#因果交錯 第19話-E !se(system)キー3 因果交錯 第19話-E !se(system)キー3 決断 !v27=1 !v35=1 !v29=3 !v28=2 !v37=0 !v38=1 !v5=0 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx 特別なものが欲しかったわけじゃない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] さして困難なものとも思っていなかった。 それ以上を望んだ事はなく。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それ以外を望んだ事もなく。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それだけの為に歩んできた。 その為に、自身さえも切り捨てた。 一人、たった一人が 笑っていてくれればそれで良かった。 なのに、その願いは、未だに叶わない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] なのに、その願いは、未だ遠くにある。 後どれだけの時間を費やせば、 そこに至るのだろうか。 後どれだけの犠牲を重ねれば、 そこに至るのだろうか。 問う声に応えるものはなく、 それでもわたしは、歩き続ける。 殺意を纏って、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 血に塗れて、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 命を貪って、 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgmサスペンス @730 何か、とは何でしょうか? @100 分からないけど、 全く知らないってわけではないと 思うんですけど。 @737 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @810 リクレール様? @730 そう言われましても、 何を根拠に? @100 スケイル様が言っていた事ですけど、 姉さんは以前、ナナシだった時は 強くて、優しい人だって話です。 @730 ええ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 今とはだいぶ違いますね。 @100 スケイル様は、 姉さんを愛しているとも言いました。 @813 勿論ですっ!! @102 まあ、スケイル様レベルの 愛情を持った人が他にいるかどうかは 知りませんけど、 @100 少なくとも、リクレール様も、 姉さんには好意を抱いていたんですよね? @730 そうですね。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] あくまでも人として、 友情や尊敬の念ですけど。 @100 だからこそ、ですよ。 @730 はい? @100 そんな姉さんがいなくなったのに、 積極的に探そうともせず、特に心配もせず、 そこそこに手伝うだけ。 疑問を持つのも 当然じゃないでしょうか? @730 あくまでナナシさんの意志を 優先させただけなんですけど。 @100 だったら、 姉さんが心を読めるかもって みんなが思った時、 何もしないのは おかしいんじゃないんですか? @730 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? @100 好意を抱いている相手が 恐怖の感情を向けられているのに 何も思わない人はいないと思う。 \f[23]好意を抱いている相手に 自分の知らない事があって、 それを知ったのに何の反応も ないのは変だと思う。 スケイル様ほどとは言わないけれど、 もっと反応すると思う。 リクレール様は、あの手紙を読み終えた後、 姉さんの事をみんなが考えている時に、 殆ど意見を挟まなかった。 どうしてですか? @730 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それは、 @100 姉さんから、 何か聞いていたんじゃないですか? @737 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @730 \>・・・・・・\<わたしは、 神としての職分を優先させただけです。 @810 あ、リクレール様。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 隠し事は無駄ですよ。 @730 はい? @810 リクレール様って嘘をつく時、 決まって唇を舐めますから。 @400 そうなんですか? @730 そんな癖ありませんが、 @813 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]引っかかりませんでしたか。 @401 嘘なんですか!? @813 嘘も方便です。 @402 まあ、確かにそうですけど。 @813 ですけど、隠し事はしていますよね。 @730 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @813 リクレール様との付き合いは誰よりも 長いのですから。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そのぐらい分かりますよ。 確かに、嘘はついていない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] けれど、真実そのままを 語っているわけでもない。 違いますか? @737 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]そう、ですね。 @730 \>・・・・・・そう、ですね。\< 確かに、わたしは、 みなさんより少しだけ知っています。 ナナシさんと、直接話をしましたから。 @833 \r[女神,リクレール]様!? @813 本当ですか!? @730 はい。 @130 どーして、\n[2]\n[2]\n[2]だまってたの? @730 契約を交わしましたから。 @400 契約、ですか? @730 はい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 傍観者の立場にいてくれ、と。 @100 傍観者? @730 より正確には、 みなさんがナナシさんを探そうとした時に、 傍観者の立場にいてくれ、ですけど。 @400 シイナさんはどうしてそんなお願いを? @731 それは、言わなくても 分かるのではないのですか? @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @811 どうして、その願いを受け入れたんですか?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] リクレール様だって、 @737 そうですね。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わたしとてナナシさんとは 浅からぬ\r[縁,えにし]をもつ身。 話もしたいし、 同じ時間を同じ場所で歩きたい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] しかし、 @736 これはわたしの持つ 個人的な欲求でしかない。 ナナシさんが持つ覚悟に比べて、 瑣末なわがままでしかない。 ですから、わたしは ナナシさんの願いを受け入れました。 @402 覚悟\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]って、 シイナさんは、 @736 帰ってきません。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? @736 手紙には二〜三ヶ月で 帰るとありましたけど、 恐らく、帰ってくる事はないでしょう。 @813 ど、どうして!? @737 それが、ナナシさんの覚悟だからです。 @830 では、シシトやスケイル様の 声に反応を示さないのは、 @731 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ナナシさんに、 応える気がないからでしょう。 @100 どうして、そんな、 @731 わたしはナナシさんではありませんし、 詳しい話を聞いたわけでもないので 分かりません。 \f[23]わたしが言える確かな事は、 ナナシさんにとって、シシトさんは 何物にも換え難い大切な存在 だという事だけです。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !bgm !mvnil !mv警察署コンピュータ室 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm黄昏 @1 \f[23]不安が無くなってから、 新たな不安が生まれるよりも、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 言い知れぬ不安から、 新たな不安が生まれる方が遅い。 それはリクレール様に言ったとおり、事実だ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] しかし、分かった事はもう一つあった。 \f[23]言い知れぬ不安から、 新たな不安が生まれるよりも、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 明確な不安を抱えたままの方が、 遥かに余裕があるのだ。 リュウゾウをどうにかしなければ、 シシトの身が危ない。 その為に動き続けていた時は、 新たな不安が生まれる事は無かった。 そして、シシトに致命的な 危機が訪れるような事態も 起こらなかった。 さしたる意味もなく動くよりも、 目的を持って動き続けていた時の方が、 シシトの安全は長かったのだ。 特別言う必要性を感じなかったから、 リクレール様には言っていなかったが、 だから、この道を選んだ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 自らに目的を課し、 ただそれだけの為に動き続ける。 ささやかな幸せも、 穏やかな生活も、 求めたものも、 全てを遥か彼方に置き捨て、 ただ前に進むだけの生き方を。 その為に、 まず自分の存在を消す必要がある。 自分のクローンを生み出し、 死体が確認できる状態で殺す。 