に設定すると、全体攻撃を受けた時でさえも
 このステータス異常のかかったキャラクターにしか当たらなくなります。
 「[-1]狙われない[※当たる]」と「[-2]狙われず&全無効化」は
 表記の通りの効果があります。
 サンプルゲームでは「隠れる」「引きつける」にこの設定が使われています。


<執筆者:ウディタ公式ガイド執筆コミュ。>


【改訂履歴】
 Ver1.01 2013/11/09 解説画像の追加
 Ver1.00 2013/09/28 新規作成

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