#卒業 後編byりんご !mvnil !v5=1 !mv住宅地 !bgm夜の静けさ !se(Action)学内歩き @1 春先だというのに、 まだまだ夜の風は冷たい。 @1 そんな3月の夜道を、 私は一人歩いていた。 @412 !v36=2 (…シシト君。) @1 夜道を歩く中、思い出すのは、 \sシシト君の心臓の音と、 \s…彼の体の温もり。 @412 !v36=2 (…まだ、ドキドキしてる。) @412 !v36=2 \s(シシト君の体、暖かかったな。) @1 …シシト君と、 当時の事で話が出来たのは、 今日が初めてかも。 @1 嬉しかった。 \sシシト君の本音が聞けたこと。 \sそれと…。 @412 (サユキさんって、名前で呼んでくれた…) @413 !v36=2 (駄目だなぁ。私は…。  \sなんで言えなかったんだろう…。) @1 私は、「シシト君の事が好き」 \sどうして、そう言えなかったんだろう。 @410 !v36=2 はぁ〜。 本当に臆病者だなぁ、私。 @413 !v36=2 シシト君が、私の事をそういう対象として 見ていないのは分かっていたけど… \s分かっていたけど…。 @410 !v36=2 \s…ううん。いいの。 私は、シシト君と理解しあえた。 それで十分。 @1 \sでも、 \sほんの少しだけ、 \s後悔してる…かも。 !se(Action)学内歩き !mvマンション街 @410 !v36=2 あ、着いた。 \s…高校生活最後の最後まで、 一人身かぁ。 @410 !v36=2 考えててもなんだし、 \s今日はもう寝ようかな。 !se(Action)学内歩き !se(Action)ドア開け !se(Action)ドア閉め !bgm静かな時 !mvアルバートの部屋 @410 !v36=2 ただいま〜。 \s…まぁ、誰もいないよね。 @1 見慣れた私の部屋。 @410 !v36=2 (来月には、引っ越さなきゃ  いけないんだよね…。面倒くさいなぁ…) @1 そう。私は4月から、 本州の国立大学に通う事が決まっている。 @410 !v36=2 (このアクアフロートともお別れか。  \sなんだか時間が経つのって早いなぁ…。) @410 !v36=2 (\sもう、今日は着替えて早く寝よう。  \s明日はみんなと約束があるし…。) @1 シシト君は、今何をしているのかな…。 !wait30 !mvnil !v5=1 !mv住宅地 !bgm夜の静けさ !se(Action)学内歩き @100 !v27=2 ふう…。遅くなってしまった。 もう8時過ぎか…。 !se(Action)学内歩き @1 一人夜道を歩く中、 僕は先ほどの冬村さんとのやり取りを 思い出していた。 @100 (冬村さん…サユキさんに対して、  事件の事で話をしたのは、初めてだな) @100 (これまでゲーム好きの変わった子  だとしか思っていなかったのに…。) !se(Action)学内歩き @100 (避けずに、もっと早くから  話をしておけば良かったかも…。) @102 (それにしても…  今にして思えば、僕はもの凄く照れ臭い  事をしていたんだなぁ…。) @1 思い出しただけで、顔が熱くなる。 \s…あの時、結果的にはそれが良かったけど。  @1 …僕はこれ以上深く考える事はせず、 帰路を急ぐことにした。 !se(Action)学内歩き @102 !v27=2 (…さっきの事、 誰かに見られてないだろうか…。) @100 !v27=2 \s(まぁいいか。別に見られてても。    その時はその時だ。) !se(Action)学内歩き @100 !v27=2 よし、…着いた。 !se(Action)ドア開け !mvnil !v5=1 !mv自宅 !se(Action)ドア閉め !bgm安らぎ @120 あら、シシトおかえり。 遅かったわね。 @100 !v27=2 あ、姉さんただいま。 \s…母さんは? @121 ふう。\s…母さんなら、 「フランスパンツ」に行くって言って、 さっき出かけていったわ。 @120 今日は折角シシトの卒業日なのに、 …ちょっとひどいわね。 @102 !v27=2 まぁ。母さんらしいとは思うよ。 流石にこんな仕打ちはもう慣れたさ。 @102 !v27=2 あ…という事は、今日の晩御飯も エアー(空気)なのか…。 \sなんだか侘しいなぁ。 @121 …シシト。今日は姉さんが ご飯を作っておいたわ。 \s一緒に食べましょう。 @100 !v27=2 姉さんの手料理か…。 \sなんだか久しぶりだね。 @120 そうね。シシトが退院した時 以来かしら。 \s…確かに久しぶりね。 @100 !v27=2 …姉さん。なんだか今日変だよ。 \sどうしたの。いつもの弄りは? @102 !v27=2 帰りが遅くなったから、 弄られるのは覚悟していたんだけど…。 @120 あら、そんなに弄られたかったの? @104 !v27=2 いやすみません!前言撤回です!! @102 !v27=2 でも本当に今日の姉さん変だよ。 (なんかいつもより目が優しい気が…) @120 \s…シシト。 @104 !v27=2 ハイっ!! @120 まず初めに、高校卒業おめでとう。 @100 !v27=2 ………。 @120 あんな事件が起きてから、 一時はどうなる事かと心配したけど、 @120 シシトが元気でいてくれて、 \s姉さん嬉しいわ。 @100 !v27=2 …姉さん。 @121 これからも元気でいてね。 \s…元気なのがシシトの取り柄 なんだから。 @100 !v27=2 \s…姉さん。ありがとう。 @120 シシトも、もう十分大人よ。 