#メタファー的幻想譚 !bgmタイトル画面  本当は、ウリユを守りきれなかった    主人公の自責の念が生み出した、        ただの幻なのかもしれない。    幻想譚シークレットファイルより。 !bgm @1 そんなこと、或るはずが無い。    或るはずが無いんだ。 !se(System)Message_Click !wait5 !mvマジカルパレス !bgm最後の聖戦 @2141 最初の魔王さんは、神様を 止めてほしいって言ってましたよね…… @2001 そうだな。 @2141 私たちで、果たしてそれが できるんでしょうか……。 @2001 ……やるしかないだろう。 @1 ついにここまで来た。来てしまった。 俺は、どうすればいいのだろうか。 本当に神を殺していいのか? セタはどうなる? \sあのトカゲの子供は? 教えてくれ――\sウリユ。\s 俺は、どうすれば良いんだ。 !mvシシトの部屋 !bgm夜の静けさ !wait20 @100 !v27=1 ふう、今日はこのくらいにしておこうかな @1 僕は最近、あるゲームに熱中していた。 \c[1]シルフェイド幻想譚\c[0]。 こんな二次創作に目を通すくらいだ、 今更説明は不要だろう。 リョウヘイがあんまり薦めるものだから 試しにプレイしてみたが。 おかげで貴重な土日が潰れてしまった。 明日は学校だし、もう夜も遅い。早く寝なくては。 @1 !se(Action)ドア開け   @120 シシト?まだ起きてるの? @100 ああ、今寝るところだよ。 姉さんこそ何か用? @120 !bgm緊急事態 ええ。貴方のベットの下にある アニキDVD(ショタ有り)を取りにね。 @101 とうとう姉さんまでそっちの道に!!? @120 苦痛に歪む少年の顔は最高ね\wh @101 ぎゃあああああ!! 僕が色々な意味で緊急事態だぁー!! @120 冗談よ。半分くらいは。 @102 もう半分も冗談にして下さい。 @121 無理ね。 @102 ですよねー @120 !bgmゆったり雰囲気 まあ特に用事は無いんだけどね。 シシトがまだ起きてるみたいだったから ちょっとからかってみただけよ。 @100 今回は姉さんメインじゃないんだから、 大人しくしててよ。 @120 そういう話題はやめなさい。 \s……じゃ、お休みなさい。素敵な夢をね。 @100 姉さんもね。お休みー @1   !wait5 !se(Action)ドア閉め @100 さて、僕も寝よっと。 @102 \r[また,・・]シル幻の夢でも見そうだなあ。 @1 昨日の夜、自分が勇者になって旅する夢を見た。 我ながら単純過ぎて嫌になるね。 @1 !wait10 !se(Action)跳ね !wait5 !mvnil !wait10 !bgm神秘 ここは、どこだろう? 僕は、誰だろう? @710 意識の海に漂う、そこのあなた…… @1 これは……\sそうか。僕は\r[また,・・]夢を…… !mvマジカルパレス !bgm[追加]祈り @2141 最初の魔王さんは、神様を 止めてほしいって言ってましたよね…… @2001 そうだな。 @2141 私たちで、果たしてそれが できるんでしょうか……。 @2001 ……やるしかないだろう。 @1 ついにここまで来た。来てしまった。 俺はどうすればいいのだろうか。 本当に神を殺していいのか? セタはどうなる? あのトカゲの子供は? 教えてくれ――ウリユ。 俺は、どうすれば良いんだ。 !se(System)Message_Click !mvnil !bgm神秘 @710 意識の海に漂う、そこのあなた…… !mvマジカルパレス !bgm恐怖 @2141 最初の魔王さんは、神様を 止めてほしいって言ってましたよね・・・・・・ @1 ……あれ? !se(System)Message_Click !wait5 !mvnil @710 意識の海に漂う、そこのあなた…… @1 何かがおかしい。 !mvマジカルパレス @2141 最初の魔王さんは―――― @1 何かがおかしい。 一体どうなっているのだ。 !mvnil ――――――――………… @2021 ん?我にお別れを言ってくれるのか? @1 \r[既視感,デジャヴ]。どうなっているのだ。 @2031 いよいよ神との決戦ですよ、 セーブするなら今のうちです。 @1 !bgs(環境)心拍 \c[1]セーブ\c[0]。\s\c[1]記録\c[0]。\s \c[1]生命の結晶\c[0]。\s\c[1]コンティニュー\c[0]。 \s一体何だ。何を言っているのだ? 聞かなくては。