#貴方と会えて『前編』(R) byY・K !v27=1 !v28=1 !v35=2 !v36=2 !v37=0 !v38=1 !v5=0 !wait20 @1 !se(System)ピロロロリン この話は、過去に私が投稿した作品を 最新版(?)に修正したものです。 内容はたぶんギャグ無しの純愛?作品と なっているみたいです。 私が過去に書いた色々な作品とは なんら関係はありません\s(たぶん\wh) こんな作者の書いた恋愛物など読めるか!と いう方は今すぐF12キーを押してください。 \s(8割が押すと予想してみる) !wait50 F12を押さなかった勇気ある方、 真にありがとうございます。 世界観はデスギア世界から100年くらい前の 魔界、という設定\s(らしい)\sです。 過去作に出てきた\r[北神竜,ノーザニアドラゴン]が なにとなく出演します。 ちなみに、作品のキャラ名は適当ではなく、 前回投稿したモノからそのまま 引用したモノです。 !wait20 それじゃあ、いっくぜぇぇぇっ!! !wait30 !se(System)キー3 貴方と会えて『前編』 !wait20 !bgmタイトル画面 11日間・・・\sそれは人の生きる時間にしてみれば、 本当に僅かな時間にすぎなかった。 それでも俺は今までで一番・・・ いや、きっとこれから自分が生きていく中でも 一番楽しかった・・・ そして嬉しかった時だった。 愛する人に出会えたこと・・・\sたとえもう 会えないとしても・・・ それでもお前に会えてよかった・・・ 自分の愛する人に、会えてよかった・・・ だからお前も、そう思っていて欲しい。 それが・・・\sそれだけが俺の願いだよ・・・ !bgm !wait25 !mv保健室 !bgm安らぎ !wait30 @103 !se(Action)爆発音 \c[4]\f[28]何考えてんだよ!クソ親父! !wait20 @1 8人部屋の病室に大きな声が響く。 周りで寝ていた他の入院患者達も その声に驚き、顔を声の方に向けた。 声の主の名は\c[1]クロウ\c[0]。\sまだ19と 若いが、名うての\r[戦士,ウォリアー]だ。 @141 がはははっ!\sそんな大声出すんじゃねぇよ! !wait10 @1 クロウの前にいる中年の男は顔をきょろきょろと 動かし、周りにいる人達に「すいませんね」と 笑顔を向けながら軽く頭を下げた。 この男がクロウの父親であり、 また狩りの師でもある。 !wait10 @100 \c[4]けどさぁ・・・\s俺、親父が大怪我して、 ダメかも知れないって言うからマジで 心配して来たんだぞ? @102 \c[4]それなのになんだよ・・・\s左手が 折れただけってさぁ・・・ @1 クロウは自分の顔を下に落としながらも、 わずかに安堵の表情を見せている。 @140 骨折だけとは酷い言い方だな、骨折も 十分な大怪我だぜ? @1 父親はあご髭をいじり、笑いながら 返事をする。 @100 \c[4]まったくもって笑えねーよ・・・ @1 その父親の笑い声に、クロウは少しだけ 怒るような口調になる。 クロウには父親しかおらず、母親は 自分の物心がつく前にはもういなかった。 自分をここまで育ててくれたのは父親であり、 唯一の肉親・・・ だからこそ、怪我の話を聞いた時は本気で 父親を心配したし、この場所に来るまで 全身の震えも止まることはなかった。 !wait20 『いなくなって欲しくない』 これまでに何度もそう感じたことはあったが、 今日ほどに思ったことはなかった。 @100 \c[4]けどさ・・・\sマジで心配したんだぞ、俺。 @1 これまでの怒鳴るような声とは変わり、 低い声で真面目な表情をしながらクロウは言う。 @140 ・・・\s・・・\s・・・\s。 悪かったな・・・ @1 その表情と言葉に込める想いを感じてか、父親も 少し申し訳なさそうな表情をしながら返事をし、 クロウの頭をぐしゃぐしゃと撫でた。 !wait15 @100 \c[4]でさ、これからどうするのさ?\sやっぱ、 何日か入院しないといけないのか? @140 そうらしいな。\s先生が言うには、二週間くらい 入院してもらって、それから経過を見ようって 事らしい。 @140 ちょうどいいから骨折以外にも、 色々検査してもらおうと思ってよ。 骨折のことは心配すんな、直れば戦士は 続けられる。 @1 返事を聞くとクロウはその場を立ち上がり、 病室を後にしようとする。 @100 \c[4]よしっ・・・\s俺ちょっと先生のとこ 行って来るよ。 \c[4]これからどうなるかとか、詳しく 聞いてくるからさ。 !mvnil !bgmStation !mv保健室 !wait20 @500 ・・・と、言う感じですね。 @102 \c[4]は・・・\sはぁ・・・ !wait20 @1 担当の先生の長い話が終わり、必死に 頭の中をまとめながら必要なことを 思い出していく。 @102 \c[4]え〜と、取り敢えずはお金と着替えが あれば良いんですよね? @500 まぁ突き詰めればそうなりますな。 @1 自分の言ったことが間違いでなかったことに 安心しながら、クロウはゆっくりとその場 から立ち上がる。 @100 !se(Action)跳ね \c[4]分かりました、ありがとうございました。 !se(Action)ドア開け !mv1F廊下 !wait30 !se(Action)ドア閉め !wait20 !se(Action)学内歩き @102 \c[4]ったく、必要なことだけ言ってくれれば 良いのに・・・ @1 愚痴りながら父の病室に向かう途中、廊下の 角からちょうど出てきた人とぶつかってしまった。 @104 !se(Action)ドゴン \c[4]おわっぁ! @402 \c[2]うわっ・・・ @1 クロウはなんとか体勢を立て直せたが、 ぶつかってきた相手はそのままその場に 倒れてしまう。 !wait10 @100 \c[4]あ・・・\sすっ、すいません。 @1 ぶつかった相手に目を向けると、一人の 少女が倒れ込んでいた。 病院内なので武器こそ持っていないが、 身につけている物は\r[槍使い,ランサー]のそれだった。 