単に死を偽装するだけなら、 飛行機事故にでも巻き込まれれば事足りる。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 普通なら。 けど転移が使える以上、 そんな事でわたしの死を 確信できるはずがない。 死体がちゃんと表に出るように、 死なないといけない。 無論、これだけでシシトたちが 素直に死んだと思うとは思わない。 けれど、探す手が完全に \r[潰,つい]えてしまったと諦めざるをえなくなる。 後は、到底叶うべくもない、 一生を費やしても達成できそうもない目的を掲げ、 死ぬまで進むだけ。 \f[23]現時点で思い浮かぶのは、 少しでも世界が平和になるように、 少しでもシシトを取り巻く世界に 危険が少なくなるように、 犯罪者を殺し続けて 少しでも世界を平和へと近づける、 くらいだろうか。 随分子供じみたやり方ではあるが、 一生をかけても叶いそうにない願い、 というくくりなら、この辺が妥当だろう。 それが、今のわたしに出来る、 シシトを護る為の最善の手段だ。 わたしが願うのは、 あくまでシシトを護る事であって、 シシトの願いを叶える事ではない。 単にシシトの願い全てを叶えるのなら、 意地悪も、厳しさもいらない。 ただ守り、慈しみ、甘やかせばいい。 けれど、それは違う。 弱音を吐いたわたしに、 精一杯の平手打ちをしたシシトではない。 真っ直ぐに、強くあろうとした シシトではなくなる。 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]これは、エゴだ。 わたしのシシトを見る目は、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わたしの願いは、\n[2]\n[2]\n[2]わたしの覚悟は、\n[2]\n[2]\n[2] 十二年前から何も変わっていない。 相良リュウゾウに撃たれた、あの日から。 @120 前世は英雄、\n[2]\n[2]\n[2] 昔は天才、\n[2]\n[2]\n[2] 今はただの人殺し、 @1 ころころと、坂道を転げ堕ちるようでもある。 なら、未来は稀代の殺戮者にでも堕ちようか。 @120 その為にも、 クローンを作る為の準備を進めないとね。 !bgm !mvnil !mvシシトの部屋 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx \f[23]『叶うなら今すぐにでも シシトの元に行きたい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを見て居たい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを抱きしめたい』 !mvnil !mv警察署コンピュータ室 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm黄昏 @121 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 \f[23]許されるのなら、 口付けを交わしたい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ずっと、共に居たい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 身も心も、愛に溺れたい。 しかし、それも叶わぬ願い。 @121 未練たらしいわね。 @1 それが叶う、最後の機会ももう捨てたのに。 シシトのわたしを呼ぶ声を、 拒絶した時に。 あの声に、 喜びを感じなかったといえば嘘になる。 シシトといるだけで、心が安らぐ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを見るだけで、笑っていられる。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを想うだけで、頑張れる。 だから\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]わたしは\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] シシトの傍にいるわけにはいかない。 わたしの懸念が、 わたしの不安である以上、 それは出来ない。 そもそも、この理屈において、 どの水準まで不安があれば大丈夫か、 その境界が図れない。 である以上、可能な限り重圧を かけておくべきだろう。 そもそも今までの、 リュウゾウを殺す前の 日常生活でもかなりの不安はあったのだ。 \f[23]理力がいつばれるかという事。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わたしの接し方に、いつ本気で反発するかという事。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 相良リュウゾウがいつこちらに牙をむくかという事。 異質な力に対する恐怖。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 愛想をつかされる恐怖。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 再びシシトを失う恐怖。 そして、それ以降の生活にも 小さいながらも不安の芽はあった。 \f[23]相良リュウゾウを殺した事。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 行動予測が出来る事。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 行動を誘導されている事。 人を殺した事に対する恐怖。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 心を覗き見されている恐怖。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 意志を奪われるという恐怖。 そして、 いつまた同じような事が起きてしまうのか、 その時、ちゃんと護れるのかという事。 今度は護れるのかという恐怖。 そして魔王が現れ、 真実わたしは護れなかった。 結果論として、シシトは戻ってきた。 \f[23]その点において、人を殺して、 心を読めるかもしれないと知って、 それでもなおわたしに会いたいと思っているのは、 プラスになる。 この上もなく、わたしの心を\r[軋,きし]ませる、 という観点からすれば、 ぎしぎしと、 心が悲鳴を上げているのが分かる。 \f[23]今、わたしの心にかかる重圧は、 リュウゾウを殺す前よりも、 リュウゾウを殺した後よりも、 魔王にシシトを奪われた時よりも、重い。 推論が当たっているのなら、 このまま目的を持って動き続けていれば、 これでシシトの身の安全は保障されるはずだ。 何の保障もない、 ただの屁理屈でしかないが、 それでも、わたしは、 シシトを護る為に、この道を選んだ。 だから、 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さようなら、シシト。 !bgm !mvnil !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgmサスペンス @736 ナナシさんとは それほど多く話したわけではありませんし、 完全に理解しているわけでもありません。 けれども、少なくない会話の中で 理解できたのは、とてつもなく大きな、 シシトさんへの想いでした。 @100 ぼくへの? @736 はい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 自身の犠牲をも厭わぬほどの、 @731 わたしは、 その覚悟を否定できませんでした。 だから、ナナシさんの願いを拒絶できず、 受け入れました。 @737 ナナシさんの意志を翻す事ができるのは、 恐らくシシトさんだけです。 @402 それは、どうしてですか? @737 『わたしは、シシトに笑っていて欲しい』 ナナシさんはそう言いました。 ですから、シシトさんが今の状況を拒み、 ナナシさんがこの家にいる事を望むのなら、 ナナシさんは戻ってくる。 そう、思いましたから。 @811 ですが、ナナシ様は、 @737 はい。\n[2]\n[2]\n[2]何故戻ってこようとしないのかは 想像するしかありません。 ですが、あの時の言葉も、 その覚悟も、偽りではないはずです。 @830 そもそも、何故離れたのでしょうか? @737 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]不安が 消えてしまったからだそうです。 @130 ふあん? @400 どういう事ですか? @737 ナナシさんは、日常的に 不安に\r[苛,さいな]まれていたようです。 前世の事。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 自身の才能の事。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 相良リュウゾウという人の事。 口にしていない部分でも、 様々な悩みがあったのだと思います。 そして、その殆どが解決してしまった。 @100 え?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それなら、 @731 \f[23]普通なら手放しで 喜ぶべき事なのでしょうが、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 以前不安が無くなった次の日に、 シシトさんが撃たれたそうです。 @100 え、 @737 今の状況すらも、 ナナシさんが想定していたか どうかは分かりません。 ただ、ナナシさんが 自身の想いさえも曲げて 動くというのなら、恐らく、 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]もう、戻ってこない? @737 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]はい。 @813 何とかならないんですか!? @737 何とかして、どうするのですか? @811 それは、 @737 無理に連れ戻したところで、 それで諦めるとも思えません。 説得しようにも、 何の保障もなしに 頷いてくれるとも思えない。 それでもなお、 どうしてもというのであれば、 ナナシさんの意志を奪うぐらいの 手段を用いなければならないでしょうね。 