絶対距離コモンver.2
作成者 天樹
本日は、絶対距離コモンをDLしていただき、誠にありがとうございます。
この中では、諸注意と、説明書きを行いたいと思います。
このコモンファイルはコモンイベント集の基本ルールに則って利用してOKです。
また、計算を実装したコモン“固定小数点演算”が未だβ版なので、計算が狂う場合がありますので、必ず確認をしてください。おかしい計算が出た場合は、コメント欄に代入した値を記入して、バグが出たと書いてくだされば、確認し次第対応させていただきます。
この説明書きが分かりづらい場合もコメントしてください。
さて、これくらいで注意喚起とお願いを終わりにして、説明書きに移行します。
1.必須のコモンファイル
このコモンが演算する環境として、“SQRT(平方根)”コモンが必要です。さらに、“SQRT(平方根)”コモンの動作のために、“固定小数点演算”が必要です。どちらも別途ダウンロードしてください。小数点の表記法を知ってもらうため、“固定小数点演算”のReadMe.htmlは必ず読んでください。
2.変数の呼び出し法
ウディタでは、コモンイベントの変数入力では、変数を呼び出せるようになっていますが、このコモンにとっては迷惑なことです(泣)。
ですので、変数入力に入れる変数に、固定小数点変数の呼び出し値を代入します。
さて、このコモンイベントでは、入力変数が4つ定められています。
入力1 入力2 は「角度(x10)←傾き」のXベクトルとYベクトルをそのまま入力してください。
入力3 代入先として整数値を格納する変数の呼び出し値 を格納した変数。
入力4 代入先として小数値を格納する変数の呼び出し値 を格納した変数。
なので、通常変数0に整数値を、通常変数1に小数値を代入するために、セルフ変数0と1を用いると、
セルフ変数0 | セルフ変数1 |
2000000 | 2000001 |
そして、このセルフ変数を入力変数に入れればOKです。(返値の小数には4桁精度の小数点部分が返ります)
X差分 | Y差分 | 返値整数保存 | 返値小数保存 |
Xベクトル | Yベクトル | 1100000 | 1100001 |
最後に
このコモンの弱点は、Xベクトル^2+Yベクトル^2>100000のときの計算精度が下がります(誤差±0.0010)。逆に10万以下であれば、精度が高い(誤差±0.0001)です。ちなみに、どちらであっても以前の三角関数法より圧倒的な精度を確保できました。
実は部活の卒業論文にこれの反応を書こうかなと思っていますので、コメントを残してくれると本当にうれしいです。
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Ver.2 平方根コモンの作成に伴い、平方根を利用する方法に方針変更。説明書きの変更(誤植、意味の分かりづらい文)