180cm近いクロウに比べればずっと小さいが、 年齢的には近いように感じた。 @402 \c[2]ぁぅ・・・\sいた・・・ @1 少女は自分の頭の後ろをさすりながら、 小さく口を開く。 @100 \c[4]大丈夫か?\s起きられるか? @1 クロウはそっと右手を差し出し、少女の腕を つかみながらゆっくりと起こしてやる。 @402 \c[2]あ、すみません・・・ @1 少女はそう返事をすると、体に付いた埃を 両手でパタパタはたいた。 @102 \c[4]あー、いや、ぶつかったの俺の方だしさ。 \s悪かったな。 @1 クロウは右手で頭をかき、苦笑しながら言う。 @400 \c[2]いえ・・・\s大丈夫です・・・ @402 \c[2]それじゃ私、行くとこがありますから・・・ @1 !se(Action)学内歩き !wait25 すると少女はクロウの横を通って、 ゆっくりと廊下の先を歩いていく。 クロウはその後姿を見ながら、床に 落ちている一枚の紙切れに気が付いた。 @100 \c[4]これって処方箋ってやつだよな・・・ \s今の女の子が落としたのか? @1 !se(Action)ページをめくる 【ルーナ・クレセント】 \s名前欄にはそう書いてあった。 @100 \c[4]ルーナか・・・\s珍しい名前だな。 @102 \c[4]おっとこんなことしてないで追いかけないと。 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !mv塾 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 @1 そして長い廊下と階段を使い、迷った挙げ句 ようやく処方箋受付の窓口に辿り着いた。 @1 そこには案の定、あたふたとバックや ポケットを探っている彼女がいた。 !wait20 @100 \c[4]おーい、これ君のだろー? @1 走りながら声を掛けると、こちらに 気が付きパタパタと走り寄ってきた。 @402 !se(Action)学内歩き !wait5 !se(Action)学内歩き \c[2]ふぁ・・・\sよかった、無くしたかと思った・・・ @400 \c[2]あの、ありがとうございました。 @1 そう言ってクロウにペコリと頭を下げて、 受付にその紙を提出し、待合い席に座った。 @100 \c[4]えっと・・・\s横、座って良いか? @400 \c[2]あ、はい。\sどうぞ・・・ @1 !se(Action)跳ね そういうと少女は、自分の身体を少しだけ ずらし、クロウの座るスペースを作る。 @100 !se(Action)ドゴン \c[4]わりーな・・・\sよっと。 @400 \c[2]・・・・・・・・・。 @102 \c[4]・・・\s・・・\s・・・\s。 \c[4]えと・・・\sなぁ、お前名前は なんていうんだ? @1 何を話して良いのか解らず、クロウは とっさに思った言葉を口にした。 @402 \c[2]えっ・・・\s私? @102 \c[4]お前以外に誰がいるんだよ。 @1 厳しいような口調のクロウに、少女は 少しだけ怯えながら返事をする。 口調を厳しくしたつもりはないのだが、 どうして良いのか解らない焦りが そうした口調として出てしまっていた。 @402 \c[2]えと・・・\sルーナです・・・ @1 クロウは既にさっきの処方箋を見て 知っていたのだが、話のきっかけを 作るには名前を聞くのが簡単だった。 @100 \c[4]ルーナか・・・\sんじゃ年は? @402 \c[2]18、です・・・ @1 そう答えるルーナに、クロウは 少しだけ驚く。 確かに自分よりも年下だろうとは 思っていて実際そうだったわけだが、 はっきりいって18歳には見えない。 そして何よりも印象に残るのは、 その肌の白さだった。 \f[20]先ほどぶつかった時にも、生きているような感じが しなかったが、本当に生きているのかと 怪しんでしまいそうな肌の色をしていた。 その白い肌や不思議な雰囲気に興味を 持って今ここで話しかけている訳だが。 @100 \c[4]ふーん・・・\sそっか。 \c[4]あ、俺の自己紹介もしないとな。 \s俺、クロウってんだ、宜しく。 @402 \c[2]あ、はい・・・\s宜しくお願いします。 @1 クロウが自分の自己紹介をするが、 ルーナはこれといって反応を 返してはくれなかった。 @402 \c[2]あの、それで・・・\sクロウさん、 私に何か用ですか? @102 \c[4]え?いや・・・\s別に用があるから 話し掛けた訳じゃないんだけど・・・ @1 特に話しかけた理由があるわけではない。 ただルーナに興味があったから 話しかけたとは言えなかった。 @102 \c[4]あーっと・・・\sほら、さっき ぶつかっただろ? \c[4]やっぱちゃんと謝っといた方が 良いかなーって・・・ @1 苦し紛れに思いつくことを口に出すが、 クロウの口調はどことなくぎこちない。 @400 \c[2]そうなんですか、別に気に しなくて良いですよ・・・ @402 \c[2]よそ見してた私が悪いんですから・・・ @1 話ながら、ルーナの顔つきはどことなく 沈んだような表情へと変わっていた。 その後は2人とも口を開くことは なかったが、クロウは再びルーナに 向かって話しかける。 !wait10 @100 \c[4]なぁ、ルーナは\r[槍使い,ランサー]なんだろ? \sどっか怪我でもしたのか? @1 そう質問しても、返事はすぐには 返ってこない。 しかし少しすると、ルーナはゆっくりと 口を開いていく。 @400 \c[2]確かに私は\r[槍使い,ランサー]ですけど、別に 怪我した訳じゃないです・・・ @402 \c[2]私、生まれたときから胸が悪くて、 薬が必要なんです。 @102 \c[4]あぁ・・・\sそっか、なんか 悪いこと聞いちまったかな? @402 \c[2]そんなことないですよ、 本当のことですから・・・ @1 しかしルーナの表情には、何の 変化も見られない。 @100 \c[4]でも・・・\sいや、なんでもない。 @1 変化のないルーナの表情に、クロウは もっと詮索してみたいと思った。 @1 しかしそれ以上聞くことは、本当に 悪いような気がして聞くことを止める。 !wait20 @400 \c[2]ねぇ、クロウさんはどうして 病院に来てるんですか? \c[2]さっき病棟の方にいたみたいですけど・・・ @1 クロウが顔を下に落としていると、 今度はルーナの方が質問をしてくる。 @100 \c[4]え、俺か? @102 \c[4]なんつーか、親父が腕を骨折しちまってさ、 その付き添いみたいなもんだな。 @400 \c[2]そうなんですか・・・\sじゃあ お母さんは来ないんですか? @100 \c[4]お袋・・・? !wait20 !bgm黄昏 \c[4]・・・お袋はいないんだ、俺が 物心付く前に死んじまってさ。 @1 ルーナはその言葉を聞いた瞬間、 表情を暗くしてしまう。 @402 \c[2]あ・・・\sご、ごめんなさい、私・・・ @1 クロウが他人にこのことを話すと、 今日のルーナのような反応を必ずと 言って良いほどにする。 @102 \c[4]あー、いや気にすることねぇよ。 \s本当のことだしさ・・・ \c[4]それに俺、お袋との記憶なんてなんにも ないからさ・・・\s死んでるとか言われても、 実感ねぇんだよな。 @402 \c[2]そう、なんですか・・・ @1 笑いながらクロウは話すが、ルーナの 表情は沈んだままだった。 @102 \c[4]なんつーかな、俺も親父にその話を 聞いたんだけどさ、悲しいとかって 思わなかったんだよな・・・ @402 \c[2]・・・・・・・・・。 @1 ルーナは下を向いたままだが、しっかりと クロウの話に耳を傾けている。 @100 \c[4]けど確かにお袋がいないって考えると、 悲しいとは思う・・・\sけど俺には親父が いるしさ。 @102 \c[4]その、やっぱ今自分の前にあるものを すっげー大切にしたいし・・・ !wait15 @1 なぜ今日知り合ったばかりの人物に、 ここまで喋っているのか・・・ \sクロウはそう思いながらも口を開いていく。 !wait20 @100 \c[4]あぁっ!わりー・・・\sなんか俺の 愚痴みたいなこと話しちまったみたいで・・・ @1 慌てるクロウに対して、ルーナは ゆっくりと顔を上げてクロウの方に向ける。 @400 \c[2]・・・クロウさんって、優しいんですね。 @402 \c[2]なんか私、クロウさんのお父さんが 羨ましいな・・・。 @100 \c[4]あん?なんだよ、それ・・・ @402 \c[2]私はずっと一人だったから・・・\s私が いなくなっても、悲しんでくれる人なんて いないから・・・ @100 \c[4]お前、何言って・・・? !wait20 @1 !se(Action)跳ね クロウが言葉の意味を聞こうとすると、 ルーナはその場から急に立ち上がる。 !bgmStation @402 \c[2]ごめんなさい、薬が出来たみたい・・・ @400 \c[2]クロウさんも、お父さんの所に 行かなくて大丈夫ですか? @100 \c[4]えっ・・・ @104 \c[4]あっ!\sもうこんな時間なのか!? @1 壁にかけられている時計に目を向けると、 既に父の病室を出てから2時間以上も 経っているようだった。 @400 \c[2]そうですよ。早く行かないと、 お父さんが心配しますよ? @1 ルーナは小さな笑みを浮かべながら、 そう言う。 @102 \c[4]そうだな・・・\s悪かったな、なんか 愚痴みたいなのにつきあわせちまって。 @400 \c[2]そんなこと無いですよ・・・ @403 \c[2]私も、久しぶりに楽しかったですから。 @1 そう言うルーナの顔は、初めて見る ような笑顔で・・・\sとても綺麗だった。 クロウはその初めて見る笑顔に、少し 見とれてしまっていた。 !wait15 @400 \c[2]それじゃ、失礼しますね。 @1 !se(Action)学内歩き そう言ってルーナは薬を受け取りに カウンターへと向かって歩いていった。 @103 !se(Action)跳ね \c[4]あっ・・・\sちょっと待った! @1 クロウはその場から勢い良く立ち上がると、 今までにない大きな声でルーナのことを 呼び止める。 その声の大きさに驚いて周りにいる人は 勿論、ロビーで待っている人達も クロウの方に目を向ける。 @400 \c[2]えっ、なんですか? @102 \c[4]・・・\s・・・\s・・・\s。 \c[4]なぁ、もしよかったら・・・ \sまた今度話をしないか? @1 クロウは何故そんなことを言ったのか、 自分でも解らなかった。 もう少し、目の前にいるルーナと 話がしたい・・・\sただそれだけだった。 @400 \c[2]私と・・・\sですか? @1 ルーナは少し戸惑ったような顔をした。 クロウの問いに少しだけ考えてから返事をする。 !wait10 @400 \c[2]良いですよ、私はいつも大体 今日と同じ時間に来ますから。 @100 \c[4]そかっ、んじゃー・・・ @1 クロウはルーナの返事に、 嬉しそうな表情をしながら言葉を返す。 しかしルーナは、どこか困惑した ような表情を浮かべていた。 !wait20 @102 \c[4]どうしたんだ?その・・・ \sやっぱ嫌か? @402 \c[2]あ、うぅん・・・\sそんなことないです。 \c[2]その・・・\sクロウさんのお父さんも、 早く良くなるといいですね。 @1 ルーナの表情に少し不安になって聞く クロウに、ルーナは顔を上げ、先程と 変わらぬ声で返事をする。 @102 \c[4]あぁ、有難うな。 @100 \c[4]それじゃ、またな。 !wait15 !se(Action)学内歩き @1 ルーナは薬を受け取り、出口へと 歩いていく。 !wait15 !se(Action)学内歩き クロウは出口とは反対の病棟へ 向かって走り出していた。 途中で看護婦に何度も注意されたが、 クロウの心はどこか踊っていた。 !wait30 !bgm \c[4]俺はこの時、まだ何も知らなかった。 \c[4]病気のことも、ルーナがこの先 どうなるかも・・・ \c[4]何も、知らなかったんだ・・・ !mvnil !bgmけだるい午後 !mv塾 !wait30 @1 それから数日間、クロウは父の病室に 行ったあとルーナと話をした。 ルーナは毎日通院しているわけではなく、 待っていても来ない日もあった。 そしてその日もクロウはルーナと話をした。 !wait20 @100 \c[4]でさ、そいつが余計なことするもんだから、 野犬に尻を噛まれてやがんの。 @400 \c[2]あはは、そうなんですか。 @1 少し前に知り合った関係とは思えないほどの 2人の笑い声がロビーに響く。 会ったばかりの頃は、2人とも何を 話して良いのか解らず沈黙が続いた。 しかしクロウが少し口を開くと、その 口から出る言葉はとめどなく流れ続ける。 @102 \c[4]ったく笑っちまうよな。 @1 その日あったこと、昔あったことを クロウが面白おかしく話す。 するとルーナはその話に耳を傾け、 時々相槌と笑い声で反応を示してくれた。 話は狩りのことばかりだが、他に 話すことがあるわけでもなく、クロウは ただただ思いつくままを口にしていく。 @400 \c[2]ふふふっ、そうですね。 @1 嫌な顔をひとつせず、笑いながら自分の 話を聞くルーナにクロウは少し安堵していた。 !wait15 @100 \c[4]なぁ、その・・・\sルーナ? @400 \c[2]はい? @102 \c[4]もしよかったら、その・・・\s明日一緒に 狩りにでも行かないか? @1 唐突に、クロウは少し恥ずかしそうな 顔をしてルーナに言った。 !wait10 @402 \c[2]え・・・\s私と、ですか? @1 突然の事にルーナは少し戸惑っていた。 @102 \c[4]その、いやならいいんだ。 \s病気のこともあるし・・・ @402 \c[2]うぅん・・・そんなことないです。 \sただ、人に誘われたの初めてだから・・・ @1 クロウはその言葉に、これまでのルーナの 生活を僅かに思い浮かべることが出来た。 ルーナ自信に病気の話を詳しく聞いたことは ないが、それでも昔から病気をしていたと いうことだけは解る。 @102 \c[4](ルーナの奴、あんまり友達とかも  いなさそうだしな…) @1 クロウがその場で黙り込んでしまうと、 ルーナが困惑した表情で口を開く。 @400 \c[2]クロウさん、どうしました? \s黙っちゃって・・・ @402 \c[2]私、何か変なこと言っちゃいました? @1 自分の言った言葉に非があったのではないかと、 ルーナは沈んだ表情をしていた。 @100 \c[4]え?\sあぁ、別に・・・ @102 \c[4]ただルーナって変わってるなーって思ってさ。 @1 するとクロウはルーナに顔を近づけ、 冗談交じりに笑いながらそう一言口にする。 そうなんだ、と話をはぐらかす事も考えたが、 それは逆にルーナをへこませてしまうかと思った。 だからクロウは、わざと冗談交じりで 思ったままを口にする。 @402 \c[2]う、それは言わないで下さいよ・・・ @1 その言葉にルーナは少しだけ沈んだような 表情をしていたが、顔つきと言葉は 僅かに笑っているようだった。 !wait20 そして待ち合わせ場所と時間を決めた。 @100 \c[4]それじゃ、また明日な。 @400 \c[2]あ、はい・・・\sまた明日。 @103 \c[4]\f[35]おうっ! @1 小さなルーナの声に対して、クロウは 大きな声で返事を返しながらロビーを後にした。 !wait30 !bgm \c[4]新しい、当たり前の日常だと思ってた。 \c[4]親父の見舞いのついでに、ルーナと話す。 \c[4]ルーナと一緒に狩りに行く・・・ \c[4]たとえ親父が退院したとしても、 変わらないことだと思ってた。 \c[4]楽しかった・・・\s理由なんて解らない。 \c[4]ただルーナと過ごす時間は楽しくて、 たとえ同じことの繰り返しでも苦痛ではなかった。 \c[4]それがどんなに僅かな時間であっても・・・ \c[4]ありきたりの日常会話を交わすだけなのに、 それだけでも楽しかった。 \c[4]だからそれが、ずっと続くと思ってた・・・ \c[4]そう、これからもずっと・・・ !mvnil !bgmほんわかムード !mv保健室 !wait20 @100 \c[4]えっと、これがパジャマと、その 替えのやつな。 @1 翌日の早朝、クロウは父親に頼まれていた 必要な物を持って病院へとやってきていた。 @140 おう、すまねえなクロウ。 @100 \c[4]ん、良いって。 @102 \c[4]あ、服って持ってきたバッグの中に 入れっぱなしで構わないか? @1 病室にはタンスのような物は見あたらない。 @140 取り敢えずベットの下にでも つっこんどいてくれ。 @100 \c[4]手の届くとこじゃなくて大丈夫か? @1 心配そうに聞くクロウに対して、父親は 笑いながら返事をする。 @141 おいおい、俺は全身動かない重症患者じゃ ないんだぜ!? @102 \c[4]・・・そっか。 \sそうだよな、わり。 @1 クロウは苦笑いを浮かべて、頭を 右手でかきながら言う。 @100 \c[4]じゃあ俺は行くよ? \s人と待ち合わせしてるんだ。 @140 !se(Action)ビシッ 何だ?\s彼女か? @104 \c[4]ばっ!\sな、何言ってんだよいきなり! @1 突然父親に言われた言葉に驚き、 大きな声をあげてしまう。 @140 なんだ、違うのか? @102 \c[4]ちっ、ちげーよ。 \sそんなわけねぇだろったく・・・ @1 クロウは顔を真っ赤にして、 大きな声を上げて否定する。 @140 そうか・・・\sお前、最近来てもすぐ帰るし、 なんか顔が嬉しそうだったからな。 @100 \c[4]え?\s俺、そんな顔してたのか? @1 自分の両手を顔にぺたぺたと当て、 顔を調べるように触れる。 @140 おう、特に最近は嬉しそうだから、恋人でも 出来たのかと思ってたのによ。 @102 \c[4]恋人とか、そういうのじゃないよ。 \sなんつーかな・・・\s新しいダチが出来たんだよ。 @140 本当にただのダチか? @102 ほ、本当だよ・・・\sったく疑り深かいな。 @140 そうかそうか、今度俺のとこにも つれて来いよ。 @1 父親は確実に、自分に恋人がいるものだと 決め付けているようだった。 @102 \c[4](これ以上言っても、無駄な気がする。) @1 クロウはそう小さくつぶやくと、 そのまま病室を後にする。 !se(Action)ドア開け !mv1F廊下 !wait30 !se(Action)ドア閉め !wait15 @100 \c[4]ったく、恋人なんかじゃないっての・・・ @1 ルーナと会ってから、今日でもう10日目。 毎日のようにルーナと日常会話を交わす・・・ \s確かにそれは、普通に友人と話すことよりも ずっと楽しい。  だからこそルーナに会う前に楽しそうな顔に なってしまうのは、仕方がないとは思う。 けどそれを、恋人がいると勘違いされるほどに 自分の顔が浮かれていたのかと思うと、 少しばかりの戸惑いを感じてしまう。 @102 \c[4]俺、そんなに楽しそうな顔してんのかな。 @1 ふと横を向けると病室のガラスが目に止まり、 それに自分の顔を映して見る。 @100 \c[4]・・・\s・・・\s・・・\s。 \c[4]いつもと変わんねぇよな・・・? @1 そこには見慣れている自分の顔が映っていた。 自分だからこそ解らないのかも知れないが、 クロウにはいつも通りにしか見えなかった。 @102 けど、恋人ってのはいくらなんでも・・・ @1 その一言を口にしながら、これから 会いに行くルーナの顔を思い浮かべる。 @100 \c[4](ルーナが、恋人なわけ・・・) !wait10 @1 心の中でルーナを思い浮かべながら、 さっき父親に言われた言葉を重ね合わせる。 @1 クロウ自身はそれを完全には否定しきれず 思考が止まってしまう。 @1 \c[4]『ルーナが、恋人・・・\sルーナが、こい・・・』 !wait15 @104 !se(Action)跳ね \c[4]うっあ!何考えてんだ俺は! @102 \c[4]そりゃ確かに色白だし、小さいし、 可愛いとは思うけど・・・ @101 !se(Action)ビシッ \c[4]ってちがーう! @1 クロウは何人もの視線に気がつき、 額に変な汗をかきながら後ずさりを するように病院を後にした。 !mvnil !bgmけだるい午後 !mv住宅地 !wait15 !se(Action)学内歩き @100 \c[4](ちょっと早く来すぎたかな) @1 約束の時間は9時のはずだ。 \s広場の時計はまだ8時を少し回った所だった。 そこらで時間を潰そうかと思ったが、既に 噴水の縁に腰掛けてるルーナを見つけた。 !wait20 @102 !se(Action)学内歩き \c[4]もう来てたんだ、何ならもっと早く くればよかったな。 @1 平静を装うが、いざ話しかけると、先ほどの ことが頭から離れず、体が固くなってしまう。 さっきまであった緊張がより強くなり、まるで 自分の身体を縛り付けている感じがしていた。 @400 \c[2]あ、クロウさんおはようございます。 @1 ルーナも近づいてくるクロウに気が付いた。 @1 あれこれ悩んだ末、野犬を狩りに\r[深淵湖,アビスレイク]周辺へ 行くことにした。 !wait15 !se(Action)学内歩き @100 \c[4]ん、あんたらも行き先は同じか? @530 ああ、どうやらそうみたいだな。 @1 \r[深淵湖,アビスレイク]に行く道には2人以外に、 3人の若い男達が通っていた。 @1 話を聞く限りでは、どうやらある人の頼みで 無くなった指輪を探しているらしい。 !se(Action)学内歩き !wait20 @402 \c[2]コホ、コホ・・・ @100 \c[4]・・・? @1 行く途中、ルーナは時折コホコホと小さな 咳をしていた。 クロウには何故かその咳がやけに耳に残った。 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !wait15 !se(Action)学内歩き !mv海岸公園 !wait20 @530 じゃ、俺等はもうすこし奥に行くからよ。 \sボウズ達、気をつけろよ。 @100 \c[4]あいよ。 @1 目的地に着くと、一緒に来ていた3人は もう少し奥地まで行くとのことで、そこで別れた。 @400 \c[2]クロウさんって、誰かと話すの 好きなんですね。 @1 少ししてルーナが口を開いた。 @100 \c[4]確かにそうかも知れないな。 @102 \c[4]でも、なんで俺が話すの好きだって 思うんだ? @400 \c[2]だって人と話してるときのクロウさんの顔、 とっても楽しそうなんだもの。 @102 \c[4]そうかなぁ。 @400 \c[2]そうですよ。 @1 そんなやりとりをしているうちに、魔物の 近寄らない所にキャンプを組み立てておいた。 @100 !se(Action)跳ね \c[4]よっと、俺の獲物はっと・・・ @1 持ち物の確認をして早速狩りに出かけた。 クロウの武器は\r[処刑斬刀,スレイヤーソード]と呼ばれる、 すさまじい厚さと重さの刀だ。 @1 一方のルーナはパルチザンといわれる槍。 \sどちらの武器もよく使い込まれている。 !mvnil !mv中央公園 !wait20 !v5=1 !mv海岸公園 @1 2人は狩場を転々し、野犬を次々と狩っていく。 @103 !se(Action)ミス \c[4]そらぁっ!! @960 !se(Shooting)撃破C ギャウンッ!! !wait15 @100 \c[4]よし、そろそろ暗くなってきたし・・・ \s戻ろうか。 @400 \c[2]はい。 !wait20 @1 クロウの思っていたより、遥かにルーナの腕は 優れていた。\sそこいらの槍使いより余程強い。 素早く、そしてあの細い体の何処に そんな力があるのかと思えるほど鋭い。 !wait20 !bgm そしてその後、キャンプに戻る途中・・・ \s\r[それ,・・]は起きた。 !wait15 @100 !se(Action)学内歩き \c[4]ちょっと一休みしていくか。 @1 クロウの言葉に、前を歩いていたルーナが 後ろを振り向き、クロウが大きな倒木に 座ろうとしたその時。 2人からそう離れていない場所から、人の 悲鳴が響いた。 !wait20 \f[30]『う、うわぁぁぁぁぁぁ!!』 !wait10 !bgm緊迫状況 @100 \c[4]な、何だ!? @404 \c[2]誰かが襲われているんですよ! \s方角からして、襲われてるのはもしや・・・ @103 \c[4]さっきの連中か!? @1 クロウの脳裏に来る時に一緒した、3人の 顔が浮かぶ。 @103 !se(Action)跳ね \c[4]行こう!助けなくっちゃ! @404 !se(Action)跳ね \c[2]はい! @1 言うと同時に駆けだしたクロウを、 ルーナが追いかけた。 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !wait3 !se(Action)学内歩き !mv中央公園 !wait25 @100 \c[4]こ、これは・・・! !wait25 @950 \c[2]グルルルルル・・・ @1 その場所に着いたクロウの目に、 最初に飛び込んだもの。 元は\c[1]2人の男であっただろう叩き潰された肉の塊。 @1 そしてクロウを睨みつける\r[北神竜,ノーザニアドラゴン]が腕に ぶら下げている見覚えのある男。 @530   @1 男は力無く\r[北神竜,ノーザニアドラゴン]の腕からぶら下がり、 生きているか死んでいるのかさえ分からない。 @103 \c[4]や、野郎・・・\sやりやがったなっ・・・! @1 過去に面識はなかったにしろ、同じ人間を 殺されて、クロウは怒りをあらわにする。 @404 \c[2]クロウさん、気を付けてください・・・ \s来ますよ! @950 \c[2]ギャオオオオオオオン!!! @0 !bgm !se(System)遭遇   !bgm(タクミ)ボス戦 @103 !se(Etc)ポワ \c[4]クロウ・レグール HP1200 WILL[13(6)]  行動回数[4] 自動防御LV2[2] E \r[処刑斬刀,スレイヤーソード]  @404 !se(Etc)ポワ \c[2]ルーナ・クレセント HP900 WILL[12(7)]  行動回数[4] 自動防御LV2[2] E パルチザン @950 !se(Etc)ポワ \c[2] \r[北神竜,ノーザニアドラゴン] HP2500 WILL[12(6)] 行動回数[3] \r[硬竜皮膚,ドラゴンスキン]LV2[2] E : @103 \c[4]集中!集中!集中!\r[三連流剣撃,ハリケーンショック]![6] @404 \c[2]突撃!集中!集中!剛力![6] [クロウ] @950 \c[2]ギャオオオオオオッ!! (集中、集中、羽ばたく。)[4] @1 ただいま戦闘中です! !se(Action)ミス !wait5 !se(Shooting)撃破C !wait1 !se(Shooting)撃破C !wait1 !se(Shooting)撃破C !wait15 !se(Shooting)撃破C !wait10 !se(Action)バリア音 !wait15 !se(Action)跳ね !wait5 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)跳ね !wait5 !se(Action)ズシャアアー !wait15 @103 !se(Etc)ポワ \f[20]クロウ HP1100 WILL[11(6)]剛2 ルーナ HP793 WILL[11(7)] @950 !se(Etc)ポワ \f[20]北神竜 HP2215 WILL[12(6)] @103 \c[4]集中!集中!集中!ズタズタだ! \s\r[音速真空裂刃,ソニックブロー]![8] @404 \c[2]集中!攻撃!集中!突撃![3] @950 \c[2]ガアアアアアアッ!! (集中、集中、押し潰す。)[5] [クロウ] @1 ただいま戦闘中です! !se(Action)ミス !wait5 !se(Action)ミス !wait5 !se(Action)ミス !wait5 !se(Action)ミス !wait20 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)ズシャアアー !wait20 !se(Shooting)撃破A !wait10 !se(Shooting)撃破C !wait15 !se(Action)ドゴン !wait15 @103 !se(Etc)ポワ \f[20]クロウ HP600 WILL[7(6)]剛1不1 ルーナ HP786 WILL[12(7)] @950 !se(Etc)ポワ \f[20]北神竜 HP1715 WILL[11(6)]不1 @103 \c[4]待機、集中!集中!一閃![2] @404 \c[2]集中!治癒!集中!突撃![5] [クロウ] @950 \c[2]グオオオッ!! (待機、集中、強打。)[2] [ルーナ] @1 ただいま戦闘中です! !se(Shooting)撃破C !wait15 !se(Event)アイテム入手A !wait10 !se(Shooting)撃破C !wait15 !se(Shooting)撃破C !wait15 @103 !se(Etc)ポワ \f[20]クロウ HP824 WILL[11(6)]剛 ルーナ HP629 WILL[12(7)] @950 !se(Etc)ポワ \f[20]北神竜 HP1472 WILL[12(6)] @103 \c[4]集中!集中!集中!耐え切れるか!? \s\r[多段剛剣撃,ディレイクラッシング]![9] @404 \c[2]集中!集中!集中!\r[加速連撃,アクセルラッシュ]![5] @950 \c[2]ギャアアアアッ!! (集中、集中、暴れ回る。)