それこそ、あなた方の 知っているナナシさんを否定するぐらいの。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @811 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @402 先輩。 @102 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]諦める、べきなのかな。 @130 シシト? @1 ぼくには、今の姉さんを どうこうできる言葉が思い浮かばない。 ただ知りたいから、 ただ聞きたいから、 そんなわがままでしかない。 その為に何かを切り捨てる覚悟もない。 そんなぼくが、姉さんに何を言っても、 きっと\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]届かない。 それ以前に、届ける為の手段すらない。 ぼくは、無力だ。 @810 本当にどうにもならないんですか? @737 どこに居るか分からない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 声は届けられない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 呼び寄せる手段がない。 清々しいくらい 見事に手詰まりですね。 @811 そんな\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @810 \>そんな\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]\<って、 わたしと会う事自体はそんなに 憂慮されていませんよね? @400 話の筋から行くと、そうですね。 !bgmコミカル !se(action)ビシッ @813 ではわたしが個人的に会う事に関しては まったく問題なしなんですね!! @401 はい!? @735 流石に勝手が過ぎますよ!! @810 まあ、個人で探すには限界がありますし、 現実的ではないんですけどね。 @833 スケイル様\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]。 @810 そうですね、 !bgmサブコミカル @810 \>そうですね、\<いっその事 シシトさん鍋でも捧げますか。 @831 ぶっ!! @735 シシトさんと同じ発想!? @811 駄目でしょうか? @401 先輩食べちゃ駄目です!! @735 食べれません!! @810 かなりの確率で飛んできてくれると 思うのですが、 @731 ほぼ確実にぶっ殺されますよ? @813 ナナシ様に殺されるなら本望です!! @401 先輩も何とか言ってください!! @100 え、\n[2]\n[2]あ、\n[2]\n[2]うん。 @833 聞いてなかったのか? @102 あんまり、 @100 えっと、どうしてぼくが鍋になったら 姉さんが飛んでくるの? @401 先輩頭大丈夫ですか!? @833 生贄にされかけているのに抵抗せんのか? @731 \f[23]ひょっとして融合した際の 副作用でも出たのでしょうか?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] しかし、特に異常は 見受けられないのですけど。 @810 ナナシ様にとって 一番大切なのはあなたなんですから。 @402 けれど、先輩が呼んでいるのに 戻ってきませんでしたよね? @810 疑問点はありますけど、 シシトさんの命の危機を無視するほどに 大切ではない存在ではないはずですよ? @833 確かに、現時点で一番可能性は 高いでしょうが、それ以上の可能性で 殺されますよ? !bgmサスペンス @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 死\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]か、 ぼくは二度死にかけたらしい。 一度目は相良リュウゾウに撃たれて、 二度目は魔王に乗っ取られかけて、 いや、二度目は乗っ取られていたわけだし、 厳密には死んでいたのかもしれない。 けど、どちらもその実感がない。 死ぬという恐怖が、分からない。 でも、ぼくは今、怯えている。 何に? 姉さんに、 姉さんが、ここに居ないから。 姉さんが、ここに居ないのが、嫌だから。 何で? \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]分からない。 \f[23]色んな意味で普通とは 言い難い人ではあるけれど、 普通の家族以上の思いは 持っていないはずなのに、 ここに、姉さんが居ないのが、嫌なんだ。 二〜三ヶ月留守にするって聞いただけで 胸の奥がざわざわとしたのに、 一生会えない? そんなの、嫌だ。 どこに居るか、分からない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 声が、届かない。 でも、スケイル様が言うには、 呼び寄せる手段が、ないわけじゃない。 ぼくの、命を捧げて、 全く怖くないといったら、嘘になる。 けど、このまま姉さんが 居なくなるのも、怖い。 どうしたら良い? どうしたら、姉さんは戻ってきてくれる? @402 第一、先輩を殺したら ここに居る理由も なくなってしまうんじゃないですか? @130 シシト、\n[2]\n[2]\n[2]ころす、\n[2]\n[2]\n[2]だめ。 @730 というより、 殺す前に現れると思いますけど? @130 ? @730 \f[23]シシトさんが第一優先なんですから、 殺される前に転移で飛んできて、 殺そうとした人を瞬殺したのち また転移で消えるのではないかと。 @811 あ。 @830 シシトを殺そうとすればほぼ確実に 現れるが、殺され、その後の行方は ようとして知れず、か。 @401 先輩を殺すところをまず 修正してください!! @810 これは最後の手段ですね。 @401 最後でも駄目です!! @813 わたしにとっては ナナシ様が最優先ですから。 @404 わたしはシイナさんよりも 先輩を取ります!! @833 いくらシイナ殿と会う為とはいえ、 誰か一人が犠牲になるというのは どうかと思うのだが、 @731 ですよね。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 犠牲、か。 姉さんに会いたい。 けど、その為に誰かが死ぬなんて駄目だ。 まあ、冗談とは言えリス鍋とか犬鍋とか 言ったりもしたけど。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それは置いておいて、 誰も犠牲にならずに済む方法はないのかな、 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あれ? 誰かがぼくを殺そうとしたら現れる。 じゃあ、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]ぼくを殺そうとしたのが、 ぼくだったら? 殺したくても、\n[2]\n[2]\n[2]殺せない、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]よね。 けど、それは、 最も姉さんを侮辱する行為だと思う。 ぼくを護る為に 必死に生きて、必死に戦って、 傷ついて、 なのに、その命を、僕自身が否定する。 侮辱もいいところだ。 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] ふと、近くに 立てかけられている剣を見つけた。 @100 リクレール様、これは? @730 え?\n[2]\n[2]\n[2] ああ、聖なる月の剣ですよ。 @100 聖なる月の剣? @813 ナナシ様が手に入れて、 今回の魔王討伐戦において 使っていた極めて強力な剣です。 @731 置いていってしまったんですね。 @730 その剣もそうですけど、 他の装備もどうするのですか? @810 現状、天空大陸にあっても あまり意味のないものですからね。 @730 かと言って、 ナナシさんのいない今 ここにおいておくわけにもいきませんし。 @810 どうしましょうか。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 魔王を殺す為に、振るった剣。 僕ごと殺す為に、振るった、剣。 !bgm !mvnil !v5=1 !mv中央公園 !bgm../bgs/(環境)心拍 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @950 \c[2]\f[48]三\n[2]\n[2]度\n[2]\n[2]目\n[2]\n[2]を、 \n[2]\n[2]\n[2]\n[2]始\n[2]\n[2]め\n[2]\n[2]よ\n[2]\n[2]う\n[2]\n[2]か\n[2]\n[2]? !mvnil !mv海岸公園 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @950 \c[2]ム\n[2]\n[2]ラ\n[2]\n[2]カ\n[2]\n[2]ミ\n[2]\n[2]シ\n[2]\n[2]シ\n[2]\n[2]ト\n[2]\n[2]を\n[2]\n[2]取\n[2]\n[2]り\n[2]\n[2]込\n[2]\n[2]む\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]が\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]な\n[2]\n[2]。 !mvnil !mv海岸公園 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @950 \c[2]良かろう、ではこれを 最後の戦いとしようではないか!! @120 \c[2]殺す。 !mvnil !mv海岸公園 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @950 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ネエ、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]サ、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]ン。 !mvnil !mv海岸公園 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @120 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さようなら、魔王。 !bgm !mvnil !v5=0 !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgmサスペンス @1 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? 今のは? 幻\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]じゃないよね。 魔王に取り込まれていた時の記憶? でもなんで? 分からない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]けれど、 『\c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さようなら、魔王\c[0]』 その言葉に、 隠し切れない悲しみを、感じた。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 姉さんは、\n[2]\n[2]\n[2]酷い。 意地悪で、厳しくて、 全部自分で考えて、自分で決めて、 相談しない、頼る事もない、 ぼくの事なんかちっとも考えていない。 護ってくれなんて言った覚えはない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 優しくしてって言っても聞いてくれない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 相談してとも言わせてくれない。 犠牲になって欲しいなんて、 言った事なんてないのに。 だから、 ごめん、姉さん。 !bgm !se(action)ミス !wait10 @400 先輩? @1 姉さんの努力を、否定する。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 姉さんの覚悟を、\r[穢,けが]す。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 姉さんの想いを、踏み\r[躙,にじ]る。 怒鳴ってくれて良い。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ぶん殴ってくれて良い。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何をされたって、構わない。 !se(action)ズシャアアー そ\n[2]れ\n[2]で\n[2]も\n[2]、\n[2]\n[2]姉\n[2]さ\n[2]ん\n[2]に\n[2]、\n[2]\n[2]会\n[2]い\n[2]た\n[2]い\n[2]。 !mvnil !mv警察署コンピュータ室 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm黄昏 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 静かね、怖いくらいに、 まあ、誰にも知らせていないこの場所で、 わたし以外に気配があったら それはそれで問題だけど。 今はただレポートを読み進め、 分からないところは調べるだけなのだから、 作業が静かになるのは当然なのだが、 !bgm 『姉さん、カムバ〜〜〜〜ック!!』 @121 っ、 @1 これだけ静かだと、 否応なくシシトの声がリフレインしてしまう。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(環境)サイレン !wait3 !se(環境)サイレン @1 そんな中、異常を告げる音が鳴った。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それも、シシトの命に関わるような、 @120 !? !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(System)キー2 !wait4 !se(System)キー2 !wait4 !se(System)キー2 !wait4 !se(System)キー2 !wait4 !se(System)キー2 !wait4 @120 何でっ!? @1 混乱する頭をよそに、 身体は情報を集める為に動く。 !se(System)キー2 !wait4 !se(System)キー2 !wait4 !se(System)キー3 !wait10 !se(System)決定 @1 そして、家の中の監視カメラが表示され、 そこには、 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? @1 \r[聖なる月,わたし]の剣を自分で自分の胸に突き立てた、 シシトの姿があった。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]なん\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]で? !mvnil !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm緊迫状況 @401 ちょ、先輩何を!? @102 ははは、ものすっごく痛い。 @1 痛いだろうなとは思ってたけど、 想像以上に痛い。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]正直泣きたいくらい痛い。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] わめきたくなるぐらい痛い。 @132 シシト!? @831 何をしているのだっ!? @102 何って、 見たとおり、自殺未遂? @1 自分でも、これだけ痛いのに 冷静でいられるのが不思議だ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 魔王に取り込まれて、何かあったのだろうか。 @813 このお馬鹿っ!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] せっかくナナシ様が助けた命を 何だと思っているのですか!? @102 分かってるけど、他に方法がなくて、 @736 方法?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] なんのですか、 @102 そりゃあ、姉さんを呼び戻す方法。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ほら、死ぬ前に飛んで来るって 言ったじゃないですか。 @736 確かにそう言いましたけど、 だからと言って、自分が何をしているのか 分かっているのですか!? @102 大体は。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 姉さんに何言われるか、今から怖いよ。 でも、姉さんが居なくなる方が、 もっと怖いから。 @736 っ、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]ですが、それではナナシ様があまりに、 @1 多分、姉さんの持ってる覚悟と比べて、 ぼくの覚悟は些細なものでしかない。 だって、助かる事が 前提の自殺未遂なんだから。 これは、きっと姉さんを傷つける。 言われなくても、分かる。 でも、このままにはしておけなかったから。 !bgm !mvnil !mv警察署コンピュータ室 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @120 あ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? @1 \r[画面の中,めのまえ]の出来事が、 嘘か真かの区別すら出来ていない。 シシトが死を選ぶ理由がない。 なのに、何で? 周りのみんなが騒いでいるのは分かる。 \f[23]セトちゃんが治療しようとしているのも、 ねこちゃんがシシトに駆け寄ろうとしているのも、 スケイルが呆然と見ているのも、 リクレール様がシシトに問い詰めているのも、 でも、シシトが、 自分を傷つけているのが、分からない。 考えている間にシシトの胸からは、 どんどん血が、 !se(action)跳ね 考えてる暇なんてないっ! あれではそう長く\r[保,も]たない。 @120 今すぐ治療に、っ!? @1 まさ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]か、 @120 わたしに会う、その為だけに、 自分を殺すって言うの!? @1 そんな馬鹿な、ありえない! シシトが、そこまでする理由がない!! わたしなんかに、 そこまでするはずがない!! でも、現実にシシトは自分を突き、 どんどん命がこぼれていっている。 音声は拾えていないが、 読唇術は出来る。 だから、わたしを 呼ぶ為の行為だというのも、 読み取れた。 けど、納得できない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 理解すらできない。 @121 何で、何でそこまでするのよ。 @1 ただの意地悪で厳しい姉。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 理不尽なまでに強い、ただそれだけなのに。 @121 あなたにとって、 それ以上の意味なんてないはずでしょう? @1 確かに、シシトは優しい。 目の前で困っている人を 見捨てられないくらいには。 けれど、自分の命と比べて 他人を選ぶほどにお人よしではない。 確かに、\n[2]\n[2]\n[2]確かにわたしは他人ではない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 家族だけど、 @120 命を捨てる覚悟があるほど大事なの!? !mvnil !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm緊迫状況 @401 止血、というか治癒っ!! @132 シシトっ、\n[2]\n[2]\n[2]シシトっ!! @1 焼けるようなって表現を良く聞くけど、 本当にそうなんだ。 @813 ナナシ様、来ませんね。