【違うマップチップ素材をゲームで使いたい】


【目標】

デフォルトで使用されているマップチップ素材とは異なる素材を使用する方法を紹介します。
今回紹介するのは、講座用にベースチップ、オートタイルを用意して、それを導入し、使えるようにする手順です。
新しくマップを作るときに、登録したマップチップが使えるようになれば成功です。
ちなみに、今回の素材を使いますと、右にあるようなマップが作成できます。
さらに、タイル設定ファイルについても説明いたします。

この記事の作成者はかなりの凝り性です(笑)。
ここに使用されているテクニックについては、
◆オートタイルの境界を自由に描きたい」を参照下さい。


【手順】


【1】 マップチップ素材をまずは用意する
 こちらより、必要になるチップ類をダウンロードしてください。
 今回入手したチップは「MapChip」フォルダに入れると登録する際に便利です。
 (なお、Sample.tileはおき場所は問いません、管理しやすいところにどうぞ)

 なお、今回の素材は、解像度が320×240に対応した素材です。
 「ゲームの基本設定」にて、解像度を設定しておきましょう。

お使いのブラウザの機能で「画像を保存」してください。
なお、タイルセットはこちらです。
「リンク先のファイルを保存」してください。

【2】 登録するために
 のアイコンをクリックし、マップチップ設定画面を開きます。
 その後、空いている番号をクリックします。

【3】 名前を登録しましょう。
 名前の欄に書き込まれた文字が、チップセットの識別の為に使われます。
 ここでは「テスト」という名前で登録してみましょう。

ここです。

【4】 登録したいベースチップを登録しましょう。
 「基本タイルセットファイル」の欄に、ベースチップを登録します。
 ここでは「Base.png」を登録しましょう。
 空欄の隣の「読込」ボタンを押すと、ダイアログが出現しますので、
 そこから使いたいマップチップを選択します。
 右の画面に選んだマップチップが表示されればOKです。

Base.pngの中身が右側に出てきましたか?

【5】 オートタイルを登録しましょう。
 ここでは、「Carpet.png」「Grass.png」「Water.png」を登録しましょう。
 「オートタイルファイル」の下にある欄に使用したいオートタイルを登録します。
 登録方法はベースチップと同じです。
 右の画面の上の方に、選択したオートタイルの一部が表示されればOKです。

選んだオートタイルが右側に出てきましたか?

※通行設定も忘れんと
 通行設定をきっちりしないと、実際のゲームで思った動作をしません。
 通行設定のやり方や詳細については、「◆マップチップの通行設定を変更したい」を参照してください。
 今回は、この画面にあるように設定すればOKです。

通行設定はこんな風に
なお、通行方向などは変更なしでOKです

【6】 登録したマップチップは使えますか?
 登録が済んだら、実際に使ってみましょう。
 
 新しくマップを作成し(のアイコンをクリック)、
 出てきたダイアログの「タイルセット」のリストを開いてみます。
 ここで先ほど登録したチップの名前「テスト」が現れていれば成功です。
 それを選択し、OKをクリックしてください。
 これで、登録した「テスト」のチップを使ってマップを描くことができます。

こうなればOK!右のように使えるようになります。


【余談】


【A】 タイル設定ファイル(.tileファイル)だと全部一発で済みまっせ!
 ウディタでは、マップチップ設定で設定した内容を、タイル設定ファイルとして出力することができます。
 そこには、名前、ベースチップ、オートタイル、通行設定などが登録されており、
 そのファイルを読み込みますと、これらの項目が自動で読み込まれます。
 通行設定については、「◆マップチップの通行設定を変更したい」を参照してください。
 ただし、これを読み込むにあたり、使用するチップは、予め「MapChip」フォルダに置きましょう
 
 今回は「Sample.tile」を読み込みましょう。
 画面上のタイルセット「読込」をクリックし、上記のタイル設定ファイルを選択しましょう。
 こうすると、名前、ベースチップ、オートタイル、通行設定などが、一気に読み込まれたことが分かります。
 
 なお、タイルセット「単体保存」をクリックすると、今選択されているマップの設定情報
 (名前、ベースチップ、オートタイル、通行設定など)を、タイル設定ファイルとして
 .tileファイルに出力することができます。

ここで読み込めます。

【B】 オートタイルの読み込み個数
 ウディタがVer.2以上なら、最大で15個のオートタイルを登録できます。
 但し、登録欄は一度に8つ分までしか表示されません。
 8番目以降のオートタイルを登録したいのならば、「オートタイルファイル」の隣にある「2」をクリックします。
 すると登録できるオートタイルが8〜15に切り替わります(1〜7に戻すときは「1」をクリック)。
 
 *注意!
 0番には登録できません。(×がついています)
 このチップはチップ消去(いわゆる消しゴム)のために使われるからです。

ここです。


<<執筆者:ウディタ公式ガイド執筆コミュ。>>

<素材提供者>
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