#因果交錯 第18話-C !se(system)キー3 因果交錯 第18話-C !se(system)キー3 因果交錯 !v27=1 !v35=1 !v29=3 !v28=2 !v37=0 !v38=1 !v5=1 !mv海岸公園 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm別れ @1 \c[2]カタカタと、剣が震えている。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 違う、震えているのはわたし自身だ。 @120 シシ\c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]\c[0]ト\c[2]? @950 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ネエ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]サン。 @1 \c[2]どんな仕掛けなのか、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それとも壊れかけた耳が 幻想を聞いているのか。 \c[2]異形の化け物の口から放たれた声は、 長く聞き馴染んだ、間違いようもない、\c[0] シシト\c[2]の声。 \c[2]なぜわたしは動きを止めている?\c[0]\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシト\c[2]の声がするから。 \c[2]なぜ魔王は動きを止めている?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 分からない。 \c[2]なぜ\c[0]シシト\c[2]の声がする?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 分からない。 シシト\c[2]は、生きているのか?\n[2]\n[2]\n[2] \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]わから、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]ない。 \c[2]頭が、目の前の現実から真実を 探ろうと高速で走り回っているというのに、 欠片も分からない。 \c[2]\f[23]ただ確実に分かっている事は、 誰よりも殺したい奴の口から、 誰よりも愛しい人の声がする、 という事だけ。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]頭の中の、 酷く感情的な部分が叫ぶ。 \c[2]『罠だ、魔王の策略に過ぎない』、と。 \c[2]対して、頭の中の 辛うじて冷静な部分が声を上げる。 \c[2]『完治をかけてまで\r[謀,たばか]る理由がない』、と。 !bgm[追加]闇夜の死線 !se(action)ミス @813 ナナシ様、大丈夫ですか!? @1 \c[2]スケイルが傍まで来た。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 当然か。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]それなりに時間も 経っているのだし、 !se(action)ミス @440 けど、一体どういう事なんですか? !se(action)ミス @701 さっぱりわかんねえよ、 !se(action)ミス @833 これで状況が 好転してくれればいいのだがな。 !se(action)ミス @130 おねえちゃん、\n[2]\n[2]\n[2]だいじょーぶ? !se(action)ミス @736 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]他のみんなも集まってきたか。 \c[2]ただ、リクレール様だけは 厳しい目で魔王を見ている。 @813 大体、 ナナシ様は何を考えているんですか!? @120 \c[2]何が? @813 惚けないでください!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わざわざ魔王と一緒に 串刺しになった事です!! @120 \c[2]それが? @811 それが、って。 @833 一つしかない命であろう!? @701 実は生命の結晶とか言うのも 作ったとか言わないよな? @120 \c[2]無いわよ、そんな都合のいい物。 @813 では、なぜ!? @120 \c[2]理由が無いからよ。 @810 理由が\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]無い? @120 \c[2]ええ、\c[0]シシト\c[2]の居ない世界で、 生きる理由が、ね。 @440 シイナさん? @130 おねー、\n[2]\n[2]\n[2]ちゃん? @120 \c[2]ずっと、\c[0]シシト\c[2]の為だけに生きてきた。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] その\c[0]シシト\c[2]を失った今、 生きる理由なんて無いわ。 \c[2]今のわたしに残っている欲求は、 \c[0]シシト\c[2]を奪った魔王を殺す事と、 \c[0]シシト\c[2]を護れなかったわたしを殺す事、 \c[2]その二つだけよ。 @810 @701 @833 @130 @440 @731 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]だと言うのに、 @1 \c[2]わたしは、前を見る。 @120 \c[2]今は、わたしの事なんて どうでもいいんじゃないの? @811 わたしにとっては一番重要なのは ナナシ様であって、 シシトさんなんかではないんですけど。 @1 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]まあ、 スケイルの性格からしたら そうなのだろうけど。 !bgm @120 \c[2]もう一度、シシトの事を 『なんか』と言ってみなさい。 !se(action)ミス \c[2]殺すわよ。 @1 \c[2]剣をスケイルの首元に突きつける。 \c[2]スケイルにとって\c[9]シシト\c[2]の存在が、 『わたしの弟』だと言う認識でしかないのと 同様に、 \c[2]今のわたしに、とってスケイルの存在は、 『かつての仲間』だと言う認識でしかない。 @812 ひゃいっ!! @1 \c[2]スケイルは見て分かるほどに怯えている。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ああ、 随分と仮面が剥がれている。 \c[2]それだけ参っている、と言う事か。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]はぁ。 !se(action)ミス @1 \c[2]スケイルから剣を離して、ため息一つ。 \c[2]ここまで感情を露にしたのは、 最近ではリュウゾウを殺した時以来か。 \c[2]世界が無慈悲なのは とうの昔に理解していたし、 \c[2]万人に好かれる人物など いない事も理解している。 \c[2]である以上、\c[0]シシト\c[2]を好く人間もいるし、 \c[0]シシト\c[2]を嫌う人間もいる。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] どうとも思わない人間もいるのも分かる。 \c[2]\f[23]だからこそ、\c[9]シシト\c[2]を嫌われ難い性格にしようと 策を弄したものの、誰からも 好かれているとは思っていない。 \c[2]盗聴していた時にも、影口を叩く者、 避ける者、公然と嫌う者、 様々な悪意をぶつける者はいた。 \c[2]それが人であるのだし、 過保護は\c[0]シシト\c[2]の為にもならないと 放置していたのだけど。 \c[2]わたしと言う原因があり、 最初からマイナス方向に大きかったものを 大分軽減できたとはいえ、 \c[2]わたしの存在が \c[0]シシト\c[2]を傷つけているなど、 考えるだに吐き気がした。 \c[2]それでも、 \c[0]シシト\c[2]と共に在れた日々は、 楽しかった。 \c[2]気を抜けば、\c[0]シシト\c[2]の願いを 無限に叶えようとしてしまいそうで、 \c[2]気を抜けば、愛しさのあまり\c[0]シシト\c[2]を 永遠に抱きしめ続けてしまいそうで、 \c[2]それを悟られぬよう、 意地悪な姉を演じ続けた。 \c[2]リュウゾウを殺す機会をうかがい続け、 いつまた同じような事が起こらないかと 怯え続け、 \c[2]そんな中にあって、 \c[0]シシト\c[2]の存在だけが、救いだった。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]リュウゾウを組織ごと排除して、 ようやく懸念はなくなったと安心したのに、 \c[2]不安は無くならなくて、 むしろ日毎に強くなって、 \c[2]寸暇を惜しんで 今まで以上に監視網に気を配り、 自分の足でも不安の元を探し続け、 \c[2]それでも、何も見つからなくて、 シシト\c[2]が危機に陥ったのを幸いと 駆けつけて、直接護れるようにした。 \c[2]その所為で話す心算も無かった事も 話す事になったけど、 \c[2]それで\c[0]シシト\c[2]が安全になるのなら、 問題なかった。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]その結末が、これとは、 @121 \c[2]\f[18]無様を通り超えて、醜悪ね。 @440 シイナさん? !bgm!bgm[追加]闇夜の死線 @120 \c[2]なんでもないわ。 @830 しかし、どうしたものか。 @700 何でよ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトが表に出てこられたのなら、 引きずり出すだけだろ? リクレール様なら出来るんだし。 @830 あれが本当にシシトなら それで話は済むが、 本当にそうなのか? @440 でも、わざわざ魔王が先輩の声を偽って 何の得があるんですか? @700 そうそう、 @833 それは、そうだが。 @810 疑問と言えば、 魔王がわざわざナナシ様を治療した事も 腑に落ちませんしね。 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]って、 @813 ナナシ様、 怪我の具合はどうなんですか!? @120 \c[2]別に、問題ないわよ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 完治のおかげで怪我は軒並み治っているし。 @810 ほう、よかっ、 @120 \c[2]\f[23]単に失血死寸前なのと、 覚醒の後遺症で 脳が壊れそうな頭痛がするだけで、 他はぜんぜん問題ないわ。 !se(action)ビシッ @812 ちっとも大丈夫じゃないじゃないですか!? @120 \c[2]それ以外はどこも問題ないんだし、 そう大した事じゃないわ。 !se(action)ビシッ @812 大した事です!! @813 と、とにかく一度 下がって安静にしてください!! !se(action)ビシッ @120 \c[2]却下。 \c[2]さっきも言ったはずよ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わたしの身体なんかよりも 大事な事がある、と。 @1 \c[2]正面を見据えれば、微動だにしない、 \c[0]シシト\c[2]の声を発する魔王。 @736 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]そうですね、 その為にわたしたちは、 ここに来たのですから。 @810 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @813 \>・・・・・・\<分かりました。 @833 あ〜、そちらの話が済んだのならば、 知恵を借りたいのだが。 @701 正直おれらだけじゃ 堂々巡りで何も手が浮かばねえんだけどよ。 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]使えない。 !se(action)ビシッ @833 う、 !se(action)ビシッ @701 あぅ、 @442 ひょっとしてわたしも含まれてません!? @120 \c[2]当然。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]はぁ。 @810 ナナシ様が居なかったら どうしていたんでしょうか、この方々。 @731 \r[支援者,サポーター]なのですから、 もう少しきちんと 働いてもらわなければ困ります。 このままでは減給どころか 免職も視野に入れて、 @1   \f[36]「「のおおぉぉぉ!!!!」」 @831 それだけは、それだけはご勘弁を!! @704 家にはまだ独り立ちできない 幼子が三人も!! @737 その場ののりで嘘を付くのは止めなさい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 全く\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @735   @700 ん? @830 リクレール様? @735 かたかたかた !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgs../bgm/恐怖 !wait3 !bgm恐怖 !wait5 !se../bgm/恐怖 !wait4 !se../bgm/恐怖 !wait9 !se../bgm/恐怖 @120 \c[2]二人とも、\c[0]シシト\c[2]を ほったらかしに何を遊んでいるのかしら? @1 「「\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あ」」 @120 \c[2]死に方は選ばせてあげられないけど、 遺言くらいは聞いてもいいわよ? @704 @831 @735 あの、流石に物理的に首は あんまりではないでしょうか? !se(action)学内歩き @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ふうん? @735 も、物事には 段階と言うものが必要であって、 !se(action)学内歩き @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それで? @735 かたかたかた @441 そんな事より 先輩を助ける事を第一に考えませんか!? @120 \c[2]そうしたいのは山々なんだけど、 もう邪魔されないとも限らないし、ね。 @813 そ、その時は改めて やっちゃえばいいじゃないですか!! @120 \c[2]今やるのと その時やるのとで違いがあるの? @440 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @810 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \>        \m[70]ないですね\m[0] 「「あまり\m[55]ありませんね\m[0]」」 @704 うおいっ!! @831 あんまりではないか!! @133 ! \n[2]\n[2]\n[2]\n[2]おねえちゃん!! @120 \c[2]何?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] あなたも反対なの?\n[2]\n[2] @130 ちがう。 @704 嘘ぉっ!? @831 八方塞かっ!? @731 一応わたしは味方の心算なんですけど。 @130 シシト、\n[2]\n[2]\n[2]へん。 @120 \c[2]! @442 先輩!? @1 \c[2]彼女が指差した先には、 !se !bgs !bgm[追加]闇夜の死線 @950 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ネ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]サン、 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ン、 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ネ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]、 \c[2]あ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ぎ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]がっ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]\f[20]サン。 @1 \c[2]もはや単語にすらならない呻き声を上げ、 もだえる魔王の姿。 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @442 ど、どうなってるんですか!?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 先輩は無事なんですか!? @1 \c[2]現状がどうなっているのかは、 相変わらず分からない。 \c[2]ただ、\c[0]シシト\c[2]の声で身をよじる 魔王の姿が、そこにある。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]今すぐにでもわたしを呼ぶ声に 応えようとする身体を押さえつけ、 思考に専念する。 \c[2]あれは、本当に\c[0]シシト\c[2]か?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 可能性としては、正直一割未満だろう。 シシト\c[2]はその辺の一般人よりかは 鍛えられている。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 肉体的にも、精神的にも、 \c[2]しかし、それだけだ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 英雄と呼ばれるような 破格の強さがあるわけではない。 \c[2]比較対象がない以上断定しにくいが、 魔王の呪いは非常に強力だ。 \c[2]\f[23]一番近いのは やはりサリムさんの魔王化だが、 彼は破壊衝動に抵抗は出来たが 克服は出来なかった。 \c[2]彼に出来なくて\c[0]シシト\c[2]には出来ると言えるほど、 わたしは\c[0]シシト\c[2]を妄信していない。 \c[2]では、あれは一体何なのか。 \c[2]わたしだけじゃなく、 みんなも\c[0]シシト\c[2]の声を聞いているのだから、 幻聴の線は消せる。 @120 \c[2]リクレール様。 @730 何でしょう? @120 \c[2]\f[23]確認するけど、魔王と\c[0]シシト\c[2]の魂が 分割不可能なまでに同一化してしまったのは、 間違いないのね? @731 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]はい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 例え神の力を使ったとしても、 二人を分ける事は出来ません。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]確かに、さっき戦っていた時も、 逡巡することなく全力で殺しあった。 \c[2]仮に魔王が、\c[0]シシト\c[2]を 取り込みきれていなかったのなら、 もう少し攻撃にも迷いや、齟齬があったはず。 \c[2]である以上、 やはり融け切らなかった\c[0]シシト\c[2]の一部が 表出したとは考えがたい。 @731 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それと、 @120 \c[2]何? @731 厳密には、 もはやあれは魔王でも、 シシトさんでもありません。 二人の魂が溶け合って新たに生まれた、 一つの生命体です。 勿論、二人の魂をベースにしている以上、 彼らの性格や記憶、思考が 強く現れている事は当然なのですけど。 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それはどうでもいいわ。 @731 どうでも、ですか? @120 \c[2]ええ。 @1 \c[2]元々わたしには人の魂を見通す力なんてないし。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 大体、外見がそうだとか、魂がどうとかで \c[0]シシト\c[2]を\c[0]シシト\c[2]と認識しているわけじゃないし。 \c[2]けど、と言う事はあれは、 混ざり合った魔王と\c[0]シシト\c[2]の意識の中の \c[0]シシト\c[2]としての側面と言う事? \c[2]少なくとも、 魔王がこのような搦め手を仕掛けてくる 性格とは思えない。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]断定は禁物か。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それほど魔王に詳しいわけじゃないし。 \c[2]\f[23]順を追って考えるとしよう。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 最初にここに現れた時、 魔王の目的はわたしではなく\c[0] シシト\c[2]だった。 \c[2]その点から推察できるのは、 自らの力の回収か、人質としての価値、 \c[2]わたしの知りうる限り、 魔王が人質を取るなどの 策を弄した事はなかったけど。 \c[2]とはいえ、それなら\c[0]シシト\c[2]を 取り込まずにわたしと戦闘に入った点で 腑に落ちない。 \c[2]竜人を統べる者としての誇りも、 何もかもを捨てて動くなら、 現れた時即座に\c[0]シシト\c[2]に干渉すればよかった。 \c[2]けど、しなかった。 \c[2]ましてや、\c[0]シシト\c[2]を取り込んだ後も、 ただ殺し合いにふけるだけで人質として 扱おうとはしなかった。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]止めを刺される、その瞬間になっても。 \c[2]やはり、魔王の最終的な目的はわたしであり、 \c[9]シシト\c[2]はわたしを倒す為の力を 得る為の手段、と考えるべきか。 \c[2]と言う事は、\c[0]シシト\c[2]の声を発する あの状態は、魔王にとってもイレギュラーと見て 間違いなさそうだ。 \c[2]では、今の状態は一体何なのか。 \c[2]仮に、 解離性同一性障害のような、 複数ある人格の内の一つだとすると、 \c[2]\f[23]今の今までずっと魔王が表に出ていた点や、 魔王と人の意識の強さの差という点から、 魔王と\c[0]シシト\c[2]では魔王の方が 上位に存在している事は分かる。 \c[2]取り込んだ\c[0]シシト\c[2]もまた、 自身の一部である以上、それを害するのは 自身を害するのと同義。 \c[2]ならば、この現状は? \c[2]\f[23]初めて行った同一化であり、 未だ不明な点も多く、 起こるべくして起こったイレギュラー、 と言う事だろうか。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]ただ、腑に落ちないのは、 なぜ呼びかける対象がわたしなのか、だ。 \c[2]分かりきっている事ではあるが、 わたしはあまり\c[9]シシト\c[2]に優しくしていない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] むしろ酷い目にあわせ続けた。 \c[2]その点に関しては、 以前理由を言ってはいるが、人間はそれで 容易く納得できるようには出来ていない。 \c[2]まして、直接鍛えるようになってからは 限界ぎりぎりを見定めてしごいてきた。 \c[2]その境界線を決めるのは、 いつも\c[0]シシト\c[2]ではなくわたしだった。 \c[2]もう無理だと叫んでも、止めず、 ちょっと休ませてと願っても、止めず、 ぼろ雑巾一歩手前になるまでしごき続けた。 \c[2]そうなる前に手を貸すのは、 いつもねこちゃんやセトちゃんだった。 \c[2]\f[23]である以上この場合も、 助けを求めるのならわたしではなく、 ねこちゃんかセトちゃんであると 理解しているはずだ。 \c[2]わたしに助けを願っても、 わたしは一度も助けなかった。 \c[2]だから、 \c[0]シシト\c[2]がわたしに助けを求めるなんて、 ありえないはずなんだけど。 \c[2]しかし、実際にはわたしを呼んでいる。 \c[2]何故? @701 しっかし、どうするよ? @442 きっと何か方法があるはずです! @833 そうは言うが、 シイナ殿は殆ど黙ったままだぞ? @442 リクレール様、スケイル様、 何かないんですか!? こう、 一打逆転満塁ホームラン的な何かとか!? @811 と、言われましても、 @700 スケイル様ってあの魔王の上の人なんだろ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何とかなんねーの? @810 それでどうにかなるのでしたら、 最初の段階でしてますよ。 ナナシ様が 無駄に傷つく事もなかったのですから。 @701 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それもそうか。 @830 リクレール様は、何かないのですか? @736 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]何か\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]方法\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] ホームラン\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]段階\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 無駄\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !bgm \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]無駄? \c[2]待った。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そもそもわたしはなぜ今考え事をしている? シシト\c[2]の声がしたから。 \c[2]それはそうだが、 それが分かって状況がどう変わる? シシト\c[2]を救い出せる可能性が生まれた。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]救い出せる? \c[2]どうやって? @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]前を向けば、 あいも変わらず悶えている魔王。 \c[2]リクレール様は言っていた。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] すでに魔王と\c[0]シシト\c[2]は分割できないほどに、 溶け合ってしまったと。 \c[2]それを、ただの人間に過ぎないわたしが、 どうやって救う? \c[2]そもそも、わたしはあれを、\n[2]\n[2]\n[2] \c[0]シシト\c[2]だと認識したいの?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] \c[0]シシト\c[2]ではないと認識したいの? \c[2]わたしは\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 今何の為に\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 頭を働かせている? @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]そっか、 @700 姉ちゃん? @830 シイナ殿? @130 おねーちゃん? @441 何か思い浮かんだんですね!! !se(action)学内歩き @120 \c[2]下がってて、 @811 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ナナシ様? @731 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ナナシさん、あなたは、 @1 \c[2]スケイルは疑惑、 リクレール様は確信に近い推測、か。 \c[2]その辺りは付き合いの長さ云々より 歩んできた歴史の差、と言う事か。 !se(action)学内歩き @120   @950 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ネ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ン。 !se(action)学内歩き @1 \c[2]魔王の眼前に立ち、 !se(action)ミス \>\c[2]魔王の眼前に立ち、\<剣を振り上る。 @440 え? @700 は? @830 何? @130 ? @1 \c[2]四人ほど、状況について来れていないけど、 どうでもいい事だ。 \c[2]結局のところ、 これが\c[0]シシト\c[2]であろうが \c[0]シシト\c[2]でなかろうが、関係ないのだ。 !bgm別れ \c[2]救う術がない、と言う点において。 \c[2]そして、スケイルに術がなく、 リクレール様も不可能だと言うのなら、 紛れもなく、手詰まりだ。 \c[2]だから、わたしは魔王を殺そうとした。 シシト\c[2]害する者は、誰であろうと許さない。 \c[2]けれど、\c[0]シシト\c[2]を護れなかった時点で、 わたしにそれを言う資格などない。 \c[2]多分、わたしがやらなくても、 スケイルかリクレール様が 魔王の始末はするのだろう。 \c[2]元々その為に来た訳であり、 その覚悟も持っているはずなのだから。 \c[2]けれど、それは認めない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 認めるわけにはいかない。 シシト\c[2]を護れなかったくせに、 その始末を他の誰かにやらせた上で その人を恨むなんて、逆恨みもいいところだ。 \c[2]だけど、 今まで生きてきた自分の在り方が叫んでいる。 \c[2]誰であろうと、どんな事情があろうと、 自分にその資格がなかろうと、 \c[2]  \f[48]許\n[2]\n[2]さ\n[2]\n[2]な\n[2]\n[2]い\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]必\n[2]\n[2]ず\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]殺\n[2]\n[2]す\n[2]\n[2]。 \c[2]なら、 わたしが取るべき手段は一つしかない。 \c[2]\f[23]わ\n[2]\n[2]た\n[2]\n[2]し\n[2]\n[2]が\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 自\n[2]\n[2]分\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]手\n[2]\n[2]で\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シ\n[2]\n[2]シ\n[2]\n[2]ト\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]未\n[2]\n[2]来\n[2]\n[2]を\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 終\n[2]\n[2]わ\n[2]\n[2]ら\n[2]\n[2]せ\n[2]\n[2]る\n[2]\n[2]。 \c[2]そう決めたはずなのに、何故手を止めた? シシト\c[2]の声がしたから? \c[2]違う。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]その声の向こうに、 \c[0]シシト\c[2]が見えたからだ。 シシト\c[2]を奪った魔王を殺すのではなく、 \c[0]シシト\c[2]そのものを殺すのではないかと、 恐れたからだ。 \c[2]本当に、今更だ。 \c[2]仮に、 本当にあれが\c[0]シシト\c[2]だったとしても、 シシト\c[2]を救う術など、ないと言うのに、 \c[2]あるいは、 表に出てこなかった方が幸せだっただろうに。 \c[2]見も知らぬ化け物に\r[憑,と]り殺されるか、 血の繋がった家族に斬り殺されるか、 どちらがより辛いかなど十中八九決まっている。 \c[2]まして、助けてと願っているのに、 してあげられる事は 剣を振り下ろす事だけなのだから。