何か、おかしい事が起こっている。 心臓が張り裂けそうだ。 意識して気が付く。心臓なんて無いことに。 \c[2]聞いてはいけない。知覚してはいけない。 気が付いてはいけない。動いてはいけない。 もがいてはいけない。覆してはいけない。 間違いなく何かがそう叫んでいるが、 聞かなくては。私は勇者だ。 異変を見過ごす訳にはいかない。 @2011 あの、フェザー……? @2031 いよいよ神との決戦ですよ、 セーブするなら今のうちです。 @2011 いや、そうじゃなくて、ね。 @2031 いよいよ神との決戦ですよ、 セーブするなら今のうちです。 !bgs @1 なんだこれは。どうなっているんだ。 私がキチガイなのか? おかしいのは、私の方なのか? @710 !mvnil 意識の海に漂うそこのあなた…… @810 !v37=10 教えてくれ。私はなんなんだ?? @710 まぁ、あなたには名前がないのですか……? @1 !bgm …………。 \s駄目。駄目。駄目だ。 私は正常だ。正常な思考なんだ。 間違っているのは世界。 女神でさえも\r[仕様,・・]の管理下の中にいる。 帰るんだ。\s\c[5]どこに? とにかくここに居てはいけない。 だから……。 @1 !bgmサスペンス この世界は管理されている。 一体何に? \s……それは分からない。 とにかく、この世界には\r[仕様,・・]がある。 この世界の人は皆、\r[仕様,・・]に沿って生きている \s私以外は。 \r[預言者の娘,ウリユ]が言っていた。 私だけが運命の線を外れている、と。 いつ聞いたかも覚えていないが、言っていた。 世界の仕様を打ち崩す。 そう決めた。 そこからは色々な事をした。 まずはトカゲ砦の兵隊を皆殺しにした。 \sトカゲの子供をカネに換えた。 \sシイルの住人を見殺しにした。 太陽の剣をトカゲの王に売り払った。 \sバカには見えない服、なんてものに 金を払ったこともあった。 人間のすることではない。 分かっている。だからこそ、だ。 だが…… !bgmなんだこれは @710 意識の海に漂う、そこのあなた…… @1 駄目だった。何をしても、何も変わらない。 やはり全ては自分の妄想? 残念ながらそう思うほうが自然だ。 考えてもみろ。有り得ないではないか。 繰り返される世界。 何度世界を救っても、 またこの天空大陸は滅びに貧する。 そんな事は、きっと私の思い違いで。 ……。 \s実はまだ一つだけ試していないことがある。 世界の滅びるのを、黙って見過ごす事だ。 !wait10 !se(System)Message_Click !wait20 !se(Action)跳ね !mvシシトの部屋 !wait5 !bgm夜の静けさ @1 酷く、汗をかいていた。 シャツはぐっしょりと湿っていて、気持ちが悪い。 枕元の時計は4時23分を指している。 起きて学校へ行くのには、 徒歩で進んでも明らかに早い時間だ。 @102 せっかくだから散歩にでも行こうかな。 !wait20 !se(Action)ドア開け !wait5 !se(Action)ドア閉め !wait5 !se(Action)学内歩き !wait10 !se(Action)学内歩き !mv自宅 !se(Action)学内歩き !wait10 !se(Action)ドア開け !wait5 !se(Action)ドア閉め !wait5 !mv住宅地 !se(Action)学内歩き !wait10 !se(Action)学内歩き !wait10 !mv中央公園 !bgs(環境)鳥の鳴き声 @100 ……ふう。 @1 僕は佇む。 空は仄かに暗く、だが暗闇という訳でもない。 気温は少し低めで、思わず身を震わす。 @102 ま、変身後よりはマシかな。 @1 静か過ぎる空間がなんとなく寂しくて、 思わず独りごちた。 考えてみれば、ふざけた仕様だ。 魔法少女の武器として、不便極まりない。 …………。 !wait120 ぼうっとしていた。 @102 帰ろうかな……。 !wait5 !se(Action)学内歩き !mvnil !bgm @1 そのまま、二度寝した。 !mvマジカルパレス !bgmStation @2021 12日目……もう時間がないが、 仮に時間が来ても今の冒険の結果は 『次』の旅で役立つからな。 @1 『次』とクロウは言った。 この行動も、無意味という訳か。 @2001 まぁ、試すだけ試してみるか。 !mvnil !wait20 !mvマジカルパレス !wait20 !mvnil !wait20 !mvマジカルパレス !wait20 !mvnil !mvマジカルパレス !wait20 !se(Action)跳ね @2021 ……\c[1]『災い』\c[0]の張本人は、結局 見つからなかったか……。 