これからは母さんを支えてあげてね。 @120 母さん。少し変わった所もあるけど、 あの事件の時は、もの凄く取り乱して いたんだから…。 @120 母さんの事感謝してあげてね。 シシト。 @100 !v27=2 姉さん…。 @102 !v27=2 (あれ、なんか僕泣きそう…。) @120 まぁそれはそれとして。 !bgmコミカル @121 あの女の子は誰なのかしら? @120 シシト。私買い物の帰りに 凄い光景を目にしたんだけど。 \s…何か心当たりある? @104 !v27=2 (うぉぉぉぉぉぉぉい!  一番見られたくない人に  見られてしまったぁぁぁ!) @104 !v27=2 いっ、イヤ!あれはですね姉さん。 @120 ごめんなさいシシト。 「万年倦怠期」とか言って、 今まで弄って。 @121 女の子を胸で泣かせるなんて、 シシトも一人前になったものね。 @104 !v27=2 (うぉぉぉぉぉぉまずい!  間違ってはいないけど、  誤解されているぅぅ!) @120 だから、今日の晩御飯はお赤飯よ。 高校卒業とシシトの恋愛成就に おめでとうの意を込めて。 @105 !v27=2 だから違いますよ姉さん!! 冬村さんとはそんな関係じゃ…! @120 あら、冬村さんっていうのね。 !wait10 \s冬村…さん? @100 !v27=2 …あ。 !mvnil !bgm別れ @1 (そうか。姉さんは僕とサエちゃんの事… 知ってたんだった。) @1 サエちゃんの葬式の時、 母さんや姉さんが、しきりに彼女の親戚に 頭を下げてた事を、僕は思い出した。 @1 僕の胸には…サエちゃんの心臓が 移植されているから…。 @1 あの事件の時に、僕が胸を撃たれた後、 サエちゃんは頭を撃たれて殺された…。 @1 幸い(この表現は適切ではないだろうけど) サエちゃんの心臓が僕と適合したから、 僕は一命を取り戻すことができた。 @1 \s……。 @1 僕はあの事件を機に、 人を好きになる事が出来ないでいた。 @1 それは、サエちゃんの時の様に、 また大事な人を失う事が、 怖かったからかも知れない。 @1 そんな当時の僕を、 母さんや姉さん、(時々爺ちゃん)は 励ましてくれていた…。 @1 …あ、そうか。 @1 姉さんたちは弄りと称して、 僕とコミュニケーションを取る為に、 あんな冗談を言っていたのかも…。 @1 \s…いや、これは考えすぎか。 @100 !v27=2 姉さん。僕は…。 @1 …僕は、時間をかけて姉さんと話をした。 当時の僕の気持ちから、アクアフロートに 来てからの心境の変化まで。 @1 それと姉さんや母さんには、(後爺ちゃんにも) 感謝してもしきれないほど、 感謝しているという事も伝えた。 @1 (相手が例え家族でも、  真剣に自分自身の本音を話すんだ…) @1 (家族だからわかっているだろう…  そうではなくて、一人の人間、 \s 「村上シシト」として。) @1 姉さんは珍しく、茶化したりしないで、 真剣に僕の話に耳を傾けてくれた。 !mvnil !v5=1 !mv自宅 @121 シシト…。 貴方…本当に大人になったのね。 姉さん。感動したわ。 @121 今まで子供だと思っていたけど、 \s認識を改めなきゃいけないわね。 @120 母さんが帰ってきたら、 同じ話をしてあげてね。 \s…母さんきっと喜ぶわ。 @120 それとシシト…。 ご飯冷めちゃったから、 もう一度温めなおすわね。 @120 しばらく部屋で待ってなさい。 @100 !v27=2 …うん。分かった。 \s暫くしたら戻るね。 !mvnil @1 階段を上るころ、少しだけ僕は 涙ぐんでしまっていた。 @1 本当に今日の僕は一体 どうしたんだろう。 @1 ………。 @1 …でも姉さん。いつもありがとう。 @1 どんなに弄られても、パシリに されても、僕は姉さんが大好きです。 @1 柄にもなく、僕はそう思った。 !bgm夜の静けさ !v5=1 !mvシシトの部屋 @100 !v27=2 …ふう。 @1 見慣れた僕の部屋。 @100 !v27=2 (…来月にはもう  この家を出ないと  いけないんだよなぁ…。) @1 そう思うと、 無性に名残惜しくなる。 @102 !v27=2 なんだか寂しいなぁ。 \s…ねぇリス君。 君はどう思う? @1 僕はそう呟くと、 机上のリス君の遺影に 視線を移した。 @1 「リス君は最後までオスでした」 そんなメッセージと共に、 物言わぬリス君の遺影が、ただそこにある。 @1 リス君…。君と別れてから、 本当に色んな事があったよ。 @1 今にして思えば、リス君と 出会ってからだよね。 \s僕の周囲が騒がしくなったのは。 @1 君が宅配で送られてきたときは 本当に驚いたけど、僕はリス君といて、 とても楽しかったよ。 @1 君の助けが無ければ、 冬村さんは助けられなかった。 \s…だからありがとう。リス君。 @102 !v27=2 …ふう。 今日は色々あったなぁ。 @102 !v27=2 いや、今日だけじゃないか。 アクアフロートに来てから 色々ありすぎだろ僕。 @100 !v27=2 \sとりあえず服着替えるか。 (冬村さんのゲ〇の匂いが  少し残ってるし…。) @106 !v27=0 … @107 !v27=2 …… @100 !v27=2 よし!着替え完了。 @100 !v27=2 姉さんの所に戻るか…。 !se(Action)学内歩き !mvnil !v5=1 !mv自宅 @100 !v27=2 姉さん、戻ったよ。 @110 あら、お帰りシシト。 \s…卒業おめでとう。 @100 !v27=2 あれ、母さん戻って来てたんだ。 …フランスパンツに行っていたんじゃ。 @110 シシト今日、卒業日でしょ。 だからフランスパンツで良い物 買ってきたのよ〜。 @102 !v27=2 ああ、ありがとう。 (どうせ大したものじゃないだろうけど) @111 ほら、卒業祝いの \s「勝負パンツ(フランスパンツ仕様)」よ。 !bgmコミカル @105 !v27=2 (予想通りといえば予想通りだけど、 息子の卒業祝いに勝負下着を送る  親がいるかっ!) @102 !v27=2 母さん。一応聞くけど、 これは何? @111 いや〜。お姉ちゃんから聞いたんだけど、 シシトも大人になったんだってねぇ〜。 @111 いつ何があってもいいように、 「勝負下着」くらいないとね〜。 @104 !v27=2 (ぬぉぉぉぉぉ!  姉さんなんて事を  してくれたんだ! @107 母さん!おやすみなさい! !se(Action)ズシャアアー @111 あら。おやすみなさい。 !mvnil !se(Action)ドア開け !se(Action)ドア閉め !mvシシトの部屋 @107 お休み!リス君! !se(Action)ズシャアアー !mvnil @0 そして次の日… !v5=0 !mvシシトの部屋 !bgs(環境)鳥の鳴き声 !bgmほんわかムード @100 !v27=1 ん…朝か…。 @102 !v27=1 あー…。 \sもう10時か。 結構寝たなぁ。 @102 !v27=1 今日は13時から リョウヘイ達と約束があったんだった。 @100 !v27=1 まだ眠いけど、 …そろそろ起きるか。 !bgs !se(Action)ドア開け !se(Action)ドア閉め !mvnil !mv自宅 @100 !v27=1 おはよう。母さん。 @111 あらおはよう。シシト。 @110 良く寝たわね。 \s…朝ごはん食べなさい。 @100 !v27=1 ああ、ありがと。 \sいただきます。 @102 !v27=1 (あれ、なんかまともだな。) @111 昨日夕飯作ってあげられ なかったから、お母さん頑張って 朝ごはん作ったのよ〜。 @102 !v27=1 …そうなんだ。 (まぁ、朝きちんと食べられれば  なんでもいいや。) @110 シシトも、もう高校生じゃないのね… \sなんだか、あっという間だったわね。 @102 !v27=1 うーん。そうかなぁ。 ここに来てから色んな事があったから、 \sあんまりそんな気はしないなぁ…。 @110 そうねぇ…。 確かにアクアフロートに来る前は、 大変だったものね…。 @111 なんにせよ、シシトが元気で いてくれて、母さん嬉しいわ。 @100 !v27=1 母さん…。 @110 …後は、シシトが素敵な人を 見つけてくれたら、母さん安心だわ。 @104 !v27=1 ぶふぁっ! @111 冗談よ。 @102 !v27=1 …人をおちょくるのも 大概にしてください。 @100 !v27=1 それより母さん。 今日は午後からリョウヘイ達と 遊んでくるから、少し帰り遅くなるね。 @110 あら、そうなの。 \s…夕飯はどうするの。 @100 !v27=1 ああ、それなんだけど… 今日はみんなで夕飯食べるから、 家ではいらないよ。 @110 そう。分かったわ。 気を付けていってらっしゃい。 @100 !v27=1 うん。 \s…それじゃあ、御馳走様。 @110 あら、お粗末様。 @100 !v27=1 うん。 \sそれじゃ、そろそろ出るね。 @111 ええ、気を付けて行ってらっしゃい。 @100 !v27=1 行ってきます。 !se(Action)ドア開け !se(Action)ドア閉め !mvnil !mv住宅地 !bgm住宅街 @100 !v27=1 よし。それじゃあ行くかな。 \s集合場所は何処だったかな…。 @102 !v27=1 え〜と。 @100 !v27=1 \sああそうだ。 …ショッピング通りだった。 @100 !v27=1 (まだ11時半か。  \s時間があるから、  本屋にでも寄ろう。) !se(Action)学内歩き !mvショッピング街 !bgmショッピング街 !se(Action)学内歩き !mv本屋 @100 !v27=1 なんか面白そうな本ないかなぁ…。 !se(Action)学内歩き @410 !v36=1 あ、シシト君。 \sシシト君も、もう来てたんだ。 @100 !v27=1 ん…。ああ、冬村さん。 おはよう。 @102 !v27=1 \s僕はちょっと早めに到着したから、 今時間をつぶしてるところ。 \s…冬村さんは? @412 !v36=1 \s…サユキでいいよ。 私も早く来すぎたから、 つい本屋さん来ちゃった。 @102 !v27=1 そうなんだ。 \s何か面白い本とかあった? @410 !v36=1 ううん。今来たばかりだから。 \sねぇ、シシト君て、 普段どんな本を読むのかな。 @102 !v27=1 うーん。そうだなぁ。 格闘技の本とかかな。 あと小説もたまに読むけど。 @410 !v36=1 \sシシト君て格闘技好きなんだ。 なんだか意外だなぁ…。 @102 (ナナシの時に必要だったとは言えないな) @102 !v27=1 そうかなぁ。 …冬村さんは、普段どんな本 読んでるの? @410 !v36=1 私かぁ…。普段は小説かな。 (流石にゲーム雑誌とは言えない…。) @102 !v27=1 なるほど。 \sゲームの雑誌とかは読まないんだ? @412 !v36=1 ええっ? \sあ…。もしかして、バレてた? @102 !v27=1 ははは…。知らぬは本人だけだよ。 \s僕は別に変な事じゃないと思うけどね。 @412 !v36=1 えー…。そんな、恥ずかしいな。 @410 \sでも、シシト君がそう思ってくれるなら 別にいいかな。 @410 !v36=1 ゲームの雑誌も、面白いんだよ。 \s最近はゲームの情報だけじゃなくて、 編集者のコラムとかも載ってるしね。 @102 !v27=1 そうなんだ。 \sゲーム雑誌の中ではどんなのが 好きなの? @412 !v36=1 最近は、ゲームの情報よりも、 ゲーム制作陣のゲーム制作記とか有名人が 書いたコラムが載ってる雑誌が好きかなぁ。 @102 !v27=1 ははは…。サユキさん。 中々のオタクだねぇ。 @410 !v36=1 もう、シシト君! \sでも、ゲーマーなのは認めるよ。 \s姉さんも、ゲームが好きだったし…。 @100 !v27=1 そうだね…。 \sサエちゃんも、ゲーム好きだった。 二人の時は、良く遊んだよ。 @100 !v27=1 \sごめん。もしかして僕、 変な事聞いちゃった? @410 !v36=1 ううん。そんなことないよ。 \s…姉さんの事は、確かに悲しかったけど、 こうしてシシト君が生きててくれてるから。 @100 !v27=1 サユキさん…。 \sそうだね。いつまでも悲しんでたら、 サエちゃんにも悪いよね。 @102 !v27=1 …。 \sそろそろ時間だから、 待ち合わせ場所に行こうか。 @410 !v36=1 あ…。 \sそうだね。 行こうか、シシト君。 !se(Action)学内歩き !mvnil !mvショッピング街 !bgmショッピング街 @100 !v27=1 リョウヘイ達、まだ来てないのか。 \s遅いな…。 @410 !v36=1 すぐに来るよ。 \s…ほら、あれ、みんなじゃない? !se(Action)学内歩き @200 !v28=1 お二人さん、おはよう。 @202 悪いな、店の予約と、 親父の相手をしていたら遅れちまった。 @200 アルバートとセトの 二人もすぐに来るぜ。 !se(Action)学内歩き @200 ほら、来た。 @404 !v35=1 !v35=1 先輩!冬村さん!みなさん! おはようございます(ビシッ!) @404 !v35=1 今日は誘っていただいて ありがとうございます! !se(Action)学内歩き @250 すまない。遅れてすまなかった。 みんなおはよう。 @251 この埋め合わせは、 一人カラオケで鍛えた 俺の熱い歌で、必ず済ませる…! @202 !v28=1 済まねえアルバート。 今日はカラオケじゃなくて ショッピングなんだ。 !bgmコミカル @254 何っ!? 聞いてないぞリョウヘイ! @202 !v28=1 おいおい。昨日の帰り 伝えたじゃねえか… @200 !v28=1 それに日本出るまで、まだ時間あんだろ。 カラオケなんていつでも行けるじゃねえか。 @410 !v36=1 そうだよアルバート君。 カラオケは、また別の日にしよ。 !bgmショッピング街 @250 \sそれもそうだな。 \s…残念だが、仕方ないか。 @200 !v28=1 そうだよ! とにかく今日は、 折角みんなで集まったんだ。 @200 !v28=1 本州行く奴はその準備でもいいし、 買いたい物がある奴は 今日の内に揃えておいた方がいいぜ。 @100 !v27=1 そうだね。 @102 !v27=1 え〜と、とりあえず 本州に行く人は誰だったかな。 @200 !v28=1 まず俺とミキは違うとして、 シシトと冬村さん、後は セトとアルバートか。 @412 !v36=1 ふふふ…セトちゃんと私は、 4月から大学生だもんね。 @404 !v35=1 ですね! @250 そうか…羨ましい事だ。 \s俺も向こうに持っていく 物を買わないとな…。 @100 !v27=1 …そういえばリョウヘイ。 ミキさんは?\s まだ来てないみたいだけど。 @200 ああ、ミキは夕方来るってよ。 @100 そうなんだ。\s じゃあ、全員集まった事だし、 そろそろ行こうよ。 @404 !v35=1 いいですね!行きましょう。 思い立ったが吉日! という諺もありますし! @412 !v36=1 ふふふ…。それちょっと 意味が違うんじゃない。 セトちゃん。 @403 !v35=1 あれ、違いましたっけ? @100 !v27=1 (サユキさん、元気戻ったみたいだな  \s…良かった。) @100 (さっきは少し心配だったけど、  この様子ならきっと大丈夫だ。) @410 !v36=1 それじゃあ、 岸君のお店の時間もあるし、 早めに行動しようか。 @200 ああ。 !se(Action)学内歩き !mvnil !mv第4区駅 !bgmStation @200 !v28=1 よし、着いたな。 @102 !v27=1 …ねえ、リョウヘイ。 ここ、第4区駅だよね?。 @200 !v28=1 ああ、そうだけど。 @100 買い物に行くんじゃないの。 @202 シシト。お前何言ってんだ? 最近駅地下に、新しい店 沢山出来ただろ? @100 !v27=1 へえ、そんなの出来てたんだ。 @102 全然知らなかったよ。 @250 俺は知っていたぞ。\s 今日買う予定の電波時計も、 地下にある電気屋だからな。 @403 シシト先輩は、インドア派ですから。 \s知らなくても仕方ないですよ。 @202 おいおいシシト。 流石にもうすこし、 外に出た方がいいと思うぜ。 @102 !v27=1 …引きこもりですみません。 @412 …とりあえず、 皆の買いたい物を もう一度確認しようよ。 @410 まず私とセトちゃんが、 一人暮らし用の道具。 \s…これはいいとして。 @410 アルバート君が電波時計と、 パスポート用の写真。 @410 シシト君が警察学校に入校する時に 必要な道具でいいんだよね。 @410 で、岸君のお店の時間が18時だから、 およそ17時までに、ここに集合と。 \sこれでいい?ねぇみんな。 @403 バッチリです!流石冬村さんです。 @252 お、おお、俺のもそれで合ってる。 @100 冬村さんにしては、 凄く的確なまとめだったよ。 @411 みんな、普段私をどんな目で見てるの!? @202 (なあ、シシト) @100 (ん、どうしたのリョウヘイ。) @202 (なぁ、なんだか今日の冬村さん、  いつもよりしっかりしてねぇか?) @102 (そうかな?) @202 (ああ、なんか大人になったというか、  貫禄がついたというか…) @100 (そんなに変わったようには  見えないけどなぁ…) @202 (お前のその対応,  なんか怪しいな…。 昨日の帰り、何かあったのか?) @100 (何もないよ。  それより、移動しよう。  まずはアルバートの時計だ。) @202 (へいへい…。) !mvnil @1 ……………3時間後 !mv第4区駅 @200 !v28=1 よし、みんな、 買いたいもんは全部買えたか? @404 !v35=1 バッチリですっ!(ピシっ) @250 ああ、おれの買い物も済んだ。 @410 私も買いたいものは殆ど 揃えられたかな。 @102 僕も、だいたい揃ったよ。 \sしかし本当に時間通りだね。 どうしたのさ、冬村さん。 @410 ふふふ…私も4月からは大学生なんだし、 もう少ししっかりしないとね。 @412 自分磨きって奴だよ。シシト君。 @102 (…なに言ってるかよく分からないけど、  まあ冬村さんだしいいか。) @410 それじゃあ、ちょっと早いけど、\s 岸君の家に伺ってもいいかな? @200 ああ、いいぜ。 親父にも早く着くかもしれないって、 あらかじめ伝えておいたからな。 @102 …ねえ、リョウヘイ。 こんなタイミングで何なんだけど、 移動する前に、ちょっとだけトイレ寄らない? @101 実は買い物中ずっと我慢してたんだ! @200 いいぜ。 \sじゃあ、悪いけど、 シシトと連れションしてくるわ。 @250 ああ、俺たちはここで待っている。 @102 みんな悪いね。 \s…少ししたら戻るから。 !mvnil !mvトイレ @100 ねえ。リョウヘイ。 @200 ん。どうした。 @102 さっきの冬村さんの事なんだけどさ。 @200 ああ。冬村さんが、なんか急に しっかりしてきたって話だな。 @202 …あれは冗談だよ。 俺はあまり冬村さんとは、交流無いしな。 \sもしかすると、あれが素なのかもな。 @200 で、それがどうしたんだ、シシト。 @100 ううん…やっぱり何でもない。 @202 なんだ…変な奴だな。 \sまあいいさ。 !mvnil !mv第4区駅 @102 ふう。みんなお待たせ。 @202 悪い悪い。 時間取らせたな。 @402 あ、先輩達。お帰りなさい。 @250 うむ。では二人の用もたしたことだし、 岸の家に移動するか。 @200 ああ、そうだな。 !se(Action)学内歩き !mvnil !v5=1 !mv自宅 !bgmゆったり雰囲気 !se(Action)ドア閉め @200 ただいま。親父。 @202 ちょっと早いけど、 みんな連れてきたぜ。 @530 お、来たかリョウヘイ。 @530 どうせ今日はお前らの貸し切りなんだ。 ゆっくりしててくれ。 @100 お邪魔します。 @400 今日はお世話になります! @250 失礼する…。 @410 お邪魔します…。 @412 \sわあ、お座敷だ。 @200 いいだろ。 今日は高校卒業祝いで、 俺達の貸し切りだぜ。 @100 いいね。リョウヘイ。 \s相変わらず気が利くなぁ。 @250 うむ…俺もこんな内装の店は 初めてだ。日本ならではというか…。 @404 流石岸先輩です! @202 そう褒めるなよ。 @200 \sでもサンキューな。 @200 親父も、皆の為に昨日から 仕込み入れてくれたし、 今日の料理は期待してくれていいぜ。 @200 ささ、料理が来るまでまだ時間あるから、 みんなひとまず、そこに座ってくれ。 @200 俺はちょっと、親父の手伝いしてくる からさ。料理が出来たら戻る。 @100 わかった。 \sでは失礼して… よいしょっと。 @102 ふう、やっと一息つけた。 @410 よいしょ。 @412 私普段外食とかしないから、 こういうお店って新鮮だなぁ…。 @250 ほう。靴を脱いで座るのか。 面白いな。 @250 ………。 うむ。中々くつろげて良いものだな。 @102 アルバート、普段外食とかするんだ。 @250 …調理作業が大変な時もあるからな。 しかし日本の物価は、海外に比べると 高いのだな。初めの頃は驚いた。 @400 あ〜。確かにそうですね。 \s私もお爺ちゃんに連れられて、 初めて日本に来た時は驚きました。 @410 そういえば二人共、海外から 来たんだもんね。\s …なんだか全然そんな気しないなぁ。 @250 …そうか? \sというと? @410 え〜とね。上手く説明できないんだけど、 もう日本の雰囲気に溶け込んでいると いうか、何というか。 @410 まるで日本に昔からずっと居た様な…。 そんな気がしたの。 @412 …まあ、別に変な意味じゃないよ。 @400 …私が日本に来たのは 中学生の頃でしたから。 \s確かに長いかも知れませんね。 @250 俺は17の時だから…。 まだ一年と少しだな。 @100 ねえアルバート。 \s日本はどうだった? 楽しかった? @250 ああ、楽しかった。 向こうには、村上の様な ユニークな奴は居ないからな…。 @102 僕が?どうして? @250 薙島高校に転校した初日。 村上とは同じ席に座らせられたからな。 \s…あれには驚いた。 @250 後、校長が、シシトの席を フライングボディプレスで粉砕した時も、 驚いたものだ。 @250 日本の教育制度は聞いていたが、 まさかこんなにも過激な物なのだとは 知らなかったな…。 !bgmサブコミカル @104 うおおおいアルバート! \sそれ絶対何か誤解してるよ!? 普通の日本でもあり得ないからそれ! @401 フライングボディプレス!? @411 えっ!何その話!? もう少し詳しく聞かせて! !bgmゆったり雰囲気 !se(Action)ドア閉め @200 みんな待たせたな。 料理持ってきたぜ。 @202 なんだかいい感じに 盛り上がってんな。 @200 あ…それと。ほれ。 @430 みんな遅れてごめんね。 …来たよ。 @410 あ、ミキちゃん。 こっちこっち。 @400 今日は岸先輩のお蔭で、 貸し切りらしいですよ! @200 貸し切りなのは親父のお蔭さ。 で、まずこれが、 @530 「牛すじの煮込み」と 「砂肝のにんにく炒め」 「とうもろこしと胡瓜の混ぜご飯」だ。 @201 お、親父!? いつからいた!? @530 …すぐ後ろにいたぜ。リョウヘイ。 俺の手伝いはもういいから、 今日はもう友達とゆっくりしとけ。 @530 折角の卒業祝いなんだ。 皆さんも、楽しんでいってくれよ。 \s酒は出せないけどな。 @200 ……ありがとう。親父。 \sじゃあ、今日は、 もうおとなしくしとくわ。 @530 ああ、それがいい。 \sそれじゃ、頃合いを見て 料理を運ぶからな。 @200 ああ。 @100 リョウヘイのお父さん。 なんだかカッコいいね。 \s正に板前って感じで。 @200 おう。性格はあれだが、 料理に関しちゃ 自慢の親父でもある。 @412 うん。凄いと思うよ。 なんだか男らしくて… @200 ははは…冬村さんに褒められたら、 \s親父も嬉しいだろうな。 @200 とりあえず、 料理も来たことだし、 食べようぜ。 @250 ああ、中々旨そうだな。 \sえーと、いただきます…だったか? @100 それで合ってるよ。アルバート。 それじゃ…いただきます。 @400 いただきます! @410 いただきます。 @430 いただきまーす。 @412 うん!美味しいね。 流石料亭だけあるね! @403 この炊き込みご飯、 すっごく美味しいです。 @250 うむ…この牛筋煮込みも 中々だな…。 @430 べた褒めだよ。リョー。 \s嬉しいでしょ。 @200 ああ、嬉しいぜ。 @202 そういや、俺も久々に親父の 飯食うけど、俺にはまだ、 この味は出せねぇな…。 @430 板前になるのが夢なんだもんね。 リョーは。 @200 ああ。そうだ。いつか調理師免許 取って、自分の店を持ちたいぜ。 \s親父以上の板前になってやるからな。 @250 料理人か…いいな…。 岸には向いていると思う。 @200 へへ、サンキューなアルバート。 \sお前も、向こうでは頑張れよ。 \s日本で応援してるからさ。 @250 ああ。 @102 ねえ、リョウヘイが板前になったら、 毎日僕のご飯を作ってくれないか? @412 シシト君… \sそれ、プロポーズの言葉みたい。 @101 ええ!? @202 おいおいシシト…俺は流石に男の趣味は…。 \sでもまぁ、時々作るなら 考えてやらん事もないけど。 @102 ああ、ありがとう…。 @430 リョー。優しいね。 @200 まあ俺はさておき、シシトも凄いよな。 \sなんたって警視庁だぜ。 @202 これからは、変な事してシシトに 捕まらねぇ様にしないとな…。 @102 ははは…。 \sまさか、受かるとは思わなかったよ。 今年の倍率凄かったんだから。 @404 シシト先輩、 おまわりさんになるんですか! 凄いですね! @410 ……… @102 そんなことないよ。 \sでもまぁ。春からは公僕として、 精一杯頑張るさ。 @410 体には気を付けてね。シシト君。 \s警察官は、殉職される方もいるから…。 @412 シシト君が亡くなったりしたら、 \s…私嫌だからね。 @102 …大丈夫だよ。冬村さん。 \s体が丈夫なのが僕の取り柄だからさ。 @100 それに…警察官になったのは、 僕自身の手で、人を助けたかったから。 @100 最悪、何が起きても後悔だけは、 しないつもりだよ。 @412 シシト君…。 @403 先輩…!カッコいいです…! @250 シシトは、立派だな。 \s俺はお前の事を誇りに思う。 @200 へへ、シシトは万年倦怠期に見えて、 意外と熱い奴だからな…。 @101 万年倦怠期は余計だっ! @1 あはははははは! @430 (ねえ、サユキ。) @410 (え、何かな。) @430 (この際だから、村上に気持ち  伝えたらいいんじゃない?) @411 (ええっ!?) @430 (村上、春から本州の警察学校でしょ。  はっきりしたほうがいいよ。) @412 (うう…でも、告白とは違うけど、  昨日のゲームセンターの帰り、  シシト君とはきちんと話が出来たから。) @410 (私は、それだけでいいよ。  \sそれにシシト君は、私の事そういう風には  見ていないだろうから…) @430 (…そう。  \sでも、後悔だけはしない様にね。  \sサユキは良い奴なんだから。) @410 (…うん。ありがと。心配してくれて。) @402 …皆さんとは、あまり会う時間も 無くなるんですよね…。 \sなんだか私寂しいです。 @410 こら。セトちゃんは私と同じ大学生でしょ。 寂しくない、寂しくない。 @412 でも、どうしても寂しくなったら、 \sまたこうやって、みんなで集まろうよ。 @403 はい! @430 サユキ、なんだか姉御肌になったねぇ。 \s…私は嬉しいよ。 @410 そうかなぁ。 @200 そういや、さっきもシシトと、 \s最近の冬村さんしっかりしてきたって 話をしてたんだぜ。 @102 うん。そうだね。 @412 ええ!?そうなんだ。 \sありがとね。 @100 …うん。ここ最近のサユキさんは 確かにしっかりしてると思う。 @250 皆、成長しているという事か…。 @202 …。 \sなんだか話してる内に、 料理食べ終わっちまったな。 @200 今親父を…。 !se(Action)ドア開け @530 料理運んできたぜ。 @201 タイミング良すぎるぞ親父! @530 ああ?何のことだ? @530 そんなことより、 \s…ほれ。 @530 「鳥の空揚げ」と 「鮎の塩焼き」と 「野菜の煮合」だ。 @202 ああ、済まねえ、親父。 @530 空いた皿は、もう片付けるぜ。 @100 ありがとうございます。 @530 それじゃ、ごゆっくり。 !se(Action)ドア閉め @250 鮎の塩焼きか…。 いい匂いだな。 @200 ん。アルバート魚好きなのか? @250 ああ。俺は肉よりも、 魚の方が好みだな…。 @250 向こうでは良く食べたものだ。 @403 ああ、カラ揚げですかっ! \s私、カラ揚げ大好物なんですよ! @412 セトちゃん。カラ揚げ好きだもんね。 @102 そうなんだ。 \sじゃあ、早速レモンを… @404 先輩!カラ揚げにいきなり レモンをかけるとは何事ですか! @404 カラ揚げは、まず香りを楽しみ、 次に食感を楽しみ、最後に味を楽しむもの! @404 レモンをかけたら、カラ揚げの カリカリ感と香ばしさが無くなって しまうじゃないですか! @404 許し難い愚行ですっ! \s断固反対します! @102 …セ、セト? \s急にどうしたの? @410 ごめんね。 \sセトちゃん。カラ揚げの事になると 少しおかしくなるから…。 @430 あんたも十分おかしいよっ。 (グリグリ) @411 ひゃううっ! \sちょ…くすぐったいからやめて! @430 サユキ感じやすいんだから。 \sほーれほれ。(グリグリ) @411 うにゃああっ! \sや、やめて〜〜。 @250 (ふっ…百合はいいものだな…。) !bgmコミカル @253 あ、いかんいかん。鼻血が。 \s…少し興奮してしまったようだ。 @101 みんな少し落ち着け! あと、早く鼻血を拭けアルバート! @404 先輩! @101 どうした!セト! @403 カラ揚げ、全部食べちゃいました。 @201 うおおおい! まだみんな食べてないんだぞっ! 何一人で全部食ってんだ! @403 てへ(はぁと) @101 てへ(はぁと)じゃない! @410 ふふふ…。 これはセトちゃんにはお仕置きが 必要だね…。(グリグリ) @401 はうっ!ふっ、冬村さん! くすぐるの止めてください! @201 おまえら暴走しすぎだっ! 酒飲んでんじゃねえんだぞっ! !bgmゆったり雰囲気 @430 ふふ…でも楽しいよね。 こういうノリ。 @202 確かにそうだけどよぉ…。 @411 はぁー…はぁー… \sそっ…そうだね。 @410 \s確かに、みんなといると、 すごく楽しいよ。 @410 アクアフロートに来て、 本当に良かったと思う。 @100 あ、それは僕も同感。 @102 去年は変な事件もあったけど、 無事に解決したしね。 @200 ああ、冬村さんが誘拐されたんだっけか、 ヤバい事件だったよな…。 @410 うん…。でもまぁ。 シシト君が助けに来てくれたし。 @430 あ〜それからか。二人が急接近したのは。 @101 はあ!? @430 こらこら、真に受けない。 \sでも二人とも無事でよかったよ。 @430 リョーも私も、二人の事 凄く心配したんだから。 @102 ははは…あの時は 無我夢中だったからね。 @102 今にして思えば、 良くあれだけやれたよ…。 @410 シシト君…。 @250 …まさかその一件があったから、 警視庁決まったのか? @404 アルバート先輩! \s冗談でもそういう事は…。 \s今は真面目な話なんですから。 @250 済まない…失言だった。 @100 …どっちにしろ、 警察官になれて、僕は良かったよ。 @202 …悪い。変な事思い出させたな。 \sでも俺は、シシトなら何とか できると信じてたぜ。 @200 結果的にこうして、 無事でいてくれたしな。 @100 ありがとうリョウヘイ。 @102 みんなにはホント、 \sご迷惑おかけしました…。 @202 気にすんなって。 @200 でも、たまにはこういう マジな話をするのもいいな…。 @250 ああ。いつもふざけてばかりではな…。 今日は村上達の話が聞けて、俺も嬉しい。 @402 皆さん…色々抱えてるんですね。 \s…私も、頑張らないとな。 @410 …みんな、これからも 頑張って生きてこうよ。 @412 それで、また時々でいいから、 こうやって近況を報告しあうの。 @410 もう少し大人になって、家族が出来ても、 \s…そんな関係がずっと続いてったら、 \sなんだか素敵だと思わない? @100 うん。いいと思う。 !se(Action)ドア開け @530 おーい、 水菓子(デザートの事) 持ってきたぜ。 @530 …なんだぁ? \sやけにしんみりしちまって。 いい若いもんが。 @200 親父…俺たち今、 真剣に将来の話してたんだぜ。 @530 そうか…。 \sまぁお前らも、高校卒業だ。 \sもう、子供じゃねえ。 @530 これから先、嫌な事も辛い事もある だろうが、人生楽しい事もあるからよ。 …まぁ、頑張れや。 @530 …料理はこれで最後だが、 味は口に合ったか? @404 はい。美味しかったです! @250 うむ…日本の料亭の料理は 初めて食うが、新鮮だった。 @530 おう。ありがとうな。 !se(Action)ドア閉め @202 …親父。 @200 \sとりあえず、 …水菓子食っちまうか。 @250 ああ、旨そうだ。 @400 いただきます! @102 あ、この味、僕好きかも。 寒天が甘くて美味しいや。 @412 うん。美味しい。 つるりとした食感が素適だね。 ねぇセトちゃん。 @403 はい。美味しいです。 @430 はぁー…あっという間に食べちゃった。 今日はもう満足だなあ…。 @412 ふふふ、太っちゃったらどうしよ。 \sでも美味しかった。 @403 今日は大満足です! @200 へへ、今日の料理、中々良かっただろ? これからも、料亭「岸」をよろしく頼むぜ。 @410 今日はありがとうね。岸君。 @404 楽しかったです!岸先輩。 @250 ああ、今日はありがとう岸。 お前のお蔭で、楽しい一日だった。 @102 卒業式後の打ち上げには ふさわしかったね。 @200 ああ、みんなありがとうな。 満足してもらえたようで、 何よりだぜ。 @102 …それじゃ今日はこれでお開き? @200 ああ、この後は特に何もないから、 二次会とかは各自自由だぜ。 @410 セトちゃんは今日、私の家に 泊まるんだもんね。 @404 はい! @410 一晩中弄ってあげるからね。 @401 ええ〜。止めて下さいよ。 @403 弄られたら弄られ返しますっ! \sほれほれ〜! @411 あ〜れ〜。 @430 それじゃあ私は帰るね。 リョー。今日はありがとう。 @250 うむ。俺も準備があるのでな。 これで今日は失礼する。 @200 ああ。じゃあなミキ、アルバート。 \sところでシシトは、この後どうする? @102 …僕はおとなしく家に帰るよ。 警察に提出する書類の整理、 しないといけないからね。 @200 そういやそうだったな。 …頑張れよ。 @100 ああ、頑張るよ。 それじゃまたね。リョウヘイ。 @200 ああ、じゃあなシシト。 !se(Action)ドア閉め !mvnil @1 みんなと過ごした楽しい時間。 @1 でも、いつまでもそんな時間は 長くは続かなくて、あっという間に アクアフロートを離れる日が来てしまった。 @1 卒業式の打ち上げから3週間後…。 !mv第4区駅 !bgmStation @100 母さん、姉さん、見送りありがとう。 \s向こうに着いたら、また連絡するから。 @110 体には気を付けるのよ。 @120 向こうでも頑張りなさい。シシト。 @100 うん。頑張るよ。 !se(System)ピロロロリン @1 「構内アナウンス」 本州行きの便は、 1時38分になります。 @100 それじゃあ、そろそろ行くね。 @121 ええ、元気でね。 @1 \f[14]シシトく〜ん \f[14]先輩〜 \f[14]シシトォォ! @102 ん? !se(Action)ズシャアアー @411 ハァハア…。\s 間に合ったぁ…。 @412 …ふう。 @412 岸君が、シシト君なら この時間に行くっていうから。 \sどうせなら一緒に行こうよ。 @404 そうですよ! 折角ですから、一緒に行きましょう! @200 ダチの旅立ちの日なんだ。 店抜け出して、見送りに来てやったぜ。 @202 向こうでも、頑張れよシシト。 \s俺も、こっちで頑張るからさ。 @100 …みんな。ありがとう。 \sすごく嬉しいよ。 @100 \sそれじゃあ、一緒に行こうか。 @100 じゃあまたね。姉さん。母さん。 @110 ええ、行ってきなさい。シシト。 エコノミー症候群には気を付けるのよ。 @111 それと、皆さんわざわざありがとね〜。 @121 …本当にいい友達を持ったわね。シシト。 @100 …うん。 \sみんなここで出来た、 かけがいの無い友達だよ。 @200 へへ。そんなこと言うと 照れるじゃねえか。 \s…でも、ありがとな。 @404 先輩! 私も先輩の事が大好きです! @412 うふふ。どういたしまして。 \sお姉さんもおばさまも、 どうかお元気で。 @120 ええ、冬村さんもお元気で。 \sそれと、良い雰囲気の所悪いんだけど、 …飛行機、そろそろ出ちゃうわよ? @104 ああ!まずい! @103 みんな!急ぐよ! ほら、走って走って! !se(Action)ズシャアアー @401 ああ、ちょっと! 急に走らないでください! !se(Action)ズシャアアー @411 ちょ…二人とも待って! \s今私、走ってきたばかりなんだから! !se(Action)ズシャアアー @121 …ふふ。 \s最後の最後まで騒がしい子達ね。 !mvnil !bgm全体マップ @1 「海上都市アクアフロート」 @1 ここでみんなと過ごした時間は、 本当に楽しくて、あっという間だった。 @1 苦しい事も辛い事もあったけど、 \s僕はここで、かけがえの無い 友人と、思い出を作る事が出来た。 @1 これから先、どんな事があっても、 僕はここでの出来事は忘れないだろう。 @1 リョウヘイ。アルバート。セト。サユキさん。 ミキさん。リス君。学部長。シャカシャカ君。 茶髪の人。 @1 アクアフロートを離れて、 本州に向かっても、もう寂しくは無い。 @1 だって僕には、 \s素晴らしい仲間がいるんだから…。 @0 \f[26]シルエットノート      「卒業」 \s      完