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]まだ、 たった十七年しか 生きていないというのに、 \c[2]理不尽に化け物に憑りつかれ、 理不尽に姉に殺される為に 生きてきたわけではないだろうに、 \c[2]かけるべき言葉はなく、 その資格もない。 \c[2]\wx\m[70]\f[20] わたし\m[0]\f[24] \m[55]ナナシ\m[0]の事情に巻き込まれて、 \c[2]\wx\m[70]\f[20] わたし\m[0]\f[24] \m[55]シイナ\m[0]の勝手で殺される。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ああ、そうだ、言うべき言葉があった。 \c[2]とびっきり無情に、残酷に、酷薄に、 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さようなら、魔王。 @950 \c[2]ネエ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]サ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ン? @1 \c[2]わたしを恨めるように、憎めるように、 シシト\c[2]にはなんら非はなく、 全てに非はわたしにあるのだから。 \c[2]何一つ、\c[0]シシト\c[2]が自分の無力を嘆くことなく、 世の無常を儚むことなく、 \c[2]わ\n[2]\n[2]た\n[2]\n[2]し\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]心\n[2]\n[2]情\n[2]\n[2]を\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]慮\n[2]\n[2]る\n[2]\n[2]こ\n[2]\n[2]と\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]な\n[2]\n[2]い\n[2]\n[2]よ\n[2]\n[2]う\n[2]\n[2]に\n[2]\n[2]、 \c[2]振り上げていた剣を改めて握りなおし、 !se(Action)ミス \>\c[2]振り上げていた剣を改めて握りなおし、\< 一気に振り下ろす。 \c[2]苦しまないように、 一太刀で両断する。 \c[2]それがわたしに残っている、 最後の温情だろう。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さようなら、\c[0]シシト\c[2]。 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)シュイーン !wait3 !se(Action)バリア音 !wait8 !se(Action)シュイーン !wait3 !se(Action)バリア音 !wait8 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait3 !se(Shooting)レーザー !wait20 !se(Action)バリア音 @1 \c[2]しかし、全力を籠めた一刀は、 横合いから放たれた何かによって、 剣を弾き飛ばされ無為になった。 !se(action)ミス !wait17 !se(action)ミス !wait17 !se(action)ミス !wait17 !se(action)ミス !wait17 !bgs../se/(action)ミス \c[2]わたしの手から飛ばされた剣は そのまま風切り音と共に飛んでいき、 !bgs !se(Action)重いドア開け \c[2]\>わたしの手から飛ばされた剣は そのまま風切り音と共に飛んでいき、\< 地面に突き刺さる。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]魔王ではない、 あいつにそんな仕掛けをするそぶりも、 余裕もなかった。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]とすると、 !se(action)ミス @120 \c[2]何の心算、リクレール様? @1 \c[2]この状況下で 妨害しようとする可能性が高いのは、 ねこちゃんかセトちゃん。 \c[2]とはいえ、 今の攻撃方法はどちらにも該当する物がない。 \c[2]リス君とクロウは 止める為の地力すらない為却下。 \c[2]スケイルはわたしが最優先である以上 考えられない。 \c[2]消去法でリクレール様になるわけだが、 @736 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \c[2]リクレール様はわたしの問いには答えず、 厳しい目つきでこちらを、 わたしを見ている。 @120 \c[2]もう一度聞くわ、リクレール様。 \c[2]なんの心算? @736 すみません。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] どうしても確認しておきたかったので、 @120 \c[2]確認? @736 はい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]ナナシさんが言った、 シシトさんが最優先だ、 と言う言葉が本当かどうかを。 以前のナナシさんとは 思えない言葉だったものですから。 @1 \c[2]確かに、以前の、ナナシだった時からは 考えられないでしょうね。 \c[2]他の誰かの為に動く事はままあったけど、 たった一人の為だけに自分の全てを賭けて 生きていたわけじゃないのだし。 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それで? @736 改めて、一つだけ聞かせてください。 シシトさんを救う為なら何でもする。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 真ですか? @120 \c[2]ええ。 @736 何を対価にしても? @120 \c[2]勿論。 @737 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @736 \>・・・・・・\<分かりました。 @810 リクレール様? !bgm @730 助けましょう、シシトさんを。 @1 「「「「「「\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]」」」」」」 @442 はい!? @133 あるの!? @730 あります。 @831 なら何故黙っていたのですか!? @704 そうだぜ!! @730 ええと、色々と問題がありまして、 @120 \c[2]本当\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]に?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを救う術か\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あるの? @730 勿論です。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] この期に及んで嘘は言いません。\n[2]\n[2] @731 ただ、三点ほど問題がありまして。 @120 \c[2]問題?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それって\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]まさかっ!? @731 二点は、わたしの問題です。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ですがもう一つ、シシトさんに関しても 問題があります。 @736 一つは、 女神としての力を 行使しなければならない事。 @810 あれ、ですがリクレール様、 神の力は、 @730 ええ、使う心算はありませんでした。 @736 そして、二つ目。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わたし自身もまた、 少なからぬ重荷を背負う事になると言う事。 である以上、 軽々しく使うわけにはいけません。 そして三つ目、 この方法では、シシトさんを 人間には戻せないという事です。 @120 \c[2]え? @830 そう言えば、 まだどうやってシシトを助けるのか 聞いていませんが。 @810 神の力でも分割は 出来ないって言ってましたし。 @736 ええ、それは無理です。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ですから、 新たに、わたしと言う因子を 一部埋め込んで平衡を保てるようにします。 @700 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]は? @736 現状。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 魔の属性である魔王の力が強く出ている為、 シシトさんが表に出られない状態です。 \f[23]ですので、 神の属性を持つわたしの力を埋め込む事で 魔王の影響力を弱め、結果的に シシトさんが一番優位になるようにします。 @830 では、二番目の問題とは、 @736 ええ、注ぎ込んだ分の力が戻る事はない為、 女神としての力が落ちてしまいます。 また、シシトさんが表に出たとしても、 過剰な殺意や暴力、\r[即,すなわ]ち闇に身を落とせば 再び魔王が顕現します。 \f[22]そうなれば、 わたしの因子を内に取り込んでいる分さらに強く、 そしてわたしの力も己が物としてしまう 危険性もあります。 \f[22]かと言って、下手に力を籠めすぎたら 今度はわたしの因子の影響力の所為で シシトさんが出てこれなくなる可能性もあるので、 さじ加減が非常に難しいのです。 @736 シシトさんの姿形、感情、記憶、 外見的、内面的にはおおよそ元通りの シシトさんになります。 ですが、魔王という存在が 切り離せない以上、大なり小なり 影響を及ぼします。 また、魔王と神の因子を持つ者として、 監視する必要性も発生します。 マジカルパレスに従事してくれるのでしたら そこまで問題はありませんが、 魔法使いとは関係ない職に就くのでしたら、 それなりの頻度で、検査を 受ける必要もあります。 ナナシさん、それでもあなたは、 シシトさんを、救いたいのですか? @120 \c[2]勿論。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何を対価にしても。 @731 シシトさんの姿形、 シシトさんの記憶を持った、 全くの別人になるのですよ? @120 \c[2]違うわ。 @731 え? @120 \c[2]人は変わっていくもの。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それが良い悪いに関係なくね。 @731 で、ですが、先ほど言ったとおり。 @120 \c[2]あなたが言った事よ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 人の、シシトの因子が一番強く 出られるようにすると。 \c[2]例えどんな変化が起ころうと、 今まで生きてきたシシトが表に出るのなら、 それはシシトよ。 \c[2]純粋な人かどうかに関係なく、ね。 @730 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]分かりました。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 契約成立です。 @120 \c[2]ありがとう。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] でも、対価はどうすればいいの?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 確か神としての力の行使に対価は、 @730 ああ、いえ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] この件でナナシさんが恩義を感じる必要も、 対価を払う必要もありません。 @701 は? @833 と言う事は、 @440 \r[無料,ただ]? @730 いいえ。 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わたし、何かした? @731 あの、本気で忘れてませんか? @120 \c[2]忘れるも何も、 心当たりがないんだけど。 @731 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]まあ、 シシトさんの事で頭が一杯だから でしょうけど。 少し寂しくもありますね。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] スケイル、説明を、 @810 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? @735 どこまであほの子なんですか!? @813 そう、わたしはナナシ様バカですっ!! @731 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]いいです。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 自分で説明します。 !bgm神秘 @730 昼頃にも言いましたけど、 神の力を使うには非常に大きな 制約があります。 @440 確か、それを使わない限り 世界が滅びるような状況でないと 使わないって言っていましたね。 @730 そうです。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そして、現状このまま放置していても そのような状況にはなりえません。 そしてもう一点、 願いを叶えるには 対価が必要とも言いました。 対価を支払いさえすれば、 それに見合う分の願いを叶える、と。 \f[23]しかし、この状況からシシトさんを 助けるのは非常に困難であり、 わたし自身にかかるデメリットも考えると、 これを成す為の対価は膨大で計り知れません。 @731 ですので、いささか心苦しくはありますが、 シシトさんは切り捨てる心算でした。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 先ほどまでは。 @120 \c[2]さっきまで? @730 \f[23]ナナシさん。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そもそもナナシさんは村上シイナになる前、 ナナシとしてわたしに頼まれて、 何をしました? @120 \c[2]何って\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 魔王を殺して、神も殺した。 @810 人と竜人が共存する世界を作りましたよね。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] これはもう救世主としてたたえられても おかしくは\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あ。 @730 そうです。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ナナシさんは一度世界を救っています。 そしてその対価を、 わたしは未だ払っていません。 ですから、ナナシさんが望むのなら、 わたしは、 \f[30]世界を救っていただいた対価として、 シシトさんを助けましょう。 @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ほんとう、に? @734 勿論ですよ。 @440 でしたら、 何で今の今まで黙っていたんですか? @730 先ほど言った問題点もあるのですが、 対価の割に結果が小さいですから。 @700 結果? @730 言うまでもありませんが、 この結果によって得られるのはシシトさん、 すなわち人一人だけです。 対して、払うべき対価は世界を救った事。 \f[23]世界を救う、ということは、 ほんの一握りの英雄たちの、 さらにほんの一握りにしか成し得ない 最上級の奇跡です。 この対価を持って願われれば、 わたしはわたしの持ちうる 全ての力を持って叶えます。 無限の寿命。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] この世の全ての富と名誉。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 自らの望むままの世界。 