イベントコマンド 【ピクチャ】

 画像を読み込んで表示したり、文字列を画像として表示することができます。




【基本的な説明】

・各数値欄には全て、通常の整数の他に変数(例:2000000=通常変数0番)を代入することができます。

・「文字列ピクチャ」および「お手軽ウィンドウ」では、「角度」は機能しません(常に0)

・ 「角度」が0以外の場合、拡大率の「別々」をチェックして横と縦で違う拡大率を指定しても正しく機能しませんのでご注意下さい。

・「同値」のチェックをオンにしていると、各々の値に「前回設定値の値」を自動で代入します。

・使用しないピクチャを表示したままにしておくと画面描写する量が多くなり、処理速度が落ちますのでご注意下さい。テストプレイ中にF8キーを押しっぱなしにすると現在使用中のピクチャ番号一覧が表示されますので、それも利用して無駄なピクチャ表示を省くようにしてください。

・一方で、どのピクチャ番号にも表示されていない画像ファイルを新しく表示するときはHDDから読み込むため、そのフレームの処理速度が落ちます。頻繁に使うピクチャは、どこかのピクチャ番号に不透明度0で表示しっぱなしにしておくことで、他ピクチャ番号で同じ画像ファイルを表示したときに高速で表示することができます



【各部の説明】

1.ピクチャ番号
 どの番号のピクチャに対して処理をするかを指定します。この欄には変数も指定可能です。1つのピクチャ番号には1つのピクチャのみ登録でき、すでに使用されているピクチャ番号で他の画像を表示すると、それまで表示されていたピクチャは自動的に消去されます。
 番号指定箇所の横にあるチェックボックスをチェックすると、連続する複数のピクチャ番号のピクチャを同時に操作することができます。
 ピクチャ番号は、値が大きいほど上に表示されます。

 ・ピクチャ番号が100000(10万)未満なら文章や選択肢の下に表示
 ・ピクチャ番号が100000(10万)以上なら文章や選択肢の上に表示
 ・ピクチャ番号が-1〜-99999なら、マップの上、かつ、イベントの下に表示(★属性などの一部チップはピクチャの上に表示されます)
 ・ピクチャ番号が-10万以下なら、マップの下、かつ、遠景の上に表示

 ※ピクチャ番号-1以下は「エフェクト」の色調変更の影響を受けます(2017/2/27追記)


2.「ピクチャ表示 / 移動 / 消去 / ディレイリセット」ボタン
 ピクチャのどの操作を行うかを設定します。操作に応じて入力可能な箇所が変化します。
 - 表示 … 新規にピクチャを表示します、すでに指定ピクチャが表示されていた場合は、ただの「移動」処理と同じ挙動をします。処理時間を1以上にすると透明状態から表示されます。
 - 移動 … ピクチャを移動させます。ピクチャが表示されていない場合は何も処理されません。
 - 消去 … ピクチャを消去し、画像をメモリから消去します。
 - ディレイリセット … 「発動ディレイ」が指定されている未来の処理を全てリセットし、行わないようにします。



3.表示タイプの選択(「ピクチャ表示」時のみ)
 表示タイプには4種類あり、それぞれ設定方法が異なります。
 
[1]ファイル読み込み(直接ファイル指定)

 
 「読込」ボタンで表示させる画像ファイルを選択します。

 ・分割数 … 1枚の画像を分割して読み込む際に設定します。分割したそれぞれの画像は、パターン番号を指定して各々を読み込むことができます。たとえば、横4、縦2で分割したとき、下図のようなパターン番号で分割されます。
1 2 3 4
5 6 7 8
横4、縦2で分割したケース
 
 ・位置 … 画像のどの位置を起点として表示させるのかを設定します。
    「左上」「左下」「中心」「右上」「右下」の5種類が選択可能です。
 
 ・スクロールとリンク … ここにチェックを入れて表示すると、ピクチャをマップ上に固定します。

 ※「スクロールとリンク」の注意(2016/12/30追記)
   「スクロールとリンク」させるとピクチャが拡大率100%時のマップのスクロール量に合わせて移動するため、【「エフェクト」でマップを拡大させている場合】【ピクチャ位置にズレが発生】します。ピクチャ位置のスクロールリンクを拡大後のマップに合わせたい場合は、「エフェクト」でピクチャをマップと同じ設定分だけズームさせてください。

[2]ファイル読み込み(文字列変数でファイル指定)

 
 文字列変数でファイル名を指定します、「ファイル」欄にはファイル名が格納された文字列変数番号を入力してください。それ以外は[1]ファイル読み込みと同じです。

[3]文字列をピクチャとして描画

 
 「文字列」の欄に表示したい文字を入力してください。この欄には\s[?]や\v[?](?=数字)といった特殊文字も使用可能です。
 表示例は以下の通りです。
  

[4]お手軽ウィンドウ

 
 3x3分割できるベース画像を「ファイル」の欄に指定し、「生成サイズ」を設定すると、そのサイズのウィンドウ画像が自動で作成されます。

  ベース画像の一例を以下に示します(赤線は説明のための分割線を表します)。
   
   これ↑は12x12ピクセルのウィンドウベース画像を拡大したものです → ※ 原寸大!
   このように、縦横3分割したときに、4方のカドとそれ以外の部分が
   分離できる構造の画像なら、自然なウィンドウ表示を行うことができます。

  これを実際に使用してお手軽ウィンドウを表示したときの例は以下のようになります。
  

 ※なお、ベース画像のサイズの2/3の大きさより小さいウィンドウを作ると、正常に表示されませんのでご了承下さい。

[5]お手軽ウィンドウ(文字列変数でファイル指定)