[5] @1 ただいま戦闘中です! !se(Action)重いドア開け !wait20 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait25 !se(Action)跳ね !wait7 !se(Action)ジュゴー !se(Action)ズシャアアー !se(Shooting)撃破C !wait15 !se(Action)ビシッ !wait5 !se(Action)殴打 !wait5 !se(Action)ビシッ !wait5 !se(Action)殴打 !wait15 @103 !se(Etc)ポワ \f[20]クロウ HP624 WILL[6(6)]不2 ルーナ HP429 WILL[12(7)]速 @950 !se(Etc)ポワ \f[20]北神竜 HP615 WILL[11(6)] \c[2]ガアアアアアアアアッ!! @103 \c[4]!\s来るぞ、ルーナ! @404 \c[2]はいっ! @103 \c[4]待機、待機、集中!ガード![2] @404 \c[2]構え!集中!守護!集中!強ガード![5] [クロウ] @950 \c[2]ギギャアアアアアアアッ!! (集中、集中、\r[火炎の息吹,ファイアブレス]。)[8] @1 ただいま戦闘中です! !se(Action)バリア音 !wait15 !se(Action)シュビー !wait20 !se(Action)爆発音 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)爆発音 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)爆発音 !se(Action)ズシャアアー !wait5 !se(Action)爆発音 !se(Action)ズシャアアー !wait15 @103 !se(Etc)ポワ \f[20]クロウ HP424 WILL[8(6)]守2 ルーナ HP229 WILL[12(7)] @950 !se(Etc)ポワ \f[20]北神竜 HP615 WILL[9(6)]不2 @103 \c[4]構え!集中!集中!覚悟しやがれ! \sこいつでミンチにしてやる! \s\r[多段剛剣撃,ディレイクラッシング]![6] @404 \c[2]集中!集中!集中!火と水の精霊よ! \sこの槍にその加護を与えたまえ! \s\r[業炎と氷結の交錯,ファイアー・アンド・アイス]![9] @950 \c[2]グオオオオッ!! (待機、待機、強打。)[2] [クロウ] @1 ただいま戦闘中です! !se(Action)重いドア開け !wait20 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait3 !se(Shooting)撃破C !wait25 !se(Action)シュビー !wait20 !se(Action)ジュゴー !se(Action)バリア音 !wait3 !se(Action)ジュゴー !se(Action)バリア音 !wait3 !se(Action)ジュゴー !se(Action)バリア音 !wait3 !se(Action)ジュゴー !se(Action)バリア音 !wait10 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait3 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait3 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait3 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !wait20 !se(Shooting)撃破C !wait15 @103 !se(Etc)ポワ \f[20]クロウ HP274 WILL[6(6)]守1不2 ルーナ HP229 WILL[10(7)]不2 @950 !se(Etc)ポワ \f[20]北神竜 HP0 WILL[5(6)]凍 !se(Shooting)撃破B @951 \c[2]ゲギャアアアアッ!? @103 \c[4]勝利だ! !wait20 !bgmサスペンス @530 う、うぅ・・・ @103 !se(Action)跳ね \c[4]おい、大丈夫か!? @1 2人が、唯一生きている可能性のある男に 駆け寄ると、男は微かに呻いて目を開けた。 @530 あ、あんた達か・・・ \sあいつ等は?他の2人は・・・? @1 男は自分の怪我のことも考えずに 起きあがろうとする。 @100 \c[4]他の2人は・・・\sその・・・ @1 真実を伝えていいかどうか、クロウは 数瞬迷った。 クロウの様子と、悲しそうな顔を見た男は 2人が死んだと言うことを悟ったらしい。 @530 そうか、みんな死んじまったのか・・・ くそっ・・・\s何でだよ、何で・・・ @1 男の目から涙がこぼれる。 男は最後に大きく息を吐き、そして・・・ \sそのまま2度と息を吸うことはなかった。 @100 \c[4]お、おい!\sしっかりしろ、死ぬな! @100 \c[4]頼むから、死なないでくれ・・・! !wait20 @402 \c[2]クロウさん、もう死んでます・・・ @1 ルーナがそっとクロウの肩を抱いた。 クロウの、男を揺さぶるその手の上に 涙がこぼれる。 !wait15 @1 ・・・ルーナもクロウも、泣いていた。 !mvnil !bgm夜の静けさ !mv海岸公園 !wait30 @1 その後、3人を埋葬した2人は キャンプに戻っていた。 !wait15 @100 \c[4]ルーナ・・・ @402 \c[2]・・・なんですか? @1 あれから、ずっとうつむいたままの ルーナに声を掛けた。 @100 \c[4]その、ゴメンな・・・ \sせっかく来たのにこんな事になって・・・ @400 \c[2]クロウさんのせいじゃないですよ。 @1 うつむいていたルーナが、顔を上げて 返事をした。 その顔がいつもよりも、心なしか 青白い様に思えた。 @100 \c[4]ルーナ、大丈夫か? @1 クロウは、下を向いているルーナの顔に 自分の右手を当てる。  そして心配そうな表情をしながら、 顔をルーナの前へと近づけていく。  