およそ人の望みうる中で、 わたしが叶える事の出来る願い全てです。 @709 てことはハーレムとかも!? @441 先輩とラブラブになるとかも!? @730 はい。 ですので、本当にこれでいいのか 確認しておきたかったのです。 ナナシさん、よろしいんですね? @120 \c[2]ええ、\c[9]シシト\c[2]を助けて。 @736 分かりました。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] では、はじめます。 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm[追加]祈り !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait30 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait20 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait20 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait8 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait8 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait8 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait6 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait6 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait6 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait6 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 @736 必ず、シシトさんは助けます。 @121 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @120 信じるわ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] リクレール様。 シシトを、お願いします。 @734 はい、任せてください。 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait20 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait20 @701 うおっ、まぶしっ!! @833 本気で神の力を使う心算ですか。 @734 ここまで来て冗談でしたなんて言うと 思っているのですか? @704 ぴぃっ!! @831 そ、そんな心算は決して、 @736 全く、集中しなければならないので 静かにしていてくださいよ。 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait20 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait20 @736 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ふむ、 少々手間はかかりますが、 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait15 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait15 @736 よしっ、掴んだっ!! !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait10 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait7 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait7 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait5 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait5 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !wait2 @736 これでっ!! !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait5 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait5 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait5 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait5 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait3 !se(Action)シュビー !se(Shooting)レーザー !se(Action)シュイーン !se(Action)ジュゴー !wait15 @736 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @120 リクレール、様? @730 ふう、終わりました。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ナナシさん。 !se(action)ミス @1 背を向けていたりクレール様が こちらに振り返る。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] その何かを抱えているらしい両手の内には、 @734 どうぞ、ナナシさん。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] あなたが望んだ、結果です。 @120 シシ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ト。 @1 何物にも換え難い、最も大切な人が、いた。 @120 シシト。 @1 呼吸も、脈拍も、体温も しっかりしている。 \f[23]眠ったままではあるが、 無意識の中でもする身動き、 呼びかけに対する変化、 ふとした拍子に変わる表情、 そのどれもが、 あるがままのシシトだった。 良かった。 本当に\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]よか\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]っ、 !mvnil !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)ドゴン @1 「ちょ、ナナシさん!?」 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]疲れた、な。 本当に\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]疲\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]れた。 「ナナシ様!?」 「シイナさん!?」 「おねえちゃん!?」 「そういや姉ちゃん、 傷塞がってるから分かりにくいけど、 この中で一番重傷だったな」 「そういえば、そうだな」 「雨癒雨癒雨癒雨癒雨癒雨癒雨癒雨癒雨癒」 「救急車救急車って この状況どうやって説明するんですか!?」 「てか、停電時って電話通じるのか?」 「命の関わる所ゆえ、 その対策は万全だろう」 「大体、 この前の停電とて殺人こそ起こったものの、 それ以外の被害はなかったではないか」 「そういやそうだな。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ってか、その停電は 姉ちゃんの仕業じゃねえじゃん」 「そうだったな」 「そこの役立たず二匹!