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] こちらを見ているならすぐにでも 飛んできそうなものですけど。 @401 呑気に見てないで手伝ってください!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] クロウのヒールだと焼け石に水にすら ならないんですから!! @832 セトひど〜い!! @810 そのままにしてても、 もうちょっとぐらい余裕ありますよ? @401 そういう問題じゃありません!! @833 ところで、一つ聞いてもよいか? @102 なに? @1 大分血が流れちゃって、 意識が朦朧としてきてるけど、 スケイル様が言うにはもう少し\r[保,も]つらしい。 実戦経験はぼくなんかより遥かにあるんだし、 信頼できると思う。 でも、早く来てくれないかなぁ。 @833 シイナ殿がモニターしていなかった場合は どうするのだ? @102 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? @810 どういう事ですか? @833 さっき一時間ほどカムバックと 叫び続けていたではないか。 本当に戻る気がないのなら、 その段階でモニターを切っている可能性は 考えられんか? @102 なんで? @833 応える気がないのに ずっと呼びかけられ続けても見ろ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] かなり苦痛だと思うが、 @810 確かに、 @833 第一、自殺未遂する事まで 予測できているのか? @102 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あぁ、たしかに、 @1 それが出来てたなら、 する前の段階で止めに来るだろうし。 @102 あれ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] という事は、 !mvnil !mv自宅 !mvnil !wait10 !mv自宅 !wait12 !mvnil !wait17 !mv自宅 !wait5 !mvnil !wait20 !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @102 あ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]れ? @1 めまいがしてきた。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] えっと、これって、 @810 出血量がどんどん危険域に 近づいていってますねぇ。 @102 まじ? @810 嘘を言っても仕方ないでしょう。 @401 何でそんなに冷静なんですか!? @813 ナナシ様が最優先だからですが?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何度も言ったはずでしょう。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それよりも、良いんですか? @402 え? @810 このままでは無駄死にですが? @401 そうでした!!\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 治癒治癒治癒!! !se(event)アイテム入手A !wait10 !se(event)アイテム入手A !wait10 !se(event)アイテム入手A !wait10 @401 って、全然効きませんよ!? @810 治癒は所詮怪我の治療が目的ですから。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 命に関わるような傷に対しては 効果が薄いですよ? 大体、剣も抜かずに治癒をかけても あまり意味はありませんよ? @401 じゃあスケイル様が 何とかしてくださいよ!! @810 と、言われましても、 雨癒は治療の程度から言えば 治癒とあまり変わりませんし。 再生なら何とかなりますけど、 どちらにせよ剣を抜いてからでないと 効果はありませんよ。 @1 剣を抜く。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 治療を受ける。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] そうすれば、助かる。 理解していたはずだ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 即死するような事をしない限り、 死ぬ事はまずないだろう、と。 だからこそ、出来た決断。 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]でも、 魔王を、自分ごと殺そうとした姉さん。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ぼくごと、魔王を殺そうとした姉さん。 その時、姉さんは どんな気持ちだったんだろう。 姉さん\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !bgm !mvnil !mv警察署コンピュータ室 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm @121 う、く、うぅ、 @1 今すぐにでも シシトの元へ行こうとする身体を、 必死に押さえつける。 行ってしまえば、 シシトに会ってしまえば、 きっとわたしは止まらない、止められない。 シシトの傍から、離れられなくなる。 そんな確信がある。 落ち着けと、ともすれば 暴走しかねない身体を強く抱きしめる。 予想外もいいところだが、 それでも会話から分かったのは、 シシトに、死ぬ心算がない事だ。 それが分かればいい。 それだけ、分かればいい。 あそこにはリクレール様も、 スケイルも居る。 万が一にも死ぬような事態には ならないだろう。 わたしが行かなくても、助かる。 !bgm../bgs/(環境)心拍 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? 今、なんて言った? わ\n[2]た\n[2]し\n[2]が\n[2]行\n[2]か\n[2]な\n[2]く\n[2]て\n[2]も\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]助\n[2]か\n[2]る\n[2]。 わ\n[2]た\n[2]し\n[2]が\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]行\n[2]か\n[2]な\n[2]く\n[2]て\n[2]も\n[2]? 十二年前、シシトが 相良リュウゾウに撃たれた時の事を 今でも夢に見る。 その時の憎悪も、 そう、 !mvnil わたしに出来た事は助けてくれとお願いし、 助かってと祈る事だけだった。 結論から言えば、シシトは帰ってきてくれた。 一緒に居た\r[女の子,サエちゃん]の心臓が 奇跡的に適合したからだ。 そこにわたしの力も、意思も、 一切介在していない。 いや、それはいいのだ。 わたしが許せないのは、 何とかする力を持っていたはずで、 何とかする機会が与えられていたにもかかわらず、 何もできなかった事だ。 !se/(action)重いドア開け \>\c[2]何とかする力を持っていたはずで、 何とかする機会が与えられていたにもかかわらず、 何もできなかった事だ。\< !mv警察署コンピュータ室 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あ、 @1 あの時、わたしは誓った。 シシトを護ると、 必ず、護ると、 だけ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ど、 わたしは\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 今\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]何をしている? \r[画面,めのまえ]には、未だ傷つき、 血を流し続けているシシトの姿。 それを助けに行こうともせず、 眺めているだけのわたし。 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]わたし\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]は、 \c[2]シシトを救う力を持っているのに、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを救う機会が目の前にあるのに、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] シシトを救おうと\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]して\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]いない。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]わた\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]し\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]は、 \c[2]十\n[2]二\n[2]年\n[2]前\n[2]か\n[2]ら\n[2]変\n[2]わ\n[2]ら\n[2]ず\n[2]持\n[2]ち\n[2]続\n[2]け\n[2]た\n[2]、 \c[2]誓\n[2]い\n[2]を\n[2]、 \c[2]自\n[2]\n[2]分\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]手\n[2]\n[2]で\n[2]\n[2]、 \c[2]\f[48]否\n[2]\n[2]\n[2]定\n[2]\n[2]\n[2]し\n[2]\n[2]\n[2]た\n[2]\n[2]\n[2]。 \c[2]\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !bgm !mvnil !mv自宅 !bgm緊迫状況 !mvnil !mv自宅 !mvnil !wait10 !mv自宅 !wait12 !mvnil !wait17 !mv自宅 !wait5 !mvnil !wait20 !