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そんな君とそんな私  プロローグのプロローグ by hirumi 2009/04/07 (Tue) 13:34
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・何日目かの正午  天気:霧雨




薄暗い洞窟の中のY字路。

そこに私達はいた。
……『いた』というよりも、迷っていたというべきよね、うん。



「私はね、こっちが正しい道だと思うのよ」

そう面と向かって奴に言って、私は向かって右側の道に向かって少し歩いた。
ほら、女の勘は何とかをも通す、ってことわざでもいうじゃないと主張してみる。



奴はそんな私の意見を見ると、首を振ってから左側の道に向かって少し歩いた。
それに対しての反論の異を私は目で訴えてみる。



反応はあった



が。



その反応は予想通りというか何と言うか。









奴は知らん振りして左側に勝手に進んで行った。








こうなると、奴は私の言うことを全く聞かない。
ぶつくさ文句を言いながら、私は奴の後を追っていく。

「あー、もう。何でこうも意見が対立するのよ。少しは何とか言いなさいよ、フェザー」

ギッと、右肩に乗っているフェザーを睨む。
フェザーは何時も通りの声の調子で答えた。

「いやー、言葉が通じないんですから『何とか言え』といわれましてもねー」

私はフェザーの脚を強く握り締めてから更に早く走った。






(こんなやりとりが普通に思えてくる私って何なんだろう)


取りあえず、追いついたら背後からこのデッカイ剣を振ってやろうと私は決意した。






                  ☆







―――これは、ツッコミ兼焼き鳥担当のトーテムと






         意外と冷静だが、眼帯をつけている姿が『俺カッケー』風に思える救世主(笑)と





             正義感溢れるパワフリャな一人の女の子の






                 多分、よくあるごく普通のシル幻の物語である――






  




             そ ん な 君 と そ ん な 私








                            To continue soon……






                  ☆
・あとがき

ゴンベエ(仮)(以下ゴ)「という訳で、そんな君とそんな私のプロローグいかがだったでしょうか。
             久々なので結構文章力ががた落ちだが、まぁ、そこはスルーしてやってくれ。
             本人曰く、『やったぜ、俺』だそうだから」

ナナシ(以下ナ) 「……」

ゴ「ん、どうしたんだ。ナナシ、何か言いたいことでもあるのか」

ナ「いっ、言いたいことが、

     山 ほ ど あ る わ ボ ケェェェエェエェ(叫
 

  まぁ、プロローグは短いものよ、うん。だけど、1,5kbって短すぎでしょう。たったの750字前後。
  しかもあの馬鹿のことだから、改行やらスペースやら大量に使わないと書けないだろうから、実質原稿用紙1枚。
  それ以外にも本文中の『(笑)』とか、シリアスまがいのものしか書けないのにギャグ調に挑戦することとかも突っ込みたいけど」

ゴ「けど、何だ」

ナ「プロットが白紙ってどういうことよ」

ゴ「なーに、コイツの何時ものことだ。
  基本的に『書く時に何を書くか考える』方針だしな。
  後、『「 」』だって本来ならもう終わる予定だったんだぜ」

ナ「じゃぁ、何でこれを始めてんのよ」

ゴ「『プロット無くした』だとさ」

ナ「今回はちゃんと終わるの?」

ゴ「さぁな、神に祈れば1/1000で終わるだろう。ってか、俺が主人公の奴の「 」がプロット無くしたせいで未完になっているんだからさ」

ナ「……行く末が不安になってきたわ」



                  ☆
・あとがき2

という訳で、テキストBBSの底辺の底辺の底辺の塵のhirumiです。
えっ、『誰テメェ』ですか。そうですよねー、余りにも書いてませんからねー……orz


『「 」』の続きが無かったのは本当にプロットを無くしてしまったんです。
これを作りながら並行して作るかもしれません。思い出せたらの場合ですが。




さてさて、上のあとがきにもある様にプロットは無いです。まっさらです。まるで、答案用紙のように。
大体の流れのイメージならあるのですが、正直自分も最後がどうなるか分かりません。
逆に言えば、こんな展開からシリアスもどきへうつるかもしれないということです、あぁ恐ろしい。多分、こんな調子でしょうが。




後、「 」のときに比べて現実での生活が色々と忙しくなってきましたが、
出来るだけ週一で5kb以上の更新はしていきたいと思います。
まぁ、他の方の作品を全部読み終わった上で物凄く暇な方しか読んでくれないでしょうが。