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 置いていきますよ!!」 「ちょっと待て、どこに行くのだ!?」 「おうち」 「外傷はないのに意識不明なんて 説明するのが難しいですから、 家に運んで安静にさせる事にしました」 「本当にもう、減給確定です」 「「いやああああ!?」」 そんなやり取りを聞きながら、   わたしの意識は、闇に沈んでいった。     両手に\r[温もり,シシト]を抱きしめたまま。 !bgm !mvnil !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgmファンキー @50 これにて今夜も閉幕、 因果交錯 第18話-Cをお送りしました〜。 @11002 15〜20キロ位で終わるんじゃないかと 思っていたらあれよあれよと 膨らんでしまいました。 @440 ようやく先輩復活しましたね。 @830 そうだな。 @700 第16話-Bからだから\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 5話ぶりだな。 @440 って、あれ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 先輩は? @11002 まだ寝てるよ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ちなみにねこちゃんは それに付き添ってるからここには居ません。 @442 しまったっ!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 出し抜かれました!! @701 絶対ねこちゃんそんな事考えてねえよな? @11002 あっさりそっちに思考が回る辺り、 流石ヨゴレナンバーワンとの 誉れ高い人だ。 @442 って、誰がそんな認定してるんですか!? @11002 \f[23]集合的無意識。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] (個々人の意識のさらに深層にある、 個人を越えた人類に普遍的に共通する認識。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ぶっちゃけお約束とか常識とかそんな感じ) !se(action)ビシッ @442 ひどっ!! @11002 まあ、それは置いといて、 @442 置いとかないでください!! @11002 シシト君の事は置いといていいの? @441 はっ!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そうでした、 こんなところに居る暇なんて有りません!! !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 @833 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @701 あの辺がヨゴレって言われる理由だって 何時気づくんだろーな? @50 一生来ないんじゃない?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 集合的無意識なんだし。 @11002 けど、これでここも寂しくって言うか、 サブキャラしかいなくない? @700 ←1。 @830 ←2。 @704 俺サブ!? @11002 勿論。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] と言うか、君主役の心算だったの?\n[2]\n[2] @705 人生の中において、 人間一人一人、誰もが主役である!! @11002 事実ではあるが、因果交錯は 君を主眼に置いた物語ではない。 !se(action)ビシッ @704 げふぉっ、 @50 そもそも人じゃないでしょ。 !se(action)ビシッ @704 げはっ、 @833 そもそも汝、 居てありがたかったと 思われるような事があったか? !se(shooting)撃破A !se(shooting)撃破C @720   @50 まあ、そんなこんなで 次回予告行きましょうか。 @11002 さんせ〜。 @720 \f[12]俺の事は無視かよ。 @833 弄られもせん我よりはましと思え。 !bgm安らぎ !v5=0 !mvシシトの部屋 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @100 ふあ〜あ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]? @102 なんか体がだるいな、 @100 ま、いいか。 !se(action)跳ね @100 \>ま、いいか。\< 起きよっと、 !bgm !se(action)跳ね @735   @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @102 \>・・・・・・\<へ? !bgmサスペンス @50 \f[23]一ヶ月以上もの 長きに渡る眠りから目覚めた時、 シシトの眼前には見知らぬ女の死体が 横たわっていた。 @104 は?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] え?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] どういう事? @50 あまりにも予想外の出来事に シシトは戸惑いを隠せない。 しかし、世界はそんなシシトを 更なる混沌へと導く。 !se(action)ドア開け @620 警察だ、動くなっ!! @104 はい?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] え?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何事!? @630 あ〜あ〜、 こらまたえらいむごい事しよるな。 食人嗜好なんぞどこで身につけたんや?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 坊主? @104 ちょっと待って、 ぼくも今起きたばかりで何がなんだか!! @630 んな事言うたかて、 その服はなんなんや? @102 服? @102 ←血塗れ !se(action)爆発音 @105 \f[48]何これ!? !se(action)カチャッ @620 十時三十四分、容疑者確保。 @630 死体そのまま、 服もそのままで 寝るなんて豪気なやっちゃな。 他にもやった事素直に吐いたほうがええぞ? !se(action)ズシャアアー @105 \f[48]無実だああ\f[36]ああ\f[24]ああ\f[12]ああ\f[10]ああ\f[8]ああ!! !mvnil !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(Action)重いドア開け @50 しかし、そんな訴えもむなしく、 シシトは警察に連れて行かれた。 警察でも、自分が犯人である事を示す、 様々な証拠が突きつけられ、 シシトは疲弊した中で悟った。 自分に、味方は居ないのだと。 そして、シシトは誓った。 @103 (絶対逃げ出してやる!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そして、真犯人をぼくの手で捕まえる!!) @50 次回、因果交錯 第19話。 \f[23]『シシト、脱走』\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 『魔王の衝動』\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 『順当敗訴』\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 『エンディングはシシトの絞首刑』\n[2]\n[2] ようやく表舞台に戻ったシシト。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 彼は一体、何を見るのか? !bgm !wait50 !bgmファンキー @50 と言うわけで、次回も見てね\wh @831 待て待て待て待てぇ!!!! @704 何でしょっぱなから女神様死んでるの!? @831 そもそも内容が物騒すぎるぞ!! @11002 それは別に 今に始まったことじゃないじゃん。 @50 そうそう。 と言うわけで、また次回。 し〜ゆ〜。