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @1 立ちっぱなしが大分辛くなってきたなぁ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 姉さん、出来ればそろそろ来て欲しいんだけど。 @810 来ませんねえ、ナナシ様。 @736 そうですね。 @401 だから手伝ってくださいってば!! @810 まあ、死ぬ前に助けますから そんなにあせらなくても大丈夫ですよ。 @401 そういう問題じゃありません!! @810 わたしにとってはそういう問題ですから。 @832 我ってそんなに頼りない!? @401 当然です!! @832 きゃいんきゃいん!! @102 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]なんだかなあ、 @1 微妙に緊張感が足りないというか、 温度差があるというべきか、 !mvnil !wait4 !mv自宅 !wait7 !mvnil !wait9 !mv自宅 !mvnil !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]あ、れ? ああ、もう\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 意識を保っているのも\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] 辛い\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]なぁ、 !se(action)ミス 「先輩!?」 !se(action)ドゴン \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 倒れて、ない? !mv自宅 !mvnil !wait7 !mv自宅 !mvnil !wait3 !mv自宅 !wait5 !mvnil !mv自宅 !wait10 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm @120 @100 姉\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さん? @120 他の誰に見えるのよ? @1 この言い方、確かに姉さんだ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 姉さんが、ちゃんと、ここに、居る。 !se(action)跳ね @811 ナナシ様っ!! !se(action)ミス @120 ←避け @810 あ、 !se(shooting)撃破C @812 ←顔面ダイブ @120 スケイル、\n[2]\n[2]\n[2]悪いけど、\n[2]\n[2]\n[2] \c[2]ち\n[2]ょ\n[2]っ\n[2]と、\n[2]\n[2]\n[2]黙\n[2]っ\n[2]て\n[2]て\n[2]、 @812 は、はいっ!! @120 ありがとう。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] さてと、 !se(action)ビシッ @1 そう言うと、姉さんは ぼくを貫いたままの剣に手をかけ、 !se(action)ビシッ @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]何の心算? @102 えっと、話がしたいから。 @1 そのまま剣を引き抜かれると、 さっさと治療してまたどこかに 行ってしまうかもしれない。 だから、姉さんの腕を掴んで、 抜かれないように固定する。 @120 話?\n[2]\n[2]\n[2] この状態じゃなきゃ出来ない話なの? @102 こうでもしないと、 ちゃんと話出来そうにないから。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]分かっていないようだから 言っておくけど、このままだと五分も \r[保,も]たないわよ。 @100 それだけあれば十分。 @120 ならさっさとしなさい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 死ぬ心算? @100 そんな気、全くないよ。 @120 自殺紛いの事しておいて、 説得力ないわよ。 @102 まあ、そうだけど。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]姉さん。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 帰ってきて欲しい。 @120 今ここに居るわよ? @100 違うよ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ずっと、傍にいて欲しい。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それで? @100 それで、って? @120 傍にいるだけ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 仕事の時は?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 結婚した後も傍に居続けるの? @102 え、えっと、 @121 はぁ、 @1 姉さんはため息をつくと、 握ったままの剣に力を入れ、 !se(action)ズシャアアー \>姉さんはため息をつくと、 握ったままの剣に力を入れ、\< 抵抗する間もなく一気に引き抜いた。 @101 げふっ!! @1 い、一瞬本当に死ぬかと思った。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] って、それより、 !se(action)ミス このまま、また消えられたら何の為に こんな事をしたのか、 !se(action)ミス けれど必死に伸ばした手は、 あっさり空を切り、 @120 完治。 !se(event)アイテム入手A !wait3 !se(event)アイテム入手A !wait3 !se(event)アイテム入手A !wait10 @1 傷口もあっさりと治してしまった。 !se(action)ミス @120 !se(action)ビシッ @1 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]え? !se(action)ドゴン @100 あ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]れ? !mvnil !mv自宅 !mvnil !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @1 身体が\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]動\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]かない? @120 脳を揺らすようあごを打ったから、 失血の事も含めてそう時間をかけずに 眠れるわよ。 @1 眠\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]る? だめ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]だ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] そん\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]なの、 !mvnil !mv自宅 !mvnil !mv自宅 !se(action)ドゴン !bgm !mvnil !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @1 \f[23]意識を失う間際、\n[2]\n[2]\n[2] 必死になって伸ばした手が、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 何かを\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]掴んだ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] ような\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]気が\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !wait30 !mv自宅 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]全く、 @1 今日はよくよくイレギュラーが起きる日ね。 @731 ナナシさん、あの、 !se(action)ミス @121 どの道これじゃ消えられないわよ。 @1 ひょいと足を上げれば、 しっかりとわたしの足を掴んで 放そうとしないシシトの腕。 @813 ではっ!! @120 家にいるわよ。 !bgmけだるい午後 @811 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]良かった。 @833 案外あっさりと認めたものだな。 !se(action)ミス @121 まあ、ね。 @1 ひょいと、軽く肩をすくめてみれば、 クロウとセトちゃん、スケイルとねこちゃんは 安心した顔をする。 ただ、リクレール様だけは 不安そうな顔をしている。 やはり、一番わたしの状態を 察しているのはリクレール様か。 @120 昨日の今日で疲れてるから、 ちょっと寝てくるわ。 @402 そういえば、魔王と戦って まだ一日も経っていないんですよね。 @833 まるで一ヶ月以上前の事のようだな。 @120 みんなも休んでおいた方がいいわよ。 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 @401 って、シイナさん先輩引きずってます!! @120 運ぶのに面倒がなくていいわね。 @1 実際問題、足を掴まれている以上 抱える事も出来ないし、 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]これで あっさり手を放す程度の想いなら、 違う結果になったと思うけど。 @121 わたしの部屋は散らかってて寝れないし、 シシトの部屋で寝かせてもらうわ。 @811 そんな、ナナシ様が わたし以外の方と同じベッドなんてっ!! @120 \r[同衾,どうきん]するなんて誰も言っていない。 @810 良かったぁ。 @402 では、どうやって寝るんですか? @120 ベッドの横で 座って寝るだけだけど? @833 それで疲れが取れるのか? @120 問題ないわよ。\n[2]\n[2]\n[2] お休み。 一応言っとくけど、 明日まで起こさないように、 起こしたら、分かるわね? @401 はいっ!! !bgm !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !mvnil !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)ドア開け !wait45 !se(action)ドア閉め !wait20 !mvシシトの部屋 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait15 !se(action)学内歩き !wait6 !se !wait5 !se(action)ドゴン !wait25 !se(action)跳ね @120 よっと、 @1 ハイキックの要領で足を高く蹴り上げ、 足を掴んだままのシシトを ベッドの上に誘導する。 !se(action)ドゴン 「むぎゅう。\n[2]\n[2] \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]す〜、す〜」 @1 それでもなお起きず、 さりとて手を放す事もない。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 大した執念ね。 !bgm黄昏 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @1 結局、戻ってきてしまった。 本当、どうしようか、 不安がなくなる事で、 シシトの命が危うくなる説が 証明されてしまった。 問題は、その場しのぎで掲げた目的じゃ 何の意味もなさない事。 わたしが傍に居ようと、 そうでなかろうと関係がない事。 かといって、相良リュウゾウのような 明確な仇が居るわけでもない。 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]八方ふさがり、ね。 !se(action)重いドア開け \c[2]そ\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]挙\n[2]\n[2]句\n[2]\n[2]、\n[2]\n[2]\n[2]誓\n[2]\n[2]い\n[2]\n[2]を\n[2]\n[2]自\n[2]\n[2]分\n[2]\n[2]の\n[2]\n[2]手\n[2]\n[2]で\n[2]\n[2]破\n[2]\n[2]っ\n[2]\n[2]た\n[2]\n[2]。 @121 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] !se(action)シュイーン @730 っと、ちょっとよろしいですか? @120 リクレール様? @730 今回の魔王の件で 一度本部に戻らねばなりません。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ですから、その前のちょっとした寄り道です。 @120 わたし、眠いんだけど? @734 \f[23]ですから、急いできました。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 起こすなとは言われましたけど、 眠るのを邪魔するなとは言われてませんので、 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]用件は手短にね。 @734 勿論です。 @731 その、ナナシさんとシシトさんの間には 温度差があるように感じられたのですが、 @120 当然あるわよ。 @730 え? @120 わたしはわたし、\n[2]\n[2]\n[2]シシトはシシト、\n[2]\n[2]\n[2] 違う人間である以上価値観や生き方に 差があるのは当然でしょう? @121 それに、わたしの想いは重いでしょうから。 @120 わたしをまるごと全部、 命すら捧げても構わないって言われて、 容易く受け入れる人はそういないと思うし。 @730 それは、まあ、そうですけど、 @121 \f[23]だからこそ、 離れる事になっても支障のないように、 シシトの内側に入らないように、 意地悪く接してきたのに、 @1 本当、何でそこまで 想ってくれているのだろうか。 @730 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ナナシさん。 @120 なに? @730 魔法少女になりませんか? @120 は?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それって、スカウト? @730 そうです。 @120 性格的に合わないわよ? @730 それは分かっています。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それでも構いません。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]お断り。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 悪いけど、今そんな余裕はないわ。 @730 シシトさんの事ですよね? @120 ええ。 @730 まあ、そう言われる事は 分かっていましたから。 @120 それだけ? @730 いいえ、もう少しだけスカウトの話を させてください。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]決して無駄な時間には なりませんから。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]どうぞ。 @730 ありがとうございます。 それで、 わたしたちは契約に際し、準備金を 支払っているのはご存知ですか? @120 それって、最初から振り込まれている マジカルドルの事? @730 そうです。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 普通なら1500ほどなんですけど。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] スカウトを受けていただけるなら、 シシトさんの命の危険に関する、 あらゆる事象に対してのわたしの力の 発動というというのはどうでしょう? @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]は?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] つまり、限定的ではあるものの、 シシトに神の奇跡を与え続けるの? @730 そうです。 @120 冗談\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]とは思わないけど、 いくらなんでも破格過ぎない? @730 確かに前代未聞の契約金ですけど、 別に不自然なものではありませんよ? ほら、野球選手やサッカー選手でも、 超一流の方には億単位の年棒が 支払われるじゃありませんか。 ナナシさんはかつて世界を救った英雄。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それこそ是が非でも力を借りたいですから このくらいは出しますよ。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @730 引き受けて、貰えませんか? @120 否定する理由が、ないわね。 @730 それでは、 @120 結ぶわ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]その契約。 @734 はいっ!! @730 っと、 それではわたしは一度本部に戻ります。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 詳しい内容は、また後ほど、 @120 分かったわ。 @730 ナナシさんも、ちゃんと休んでくださいね? @121 不安もなくなったし、 ゆっくり\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]眠らせて\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] もらう\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]わ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @730 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]お休みなさい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ナナシさん。\n[2]\n[2]\n[2]転移。 !se(action)シュイーン @260 !bgm !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !mvnil !wait60 !mvシシトの部屋 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgm../bgs/(環境)鳥の鳴き声 @1 「ん\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]う\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] あ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]さ\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]」 って、 !se(action)跳ね @101 朝!? @1 どれだけ寝てたんだぼくは!?