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注意書き。 これは筆者の妄想です。 実在する人物などとは一切関係ありません
…… ……ここは。 気づけばここにいた。 ……成功したのかな? やってみるものだね。ダメもとでもやれば何とかなる。 人生――やってみることが大事だね。 辺りを見渡してみると、何にも無い。 まるで宇宙空間にいるようだ。
『もし……』
声が、聞こえる。
『そこのあなた……私の声が聞こえますか?』
女性の声だ。 この無機質な空間に透き通るようなその声は、確かに耳に届いた。 ゆっくりと、声の元へと振り返る。
『私の声が聞こえますか……?』
実体があったら首を縦に傾けていただろう。 否、実際にそうした。癖だ。いや、癖でなくともこうやって返答するのが普通だから変ではないか。 これで相手に伝わればよいが――
『そうですか……聞こえますか』
通じたようだ。 実体が無いにも関わらず首を傾けたのが分かったという事は、 ここに今いる人物は自分の会いたかった人物だろう。 良かった。想像以上に早く会えた。
『それではまず――あなたの名前を教えていただけますか?』
――こういう時は自分から名前を名乗るものだよ? 口に出してはいない。思っただけだ。 しかしそれでも――
『ふふ……そうですね。失礼しました』
通じた。 やはりここにいる人物は――
『では、改めて……私の名前は』 「リクレール、だね?」
相手の――リクレールの言葉を遮った。 リクレールの動きが止まる。 次いで表情が変わる。 予想通り、と言えば予想通りか。
『――どうして――?』 「驚いた?」
可笑しそうに笑う。
「君の事は知っているよ。驚いた?」 『――え?』
リクレールの言葉には驚きの色が含まれていた。 困惑、とも言えるだろう。
『あ、』
ようやくリクレールは声を絞り出した。 その声は、若干震えていて、
『あなたは一体……?』
意地悪はいけないな。 そろそろ自己紹介に入るとしよう。 いつもの自己紹介の体勢に入る。 右手を軽くあげる。大体顔の辺りまでだ。 そして、ニッコリと笑い―― 自分の名前を、
告げた。
「ドナルドです☆」
続く。
……続くの!?
あとがき 何だろうこれは。 ちょっと面白半分で書いた小説です。 誰か教えておくれ。ドナルドを出して問題ないか!? 何か問題があったら即削除します。もしくは小ネタとしての扱いにします。 さぁ、誰か私を異端審問しておくれぇえええ!!
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