まあ、こういうのも運命だ、 今回はあきらめるしかないだろう……。 @1 思っていたよりも淡泊な反応に、少しだけ驚く。 トーテムというのは、世界を救う事が 自身のアイデンティティのようなものだと 感じていたのだが。そうでもないのだろうか? そんな事をぼうっと考えている内に、 その時はやって来た。 !mvnil !bgm別れ @730 ゴンベエさん…… 私の声が聞こえますか……? @2001 聞こえるよ。もう、何度も聞いてる。 @731 残念ながら、\c[1]『災い』\c[0]を防ぐことは できなかったようですね……。 人間たちはみな消えてしまい、 これからこの島は竜人たちの 世界となってしまうのでしょう……。 @710 ……。 @737 あなたには、 もう少し頑張って欲しかったと思います。 @731 意識の海からあなたを選んだ時点で、 すべての運命は決まっていたのかも しれませんね……。 @730 ……ですが、選んだのは私の責任です、 あなたは悪くないのですから……。 @2001 ……。 @1 罪悪感など、無い。 どうせ、『次』とやらが存在するのだ。 そう思っていても、 つい女神から目を逸らしてしまう。 @710 ……。 @730 それでは……これでお別れです……。 @734 おやすみなさい、ゴンベエさん……。 @1 意識が溶けるのを感じる。 きっと、また新しい世界が始まるのだろう。 きっと、また…… !se(Action)シュイーン !bgm !mvマジカルパレス その時だった。 逸らした瞳の先で、 私の知らない機械が輝いたのを見たのは。 !se(System)Message_Click !mv中央公園 !bgmけだるい午後 @100 …………。 @1 これは、いつも通りの日常だ。 僕は何が起ころうと、日常。 \sだから、そう―― @2001   @102   @1 目の前にゲームに出てくる勇者が居るのも、 日常なんだ。 @102 あの。 @2001 ※◇△×●※? @1 言葉は通じないらしいので、 以前手に入れた翻訳指輪を嵌める。 @2001 ここは、どこだ? なあ、そこの君。話を聞かせて貰えないか。 @100 ええと、貴方の居た世界とは、違う所です。 @2001 ! @1 世界から脱出できた事に、 感動しているのだろうか。 それとも、自分の言葉に反応して 会話が成り立つ相手に感動しているのかな? @2001 君は、俺の事を? @102 えーと。僕も良く分からないんですけどね。 貴方の事は、夢で見てました。 脱出、おめでとうございます。 @1 輝いた光――その奥の機材を、僕は知っていた。 @2001 そうか……そうか! やはり俺は!! @100 貴方が使った機械は多分、 こっちでは魔物召喚装置、と呼ばれてまして。 転移みたいなものですね。 @2001 君は…… 俺の言っている事が理解できるのだな? @100 ええ、勿論ですよ。ゴンベエさん…… \sナナシさんのがいいですか? @2001 いや、どちらでも構わないよ。 好きに呼んでくれ! @1 勇者は本当に嬉しそうだ。 夢では途中までしか見ることができなかったが、 召喚装置でどうにか脱出したらしい。 @2001 それにしても。 まさか本当に成功する日が来るとはな……。 @100 この後ってどうするんですか? @2001 特に何も考えていなかったからなあ。 @100 良かったら、ですけど。 僕の家に来ます? @2001 良いのか? @102 既に何人も居候がいますんで。 @2001 悪いな……助かるよ。 疲れた時に少しだけ、 睡眠を取らせてもらえれば。 @102 いえ。 もっとゆっくりして頂いても構いませんけどね。 \s……あ。 @2001 どうした? @1 僕は、大変な事を忘れていた。 !bgm @102 あー、えーっと。 僕の家、リクレール様がいるんですけど。 大丈夫ですか? @2001   @102   @2001   !se(Action)跳ね @2000   @102   @2001   !se(Action)跳ね !bgm緊急事態 @2001 よし、色々と世話になったな。 俺は失礼する。 何、適当に放浪するのは慣れてる。 @104 何で一瞬脱いだんですか!? @2001 ついうっかり。 @105 どこの世界にうっかりで服を脱ぐ勇者が…… @102 ……。 ←勢いでバカ服着せた覚えアリ @2001 ? @102 !bgm夜の静けさ まぁ。