以上、ここまで読んでくれた貴方へ最大の感謝を。
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そんな君とそんな私 本当のプロローグ-NO1 by hirumi 2009/05/10 (Sun) 13:02
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コツンコツンと、幾つかの靴の音が静かに響く。
それ以外の音は全くしない。





後ろに居る重装備をした彼らは私に一切話しかけようとしない。
重たい雰囲気の中に取り込まれたのか、まるで舌の根が乾いたかのように私の声は出ない。




そんな状況下の中で、私達は冷たい石畳の通路の道を歩いている。
恐らく、ここは地下なのだろう。照明が通路の脇にある松明の小さな火しかない。






長く、



細長く、



細長く、かつ暗くて長く、




細長く、かつ暗い上に途轍もなく長い。そんな道を私達は永遠と歩いている。






「何故」





沈黙を破ったのはどこからどう考えても私自身だ。



その上に、今までの秩序を打ち破ったのも私だ。




途端に後ろにいる彼らは止まった。









ほら、よくあるでしょう。








喉の奥に挟まっていた物を吐き出すかのように言ってしまう。
その後に、自分でも何で言ったのか理由が分からなくなり、混乱する。
そして、相手にどう説明してよいか分からないがために余計に混乱する


あー、えーっと、今の説明が分かりにくいのは私の語彙や表現能力が低いからよ、うん。

だーって、だーって、仕方ないでしょ。
余りそういう勉強をしなくても良い職業に就いているのだし。








今が正にその状況の例として相応しいだろう。







その後に続く言葉が思いつかない。
「何故」と一体理由が自分自身でも分からない。
そもそも何に対して「何故」と言ったのかが分からない。


私は両手をきつく握り締めて、唇を強く噛んで下を向きながら立っていた。
下には不揃いな石が列となって連なっているだけ。



「神様は常に遥か空の上から私たちを見守っているのです」
と、別の国にいる住人たちはよく言う。
その人が何かの宗教に入っていようが、入っていまいがは知らない。

私はカミサマなんて信じないけどね。
それじゃぁ、話が進まないから仕方なく今だけは存在していると信じましょう。そのカミサマが。




そうね、神様が云々かんぬんしていると仮定しましょう。
地上に居るのならば神様が私達を見守って、緊急事態の時は手を差し伸べてくれる可能性もあるのかもしれない。


あくまでも、地上に居るのならね。
ほら、私たちがいるのって地下よ、地下。多分地下よ。



そうしたら、どうやって神様が見ているのでも言うのかしら。









あぁ、カミサマなんか、神様なんか――











                  ☆











   そんな君と   そんな私

 本当のプロローグ-NO,1
「Let`s go overthere!」











                  ☆






ゴツン。







――と鈍い音が部屋の中に静かに響く。
それ以外の音は……正直な話、かなりしている。

宿屋の廊下では大勢の人が移動したり話したりしていて騒がしくなっている。



「えっ、何。シリアスな雰囲気をかもし出していたのに実は夢落ちなの」


ガバっと跳ね起きる。床から。


「あらあら、『又』音がしたと思ったら『又』二段ベッドの上から落ちちゃったんですかー。
昨日も一昨日も落ちたのに何でわざわざ上のほうを選ぶんですかね」



火炎の理力をフェザーにちらつかせるように出す。当然、調節して。

フェザーが羽で口を塞いで、頷く。
うむ、それでよろしい。


「だって、部屋に入った途端に、
あいつが下のベッドの中に凄まじい勢いで潜りこんで即座に寝るんだもの」

昨日だってそうだった。
アイツは部屋のドアが開くと刹那のごとくベッドに向かって走り出し、
剣とマントを奴が傍に立てかけたと私が思ったら何時の間にか布団に入って三秒後にはご就寝。


それに対して私はもたもたと寝る準備をして布団に入ってからも直ぐに眠れない。
今までだと布団に入ってから大抵三十分から四十分位は中でゴロゴロしている。




一昨日の晩というより昨日の深夜なんかは三十分程度しか眠れなかった。
一般人だと徹夜をしたに等しくて翌日しんどいだろう。
経験談としては早朝は意外ときつくない。
本番は午後の二時以降からだ、特に春や秋のうららかな季節だとつらいものがある。