 
 文字列変数でファイル名を指定します、「ファイル」欄にはファイル名が格納された文字列変数番号を入力してください。それ以外は[4]お手軽ウィンドウと同じです。




4.ピクチャの位置・表示設定

 

座標
 ピクチャを表示・移動させる座標をピクセル単位で指定します。

 - 「相対モード」 … ここをチェックすると、現在表示されている座標を起点としてX、Yの分だけ移動します。

 

 - 「自由変形」 … ここをチェックすると、左上・右上・左下・右下座標を指定して形状を自由に変形させることができます。うまく利用すれば、擬似的な3D描画を実現することもできます。
 
 ※ただし、自由変形したピクチャは一枚あたりの処理負荷が少し大きくなります。
 ※「拡大率」と「角度」は通常座標モードで指定した値がそのまま使用されます。
 ※なお、これで「表示/移動」したピクチャを、「自由変形」のチェックなしで「移動」させると、自動的に「中心」基点のピクチャとして扱われます。拡大率や角度も、中心基点に計算されます。
 ※普通の矩形(四角形)表示のピクチャだったものを、途中で自由ピクチャにすることも可能です。
 ※相対モードで4点の座標を設定すると、その値が「それぞれの点」の座標に加算されます。

・パターン
 画像分割されている際、何番目の画像を表示するかを指定します。「[1]〜[2]ファイル読み込み」時にだけ有効な入力欄です、それ以外の場合は何を入力しても機能しません。

・不透明度
 ピクチャの不透明度を指定します、255にすると画像がそのまま表示され、0にすると完全に透明になって何も見えません、128にすると半透明になります。

・表示形式
 画像の表示形式を以下の4種類から選択することができます。

 - 通常 … 画面上にそのまま描画します。
 - 加算 … 画面上のRGB値を加算するような形で描画します。簡単に言うと、画像の明るさの分だけ表示部分が明るくなります。
 - 減算 … 画面上のRGBを減算する形で描画します、簡単に言うと、画像の明るさの分だけ表示部分が暗くなります。
 - 乗算 … 画面上のRGB値を今の画像と乗算して描画します。RGB255=1の値と考えて乗算するので、基本的にはピクチャの暗い部分ほど表示部分が暗くなり、白い部分(255,255,255)は影響を与えません。また、この形式の場合のみ、不透明度が無視されます(常に255)。


通常

加算

減算

乗算

・処理時間 / 発動ディレイ
 「処理時間」はどれだけ時間をかけて表示・移動・消去させるかの時間(フレーム数)を表します。この値を大きくすると、より時間をかけて移動します。
 「発動ディレイ」は、表示・移動・消去を開始するまでの時間(フレーム数)です。この値を大きくすると、指定した処理が始まるタイミングがより遅れます。複数の操作を、発動ディレイをずらして同時に指定することも可能です。

・角度
 画像の角度を0.1度単位で指定します(つまり3600で一周)。なお角度が0以外の場合、後述する「拡大率」の「別々」のチェックは機能しなくなりますのでご注意下さい。また、3600より大きい値を入れてもちゃんと回転します。

・拡大率
 ピクチャの拡大率を指定します。

 

 - 「別々」 … ここをチェックすると、横・縦で別々の拡大率を指定できます。
 -- 「」 … 画像を横方向に拡大します。-100%を指定すると左右反転できます。
 -- 「」 … 画像を縦方向に拡大します。-100%を指定すると上下反転できます。

・カラー
 ピクチャの色の補正をRGB(赤・緑・青)値で指定します。100が通常で、指定した値の分だけ各々の色の強さが変わります、200でより強調、0でその色の強さを無くします。
 この値はRGBの光の強さの倍率を表しているので、例えば真っ黒な画像(RGB=0,0,0)に対して200,200,200と設定しても色は変わりません。
 
  

 入力エリアの背景部分は指定した色に変化します。
 
 


【隠し機能 図形表示】 

 お手軽ウィンドウで、「ファイル」に特殊な文字列を指定すると、図形を表示することができます。
 ただし、これらの図形表示を使うと「角度」の値は無効になります(常に0)
 

<LINE> : 「座標」から「座標+生成サイズ」の位置に白い直線を引きます。この場合は、「生成サイズ」にマイナスの値を入れても機能します。
<SQUARE> : 「生成サイズ」の白い四角形を表示します。「FRAME」を付けると、外枠だけになります(例:<SQUARE>FRAME)。
<CIRCLE> :「生成サイズ」におさまる白い楕円を表示します。「FRAME」を付けると、外枠だけになります(例:<CIRCLE>FRAME)。
<TRI-XXXX> : 「生成サイズ」におさまる白い三角形を表示します。XXXXの部分には「UP」、「DOWN」、「LEFT」、「RIGHT」のいずれかを入力してください。三角形の向きを指定します。「FRAME」を付けると、外枠だけになります(例:<TRI-LEFT>FRAME)。
<GRADX-111-999> : 「生成サイズ」の、横グラデーションの四角形を表示します。111の部分には左側の色を、999の部分には右側の色を、RGB(赤・緑・青)の度合いで指定してください(例:000なら黒、999は真っ白、090は緑)。
<GRADY-111-999> :「生成サイズ」の縦グラデーションの四角形を表示します。111の部分には上側の色を、999の部分には下側の色をRGBの度合いで指定してください。

<LINE>

<SQUARE>

<CIRCLE>

<TRI-UP>FRAME

<GRADX-000-999>