どうしてかは解らないが、クロウは 無意識にルーナの身体に触れていた。 @403 \c[2]あ、あの・・・\sクロウさん・・・? @1 ルーナの頬が、急速に赤くなって いくのが解る。 白い肌のせいもあってか、まるで 血のように赤く見えた。 @104 \c[4]あっ!\sわっ、わりー・・・ @1 そんなルーナの表情を目の当たりにして クロウはとっさに我に返り、ルーナの 顔に触れていた手を離す。 @403 \c[2]い、いえ・・・\s私、大丈夫ですから・・・ @1 ルーナは顔を横に向けながら、 恥ずかしそうに言う。 @102 \c[4]そっ、そっか・・・\sなら、良いんだ。 @1 クロウもまたルーナと同じように、顔を 赤らめながら言う。 @102 \c[4]・・・・・・・・・。 @403 \c[2]・・・・・・・・・。 @1 その後、暫くは2人とも顔を合わせることが 出来ず、口を開くことも出来なかった。 @102 \c[4]えっと、その・・・ @1 クロウが何かを話そうと口を開くが、 話題は何一つ出てこない。 意味のない、似たような言葉ばかりしか 頭には思い浮かんでこなかった。 @102 \c[4]お、俺・・・\s夕飯に何か採って来るよ。 @1 !se(Action)跳ね ようやくそれだけ言うと、あたふたと 逃げるように森へと走り出した。 @102 \c[4]俺、なにしてんだよ・・・ !mvnil !mv海岸公園 !wait25 @1 十分ほど辺りを物色して、食べられる キノコや、狩った野犬の肉を手にクロウは キャンプに戻った。 @100 !se(Action)跳ね \c[4]時間かかっちゃったな・・・ !bgm @1 しかしその言葉に返事は戻ってこなかった。 !wait10 \c[2]『・・・ぁ・・・っ・・・』 代わりに聞こえてきたのは、とても 低くて苦しそうなルーナのうめき声。 @100 \c[4]・・・ルーナ? @1 その声を聞くと、異常なまでに 胸の鼓動が高鳴っていく。 先ほどルーナと一緒にいた時に感じた、 喜びを感じるような胸の高鳴りとは違い とても不快な高鳴りだった。 燃えている火の側に目を凝らす。 するとそこには、自分の胸を両手で 必死に押さえ込みながら、全身を 丸まらせているルーナがいた。 !bgmなんだこれは @103 !se(Action)跳ね \c[4]ルーナッ!? @1 手に持っていた物を放り出し、 クロウはルーナに駆け寄る。 @402 \c[2]クロウさん?\sう"っぁ・・・\s はあっ・・・はぁっ・・・ @103 \c[4]ルーナ!大丈夫か!? @1 クロウはルーナに近づき、 丸まっているルーナの背中に手を触れる。 全身は小刻みに震えていて、 少し触れるだけでもそれが解る。 顔色は真っ青で、信じられないほど 大量の汗を流していた。 @103 \c[4]ルーナ!しっかりしろって! @1 慌てて自分の服の袖で、ルーナの額に 流れる汗を拭き取る。 しかし流れ出る汗は止まることなく、 いくら拭いても意味がなかった。 @402 \c[2]バックに・・・\s薬が・・・ \sはぁっ・・・\s青い、蓋の・・・ @100 \c[4]バッグ・・・? \c[4]ちょっと待ってろ、今持ってくる。 !se(Action)学内歩き !wait20 !se(Action)カチャッ !wait10 @1 ルーナのバックを開けると、中に 幾つかの瓶があった。 その中からルーナの言った、青い蓋の 瓶を取り出した。 @100 \c[4]ルーナ!これか!? @402 \c[2]はっ・・・っ・・・\sっ・・・ぁ・・・ @1 ルーナは苦しみながら微かに頷いた。 @1 クロウは急いで蓋を開けルーナに飲ませる。 @402 !se(Action)飲む !wait15 !se(Action)飲む !wait15 \c[2]んく・・・・・・\sはぁっ・・・はぁっ・・・\sはぁっ・・・ @1 暫くすると薬の効果なのか、ルーナの 息遣いがさっきよりも楽になっていく ような感じがした。 !bgm @100 \c[4]ルーナ・・・ !wait15 @1 !se(Action)跳ね クロウは落ち着いてきたルーナを横たえ、 毛布を掛けてやった。 そしてルーナの方に顔を向けると、 さっきまでの息苦しさを感じさせるような 素振りはもう無かった。 @100 \c[4](良かった・・・\s良かった・・・) @1 クロウの心の中は、そのことだけしか 考えられなかった。 苦しむルーナが、助かって良かった・・・ 涙が出そうになってくるが、クロウは 必死にそれを押さえていた。 !mvnil !wait30 !mv海岸公園 !bgm夜の静けさ !wait10 @1 暫くして、ルーナの息は完全に落ち着きを 取り戻し、寝顔も安らいでいるようだった。 そして身体の方に目を向けると、 左手だけが毛布から出ていた。 中に入れようとルーナの左手に手をかけると、 ルーナはクロウの手を強く握り返してきた。 @100 \c[4]・・・ルーナ? @1 クロウは、ルーナが目を覚ましたのかと思い ルーナの顔に目を向ける。 だがそこには先程と同じように、小さな 寝息を立てて眠るルーナがいた。 @100 \c[4]・・・\s・・・\s・・・\s。 \c[4]ふふ・・・ @1 クロウは小さく笑顔を見せ、自分の手を 握ってくるルーナの手を力強く握り返す。 !wait15 \c[2]『んっ・・・\sクロウ・・・さん・・・』 すると、ルーナの小さな寝言が聞こえてくる。 @100 \c[4]ルーナ・・・\sここにいるから、安心しろよ・・・ @1 クロウはそう小さく言うと、再びルーナの手を 強く握ってやる。 その夜はルーナの握る自分の手を離すことなく、 クロウはずっと握ってやっていた。 !wait30 そしてその夜、クロウは自分がルーナを 愛しているとはっきり気が付いた。 ルーナが苦しんでる時に、何も 出来ないのは凄く辛かった… けれど、自分に出来ることならば、何でも してやりたいと思った。 自分に守れるのならば、必ず守りたい。 大好きで、大切な人だと思ったから・・・ !mvnil !wait60 @1 後編に続く。