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] って、それより、 @101 姉さんは!? @120 ここに居るわよ。 @100 え? @1 姉さん?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] どうしてここに? !se(action)ミス @120 この状態でどこに行けって言うのよ? @1 上げた足には、誰かの手が\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]って、 ぼくの手? @102 えっと、 @120 昨日、寝る寸前にあなたが掴んで、 ずっとそのままよ。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それで、良いの? @100 いいのって、何が? @120 時間、遅刻寸前よ? !bgm緊急事態 @104 嘘、本当だ!?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 不味い!! !bgm @100 って、そんな事より、 @120 そんな事?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] エアー定食や女装がそんな事なの? @100 そんな事だよ、姉さんの事と比べたら。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @100 昨日も言ったけど、 姉さんには傍にいて欲しい。 そりゃあ、一生とは言えないけど、 それでも、ずっと傍にいて欲しいんだ。 @121 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @100 ずっと姉さんには助けてもらってる。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ずっと姉さんには護ってもらっている。 姉さんには、 数え切れないぐらいの恩がある。 だから、その恩返しをしていきたい。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @120 一つ聞きたいんだけど、 @100 何? @120 シシトって、マゾ? @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @102 \>・・・・・・\<え? @120 色々苛めていたのに そんなに想っているなんて、 そっちの毛があるとしか、 @102 無いって、 昔はそうじゃなかったから。 @120 昔? @100 十年以上前の事だけど、 怖い夢見たって姉さんの部屋に行った時、 一緒に寝てくれたじゃない。 @120 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]それで? @100 後は、聖なる月の剣を持った時に 魔王を殺そうとした姉さんの姿が 見えた事とか。 突き放すような冷たい、 必死でそう装っているような顔を。 それだけ。 @120 たった、それだけで? @100 それだけだけど、もう一度会いたい。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] このまま離れ離れになるのは 嫌だって思うには、十分だった。 @121 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]そう。 @100 うん\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @120 シシト。 @100 うん。 @120 愛してる。 @100 うん\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @102 \>うん・・・・・・\<え? @120 シシトがわたし以外の誰かと結婚して、 二人っきりで生活したいっていうまで 離れるつもりはないから。 @102 え? \n[2]\n[2]\n[2]え? \n[2]\n[2]\n[2]え? @120 不満? @102 冗談じゃ、無いんだよね。 @120 本気よ。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ごめん。 @120 別に受け入れられるなんて 思っていないから、謝らなくていいわよ。 @100 あ、いや、そうじゃなくて。 @120 ? @100 ずっと気づかなくて\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ごめん。 @120 気づかれないようにしていたから、 謝る筋合いは無いわよ。 @100 それでも\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]ごめん。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] それと、返事は、まだ出せない。 @120 ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 断るんじゃなくて、出せない?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 親族で婚姻は出来ないわよ? @100 うん。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2]でも、 それだけの理由で受け入れないなんて、 駄目だと思うから。 真剣に考えて、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 真剣に恋をして、\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 真剣に生きて、 それから、返事をしたい。 だから、それまで、 どんな返事をするのかも まだ分からないけど、 待っていて欲しい。 @121 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2] @120 良いわよ。 こう見えても、 待つのは嫌いじゃないから。 @100 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]姉さん。 @120 問題は解決したんでしょ?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] さっさと学校行かないと 不味いわよ。 @100 あ、うん。 !bgmエンディング1 !v27=2 !se(action)ミス @103 じゃあ、行ってき、 @120 あ、ちょ、 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)ビシッ !wait10 !se(shooting)撃破C !bgmコミカル @101 ←こけた げふおあっ!? @104 な、何事? @121 手、放しなさい。 @102 あ。 !bgmエンディング1 @103 じゃあ、改めて、行ってきます。 @120 行ってらっしゃい。 !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 !wait2 !se(action)爆発音 @120 全く、珍しくかっこよく決めたと思ったら、 @121 \n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]・\n[2]まぁ、 それでこそシシトね。 !se(action)ミス @1 窓から見上げれば、抜けるような\r[蒼穹,そうきゅう]。 こんな穏やかな気持ちで空を見上げるなんて、 何時以来だろうか。 そして、何時まで続けられるのだろうか。 問う声に応えるものはなく、 それでもわたしは、歩き続ける。 命が尽きる、その時まで、 !bgm !mvnil !mv\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx\wx !bgmファンキー !v27=1 @50 とうとう第19話も終了、 予告のお姉さんよ!! @11002 これにて因果交錯は閉幕、 作者です。 @102 いや〜、疲れた。 @120 ここに来るのも久しぶりね。 @11002 二人ともお疲れさまー。 @50 と言っても、シシト君は 最後の方でようやく見せ場があったって 程度だけどね。 !se(action)ビシッ @102 う、否定できない。 @11002 対してシイナさんには 終始辛い思いをさせてしまい もうしわけないです。 @120 ま、終わり良ければって事で、 一応は納得しておくわ。 @50 この後はどうするの?\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 第二期?\n[2]\n[2]\n[2] それとも新作? @11002 一応後日談を書く予定。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] 今までの半日ごとの話ではなくて、 個人視点での一日って形で。 ただ、 @100 ただ? @11002 来週はアップ出来ないと思う。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] なんだかんだでストックが尽きて ここを書いてるのが金曜、今日の朝だから。 @50 なっさけないわね〜。 @11002 \f[23]返す言葉もございません。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] とはいえ、完結まで延期する事無く 毎週欠かさずアップ出来たので良くやったと 自画自賛してます。 @50 そこ以外に褒められるところはないしね〜。 !se(shooting)撃破C @11002 ぎゃふっ!! @102 死んだ。 @50 HP低いわね〜。 @11002 完璧インドア派ですから。 @120 そんな情報がなんの役に立つのよ? @11002 何の役にも立ちませんな。 @50 威張って言う事じゃないでしょ。 まあ、このままぐだぐだやっても しょうがないし、ここらで お開きにしましょうか。 @11002 そだね。\n[2]\n[2]\n[2]\n[2] ぐだぐだしだしたら限りないし。 @50 じゃあみんな、またね〜。 @100 しーゆー。 @120 しーゆー。 @11002 しーゆー。 @50 しーゆー。