「有難いことにこの体だとそんな心配は無い、筈です。
 ですから、思う存分徹夜してくださいね」

ってリクレール様が言っていた、筈。



確かに体の調子は概ね好調。だけど、


「あいつがグースカピーと眠れる姿がどうにも羨ましくて羨ましくて。
そして妬ましくて妬ましくて仕方ないのよ。あーもう。
流石の私だって確りと寝たいのよ、寝相悪いけど」

もそもそと着替えをしながら文句を言う。

昨日の夜に洗濯しておいた窓の枠の上に綺麗に畳んでおいた上着やマントを身につける。
若干湿ってはいるけれども、私にとってこの程度なら許容範囲。


近くの武器屋で買った「グランドブレイド」、通称「巨大な金属片」の点検をする。
普通の剣ならば軽く素振りをして調子を確認できる。うん、普通の剣ならば。
物凄くデカいので綿密に刃こぼれが無いか目でじっと見たり指で軽く触ったりして確かめる。



下手すると指を切るので慎重に慎重にやる。


息をのみつつ、刃の先を丁寧になぞる。
ここで少しでも血が付いたら手持ちの研磨石で整えるか直ぐに鍛冶屋に持っていく。
これが私の流儀だ。





十五分後、無事に全部終了した。
そして、あいつはまだ寝ている。羨ましい。




「それにしても、本当に芸術的までの寝相の悪さですねー。リクレール様とタメはれるかも知れませんよ」


取りあえず、次に整備する予定の短剣をフェザーに投げつけておいた。










                  ★









夢を最後に見たのは何時ごろだったか。
それを俺は覚えていない。








「覚えていない」、か。


覚えていないというより覚えたくないのではないか。
ならば、何で俺は夢を覚えたくないのか。


何かが起きたり、考えたりするには必ず理由と根拠が必要だ。

この場合、理由と根拠を知っているのはどう考えても俺自身だけだ。















俺に問おう。
「何故、俺は『夢を覚えられないのか』」





















俺は答える。
「理由なんてものは知らん」

















                  ★




目が覚めたのは何時ごろだっただろうか。
それを俺は確認できない。



「確認できない」、か。
確認できないというよりも。


いやどう考えても確認できない。
ここは俺が元に居た場所とは違う世界だ。



文化が未発達な世界。


拳銃どころかライフルすらも無い世界。




そして、壁時計が無い世界。








そう、あの戦場のように空薬莢の破片が散らばっていたり、
火薬のにおいがそこら中から漂ってくるなんてことは無い。










そして、噴水の前で行われる金属と金属が激しくぶつかり合う音は全く聞こえてこない。













よし、ならば二度寝だ。
ここから元の世界に一刻も早く帰り、
また備兵の一員としてあの不可思議な戦いに身を投げ出すのが俺の使命だ。





あぁ、今なら恐らく、多分、きっと、まだ眠れる筈だ。





再び布団の中にもぐりこみ寝るという重要な任務を成し遂げようと試みる。






キャーキャーと甲高い声で何かと口論しているあいつの声が聞こえる。
言っている内容は分からない。言語が違うのだから当たり前だ。








あいつに背を向けて再び寝ようとする。







今度は何かを投げる音が聞こえる。













重要任務失敗。









(相変わらず騒がしいな、あいつは)



仕方ないのでこのまま思いにふけることにする。








あれは今から二日前のことだった。











To continue soon……?











・あとがきその1

ゴ(仮)「という訳で、ついに始まりました駄文物語」

ナ「ついに始まり『やがった』といいたいわね。
  第一、こいつの主人公って何時も酷い目にあうじゃない。」

ゴ(仮)「大丈夫!大丈夫!『多分』、『今度こそは』、『きっと』普通だよ!
     少なくとも俺が保証する」

ナ「黙れ、消滅した文章の主人公的な奴」

ゴ(仮)「俺だってなぁ、俺だってなぁ詳細なプロットが残っていればなぁ。
           orz」

ナ「『詳細な』……こいつが!?」

ゴ(仮)「『あぁ、今度こそ無事に完走して。最終部、完!』ってやりたかったそうだ」

ナ「で、それを無くしちゃったと」

ゴ(仮)「あいつなら仕方がない」

ナ「ですねー」

ゴ(仮)「取りあえず、今回はせいぜい200kbに収めて出来ればシル学前に終わらせたいそうだ」

ナ「今年中ですね、わかりました」

ゴ(仮)「後、今後のこのスペースは、
    『毎回キャラクターの説明とか話の補足とかナナシかわいいよナナシとか
     ナナシと俺の日々とか』をやるそうだ」

ナ「要するに最初の2つだけをやるのね。へー、意外と真面目にやるのね」


ゴ(仮)「まぁ真面目にやるときはやるタイプだそうだ。
     それと本人は結構勉強やゲームやゲームやゲームで執筆が遅くなるらしい
     1週間に5kb以上は書いていくよう努力するけど」

