【マップチップ素材はどういう風に作ればいいの?】


【疑問】
マップチップは、普通にゲームを作成すると、頻繁に画面に現れるものです。
世界観を演出するためにも、マップチップは重要な役割を果たします。
さて、ウディタで使用するマップチップは、どのような規格で作ればいいのでしょうか。

今回は簡便のため、画面サイズ320×240で説明をいたします。チップの大きさは16ピクセル四方です。
その他のサイズについては、【補遺】をご覧下さい。


【解決】


■まず画像形式は
256色の透過PNGが推奨です。

■マップチップはこのサイズで
128ピクセル×縦16の倍数(図中N)のピクセル

■オートタイルはこのサイズで
横(16×アニメパターン数(図中P))ピクセル×縦80ピクセル

マップチップはこんな感じ、Nはチップの列数で任意です

オートタイルはこんな感じ、Pはパターン数です

【詳細】
■画像形式は、256色、透過色を持つPNG形式がいいでしょう。
(透過については「◆画像を透過させたい」参照)
ここで透過色を設定していないと、エディット画面で正常に表示されませんし、
ゲーム画面でも意図した表示になりません。

■マップチップは、横に8つのチップが並ぶのが基本です。
あとは縦にどんどん伸ばしていけばいいでしょう。

例として、サンプルで使用されているベースマップは横128×縦3984ピクセルです。
チップは横に8列、縦に249行並んでいます。

サンプルのチップはこんな感じ

■オートタイルは、この画像のように並べます。
上から
赤「上下左右どこにもこのオートタイルがない(直角に配置したときの外側の角に現れる)」
黄「上下にこのオートタイルがある」
緑「左右にこのオートタイルがある」
青「直角にこのオートタイルを配置したとき、内側の角に現れる」
紫「このオートタイルに周囲を全て囲まれている」
パターンになります。
全てのパターンを並べると図のようになります。
使用例としてのパターンも用意しました。これでイメージをつかんでくだされば幸いです。

あとはアニメーションさせたいパターン分だけ、右へどんどん追加していけばいいでしょう。
実際のゲーム画面では、一定間隔で次のパターンに切り替わり、また最初のパターンに戻ります。


これだけパターンがあります

一例です、上のパターンと見比べてみましょう
例として、サンプルにあるこの滝のチップは、アニメが4パターンとなっています。
サイズは横64×縦80ピクセルとなっております。
ゲーム画面では、水の流れ落ちるアニメーションをしていることが分かるはずです。

サンプルにもある画像です
このように横に並べるとアニメーションします

サイズには注意してください。
1ピクセルでも違うと、「◆横128または256のマップチップじゃないとダメって出てきた」にあるようなエラーを発生させることになります。


【補遺】


★そのほかのゲーム画面サイズでは
■640×480では、チップのサイズは32ピクセル四方になります。
マップチップは、横256ピクセル×縦32の倍数のピクセル
オートタイルは、横(32×アニメパターン数)ピクセル×縦160ピクセル
■800×600では、チップのサイズは40ピクセル四方になります。
マップチップは、横320ピクセル×縦40の倍数のピクセル
オートタイルは、横(40×アニメパターン数)ピクセル×縦200ピクセル
このようになります。

★環境依存で注意するべきこと
一部の環境では、640×480の画面サイズにしたとき、
アニメパターン数が1のオートタイル(横32×縦160)が表示されないという報告がございます。
あるサイズ未満の画像を認識しないための不具合らしいです。
解決方法は、同じパターンの画像を横に追加して、横サイズを64ピクセルにすることです。
(もし自作ではなく、余所から借りてきた素材の場合は、利用規約をちゃんと読むこと。「◆素材を使うためのルールってどんな感じなの?」参照)


<<執筆者:ウディタ公式ガイド執筆コミュ。>>


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