時代が違うどころの騒ぎじゃないですし。 問題ないんじゃないかな、 とは思いますけどね。 @2001 ううむ……。 まぁ、考えておこう。感謝する。 @100 いえ。 @2001 君にはまた会いたいな。 なにせ、こちらの状況を知っている人間だ。 @102 あー、まぁ。 会うことになると思いますよ、多分。 @2001 ? @100 ……ん。何でもないです。 まぁ、セオリーですよ。 !mvnil !bgm @1 !wait30 !seエンディングテーマ2 !se(Action)爆発音 !wait10 !seエンディングテーマ2 !se(Shooting)撃破B !se(Action)銃声 !wait10 !seエンディングテーマ2 !se(Shooting)撃破A \c[2]中\c[1]☆\c[4]略 !wait5 !se(Action)爆発音 !se(Shooting)撃破B !se(Action)銃声 !se(Shooting)撃破A !wait20 !se !wait30 !se(Action)雷光 !mv中央公園 !v27=1 @100 !bgmエンディング1 そんな…そんな事って…… @2001 真実だ。 勇者ナナシノゴンベエは君を救うため、 自分が消えることも厭わなかった。 @103 そんな馬鹿な事って… 僕と彼は会ったことも無いのに!! @2001 だとさ。 @2212 ………すまない。 余計な世話だったようだ。 @103 なんであなたは会ったことも無い人の為に そこまでできるんだよ!! @2001 意識の海で見たんだろ? なら分かるはずだ。 @102 …………。 @2212 シズナには感謝しなくてはな。 おかげで若い命を助けられた。 @100 ……僕なんて。 何にも無い普通の人間ですよ。 @2212 関係ないよ。助けたいから助けたんだ。 @2001 それが英雄ってモンなんだろうよ。 俺も、アンタみたいに 自由に生きたいモンだぜ。 @2212 辛いぞ。 @2001 知ってるよ。出来ないから憧れるんだ。 ……さて、もういいか? @2212 ああ。待たせて悪かったな。 俺を殺す為に造られた、偽物の勇者よ。 そんな\r[仕様,・・]に逆らって、 動きを制御するのも辛いだろう。 @2001 別に。アンタの百倍ラクだよ。 じゃ、プスリといきますか。 @2212 ああ、頼むよ。 !wait5 !se(Action)跳ね @1 勇者は剣を魔王に突き立てる。 はたから見れば英雄譚の終わりのようだが、 それは歪んだ歴史の修正に過ぎないのだ。 刺すのが魔王で、刺されるのは勇者なのだ。 @810 ありがとう。 @1 彼はそう言った。 この記憶もいずれ無くなってしまう。 悲しい。悲しい。悲しすぎる。 せめて、と。僕は告げる。 誰よりも尊敬できる、英雄に向けて。 @100 !v27=1 ありがとうございました。 !wait5 @1 !se(Action)シュイーン !wait30 二人は消えた……。 \sこれからは、僕が人を救う番だ、と。 そう思ったんだ。                                 \c[1]〜END〜 !wait5 !se(System)Message_Click !wait30 !mvnil !bgmファンキー @50 という事でゲームソフトとして見る シルフェイド、完結よ!! ここまで読んでくれてありがとー\wh @102 前後編とは思えない長さだったね。 @2212 ああ。まさか容量ギリギリとはな。 @2001 それだけ中身が濃い、という事だ。 @50 じゃ、色々詰め込みすぎてワケ分かんない 人の為にまたキャラごとの解説するわよ\wh まずは一人目よ! シシト君! @103 !se(System)ジング 村上シシト。夢の中で仕様の中でもがく 勇者の姿を見る。 その後リクレールの命令でやって来た、 夢の勇者と同じ顔の男に出会う事で、 大きな運命に巻き込まれていく。 魔王の姿になっても勇者の心を持つ \r[存在しないもの,ナナシノゴンベエ]に出会い、 大きく価値観が変わることになった。 @50 次はー、ナナシノゴンベエさん!! @2212 !se(System)ジング \r[存在しないもの,ナナシノゴンベエ]。 『シルフェイド幻想譚』の主人公と同一人物。 ある日気高いシズナを見て改心するが、 彼女の傷を治癒で治そうとしたはずみに 仕様を逸脱。 \r[仕様,・・]から抜け出そうとあがき、 世界の終焉さえも目にする。 脱出には歪みが伴う事を知り、 最後にはその運命を受け入れた。 @50 次! ゴンベエさんよっ @2001 !se(System)ジング ゴンベエ。 