ナ「大丈夫よ、こんな駄文見ている奴なんか恐らくいないでしょうし」

ゴ(仮)「そういう暗黙の了解をいまさら言うのはちょっとあれだが、取りあえず今回はここまでで」

ナ「それでは、お疲れ様でしたー」



・あとがきその2

今回はPCの調子がすさまじくアレだったり、
麻雀にはまってしまったり、QMAをどっぷりやっていたり、勉強をしていたりと内容が薄い癖に遅れて本当にすいません。

次こそはっ、次こそはっ早く書きますのでお代官様どうかお許しを!




それと骨組みだけですがプロット完成しました。恐らくそれ通りに進んでいくと思います。
別に予定していたプロットの内容は何時か断片的にここで書いていくと思います。
それでは、本当に今回はここまでで。
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感想 by もげ 2009/04/14 (Tue) 19:10
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はじめまして。拝読させていただきました。

ついにテキスト界が大御所が重い腰を上げたのですね…!
女主とアルバートの物語ということで、冒頭部分だけではありますが、とても楽しませていただきました。
hirumiさんの文章は、的確なところで上手く切られていて、まるで川が流れるようにすっと情景が頭の中に入ってくるような、そんな清々しいところが大好きです。
以後この物語がどのような変遷を見せていくのか…今からドキドキしています!

それでは拙い感想で失礼しました。続きを期待しています!
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感想返し by hirumi 2009/05/03 (Sun) 19:11
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>はじめまして。拝読させていただきました。

ゴ(仮)「『感想返しが物凄く遅くなって本当に申し訳なかったッス』とこいつが言っていた」

ナ「大御所様からの素晴らしき感想を頂いたのに全く駄目ね」

>ついにテキスト界が大御所が重い腰を上げたのですね…!

ゴ(仮)「テキスト界の(中の底辺界の)大御所ってのは間違いないな。うん。重い腰って言うより唯単にちょっと現実逃……ゴホォ!」

ナ「……証拠隠滅完了、っじゃなくて!実際のところは久々に放浪詩人様やKD様のを読んでいたらやる気が出てきただけらしいね。正直な話やるきが切れたらこの話は途切れるけれど……今度こそは完走する気満々らしいって……誰かが言っていた。」

>女主とアルバートの物語ということで、冒頭部分だけではありますが、とても楽しませていただきました。

ゴ(仮)「いい加減コイツは幻想譚系以外でも書けばいいと全俺が思っている。」

ナ「それには同意。」

ゴ(仮)「最近シル幻はハード1週目ASSS狙いで男主人公&スケイル、仲間:スケイルオンリーでやっているから原点回帰ってことで戻ったらしい。」

ナ「あぁ、the・黒歴史の」

ゴ(仮)「半年後にはこれも黒歴史の一部にきっとなっているけどな」

>hirumiさんの文章は、的確なところで上手く切られていて、まるで川が流れるようにすっと情景が頭の中に入ってくるような、そんな清々しいところが大好きです。

ゴ(仮)「大量の改行を用いることによって、あたかもこの文章が長いかのような錯覚に思わせる技法だけは……あべしッ!」

よし、少し黙っていろ。(

まぁ、奴が言ったように文章は拙いので、如何に読みやすくするために改行を使うかしか考えてないですね。

取り合えず、ぱっと読んだだけであくまでも「自分自身」が直ぐに意味が分かるかということだけは気をつけています。
だから、月下様のような文章は絶対に書けないんですがね、ハハハ……orz

後、個人的な趣味で疑問符や感嘆符、三点リーダーは極力使わないようにしています。

>以後この物語がどのような変遷を見せていくのか…今からドキドキしています!

ナ「んー、どうなるんでしょうね。こいつ自身でもラストがどうなるかさえ分からないらしいし。取り合えず、自分が楽しんでかける文章を書いていくとはいっているけどね」

>それでは拙い感想で失礼しました。続きを期待しています!

大御所様に期待されたら続きを書かないといけませんね。精一杯底辺の中でチマチマと書いていきます。末短くよろしくお願いします。
p.ink