ナナシノゴンベエの代役として、造られた。 世界の歪みが想像以上に大きかった為、 ナナシノゴンベエを殺すため来た。 自我が強く、 自分が操り人形である事も理解している。 が、痛みに耐えてまで手にする自由に 興味は無いようだ。 @50 次! シズナちゃん♪ @2204 !se(System)ジング シズナ。世界の操り人形だが、 その気高い姿勢は勇者の心を打つ。 彼女のケガを治そうとして 勇者はおぞましい姿になった。 @50 こんなところかしら? @102 細かいキャラにまで触れると容量 足らなくなっちゃうからね。 @50 そう。ギリギリなのよ! という事でさっさと〆るわね〜 シーユー\wh @100 シーユー @2212 シーユー @2204 シーユー。(初めて原作に無いセリフが…) @2000 シーユー。 @101 何で裸なんだよっ!! !wait5 !se(System)Message_Click !bgm !wait70 !bgmなんだこれは @1 予告が、終わった。 作品も終焉を迎えた。 全てが終わって、僕は思う。 一体世界は、何に管理されていたんだろうか。 \r[仕様,・・]を決めたのは、誰だったんだろうか。 結局、答えは出ていなかった。 @50 まだ、気がついてないの? @1 問いかけるのは、予告のお姉さん。 \sお姉さんは何でも知っている。 この世界に起きる事象全てを、知っている。 @100 ………………。 @1 一つの仮説が、頭を過る。 だが。 そんなこと、或るはずが無い。      或るはずが無いんだ。 !wait30 !bgmテレフォンショッピング @103 そうだ!! そうだよっ!! そうなんだ! @1 有り得ないじゃあないか。 まさか世界が―― @103 違う!! 違う!! 違う!!! 世界は自由だ!! 無限の可能性があるんだ!! @50 本当に?言いきれる? @103 当たり前だ!! 僕は常に自由だ!! あんな十把一絡な勇者とは違う! @50 確かに貴方は自由だわ。 でも本当に?? @100 そう。本当だよ!!理由??簡単さ!! 僕はこんなにもかけ離れているだろ!! ソレが理由さ!! @50 かけ離れている?何と? @103 キャラクターさ!! 僕は自由だ!! 操り人形なんかじゃない! @50 ピブーw @103 何だ!! 何だよ!! バカにしてっ!! @1 そんなこと、或るはずが無い。      或るはずが無いんだ。 そう自分に言い聞かせる。 @50 本当は分かっているんでしょう? @1 そう。分かっているのだ。 僕自身抜け出せていないのだ―― \c[2]――シルエットノートの\r[仕様,・・]から。 !bgm !bgs !wait20 !bgm神秘 @710 意識の海に漂う、そこのあなた…… @1 ゲームソフトとしてみるシルフェイド    \s                \f[35]完 !se(System)Message_Click #設定に関するQ&A。興味なければ回れ右。 # #Q:本作のテーマは? A:二次で良く出てくる自然と出てくる『メタネタ』に対して、何か出来るかなー、と。単純に変な作品が好きなのが9割。 # #Q:仕様って? A:ゲームそのものの仕様の事。この話はシル幻の主人公が、シルノの仕様を求めてワープしてきた話。 # #Q:最後の意味分かんないんだけど。ずっと分かんないけど特に分かんない A:仕様に抗う幻想譚組を見て、シシトも『これゲームの中の話なんじゃね?』と思ってしまったようです。 # #Q:なんでリクレールの元に魔物召喚装置が? A:『意識の海に干渉する』能力は召喚装置によるものではないか? と考えた為。更に言うなら、意識の海も一つの世界で、その世界から召喚してきた、と。 # #Q:歪みって何? A:ノリ。シルノ二次のシリアス長編だと何かしら問題が起きるので、その問題を今回は『歪み』と表現しました。 # #Q:最初出てきたゴンベエはゴンベエじゃなかったの? A:はい。本物のゴンベエを追って来た偽ゴンベエです。顔が同じなので、シシトも間違えたよう。 # #Q:最後また『意識の海に〜』ってなってるのは? A:ナナシノゴンベエが戻って、再び幻想譚に組み込まれたからです。 # #Q:何で中略したの? あれビビったんだけど A:全部書くのが面倒でしたし、本作においてどうでも良い部分だったので。 # #Q:復帰第一作がこんなんで大丈夫か? A:大丈夫だ、どうせカオス話しか作ってないから問題ない。 # #こんな所まで読んで下さり、本当に有難うございました。