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7418
「 」  Fourth volume by hirumi 2007/03/22 (Thu) 21:02
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倒れかけた例の奴に、奴が使っていた剣を振りかざす。

口元が震えていた奴の顔目掛けて、目を瞑って振りかざす。



剣で切り裂く感触は俺の手まで届かなかった。
代わりに届いてきたのは金属によって生まれた小刻みな震え。



目を開いて見ると、
奴は俺の剣で対抗していた。

刃こぼれし掛けの刃同士の衝突。



成る程、


倒れこみながらも俺に対抗するのか。



――精々、――
『精々、』



俺の心の中の声と、例の声が上手い具合に重なった。



俺は剣を僅かに、大体数センチ上げる。

奴が持っている剣を地上と、
そう仮定しよう。

その仮定に従ってみると、
『俺は自らで操っている剣を、右手へ動かしてみる。』のは、
『俺は自らで操っている剣を低空飛行のまま、右側に動かしてみる。』となる訳だ。



即ち、俺の剣と奴の剣の間の高さは数センチ。
数センチの高さを保ちながら動かした、ということだ。



――お前はもうすぐ――
『お前はもうすぐ』



さっきと同じだ。
また、上手い具合に重なった。



剣の鍔で奴の右手を当てる。


奴の左目は一瞬細めになっていた。

奴の口は歯を食いしばっていた。



俺は軽めに深呼吸をしてから、
自分の右手に力を込める。

元々は俺の所有物だった剣が奴の右手から外れて落ちた。



――死んじまうんだから――
『死んでしまうのだから』


右手に持っていた剣で、奴の左手首を切り裂こうとする。

フィクション、即ち人が作った物語上では簡単に切り裂けるようになっている。
簡単に体が裂けられる様になっている。


人の体は俺達が想像している以上に頑丈でもあるが、
その半面に脆い。


肉のみならば、骨と比べて斬り易い。
料理の過程で、動物の肉を包丁で切り裂いていく。
料理の達人ならばさほど苦労はしないだろう。


流石にそれよりも苦難するが、
多少の力があれば一般人でも可能なのだろうか。
いや、断言しよう可能だ。

『肉』までならばな。



俺の時代では殺人事件は滅多に起きない。



逆に考えてみると、ほんの僅かにだがあるとも言い換えられる。

面白いことに、
それら全てがバラバラ殺人だ。




その、何というのか、俺も面白いとは思わないが。
あえて、このような表現をすべきだと思ったんだ。うん。




その『ほんの僅かの殺人事件』の被害者の死因では斬殺は結構少ない。
尚、刺殺・撲殺・銃殺は多い。


刺殺と斬殺は違う意味だと予め言おう。


刺殺は短剣や槍で刺し貫いたのが主な原因による死因。
斬殺は剣で一気に『斬った』のが主な原因による死因。


俺は専門家ではないので良く判らないが、
一応このような区分ではないかと思う。


昔は繁栄を誇っていた鍛冶屋は今では少ない。
剣に代わって、重火器が戦争に使われるようになった。








例えば、北の戦争。とかな。


……


…………


………………


話を戻そう。

遺体をバラバラ遺棄する時には刃物を使わないといけない。
刃物を使って手首を切り落とす。

息を荒げながら一生懸命に刃物で切り落とす。
『肉』まで切り裂くのは楽だろう。
だが、骨は如何だ。

骨折の原因は奇跡的に『骨折で済んだ』という物から
誰の目から見ても『間抜けだ』としか考えられない物まで多種多様、十人十色だ。



俺の知っている中で一番間抜けな例を上げてみよう。
学校の階段は一段一段が低い、よな。



その学校の階段の三段からこけて、
床に落ちてしまって足を骨折という例だ。

三段と言っても上から三段目ではなくて、
下から三段目だ。


この話を始めて聞いた時、
そいつに対して同情や哀れみを通り越して俺は呆れてしまった。
正直、此処まで間抜けな例があるとは知らなかったからな。


本来、骨は硬くてアッサリとは折れない。
落下によるものは別としてな。
重たい身体を支えてくれる物だ。

青年の時で骨に関する病気に掛かっていなければ、
常識的に骨は丈夫である。


今までの人生の中で色々と無茶をしているが、
骨を折った経験は無い。



今までのように考えてみると、
人を骨まで一気に、
かつ簡単に切り裂くのは難しいものだ。


その上に、切り落とすのは時間が掛かる。


なのに、あっさりと奴の左手首を『斬り』落とせた。



悲鳴や嗚咽は一切聞こえなかった。
奴は俺を冷淡な目で見ているだけだった。



奴が落とした剣を血塗れの左手で拾い上げる。
持っていた剣は、
服で拭ってから鞘の中に収めた。

確りと収めるのに、
何回もやり直さないと、
いけなかった。


俺の息切れが激しくなっている。
何でだろうか。


俺の余裕は。
あぁそうさ、余裕はまだあるに決まっている。

そう信じたいさ。

あぁ、そうさ俺の余裕は……

――「余裕は」って何だろうな。――

もしも、『奴の声』が実体となって実在しているのなら、
不気味な笑いをしているに違いない。


剣を持っていない上に倒れかけている緋色のマントの男は、
直ぐに理力を撃って来る確率が高いと思われる。

ならば、どうするか。


『三十六計逃げるが勝ち』ということわざと同じだ。
今回の死合では、勝ち方が汚いとか醜いとか言われても勝てば良い。


死ななければ、どんな手を使ってでも良いのだから。


如何にして、あの村まで逃げるか。
それを考えなければ。

さっきは、あの村までは到底たどり着けないと考えていた。
だが、あの緋色のマントの男を退けられた。
旅人の道中で知ったのだが、
意外なことに緋色のマントの男より強い奴は居なかった。

となると、
この世界ではトーテム能力者はまだ少ないという事実になる。


闇の間を縫って逃げよう。
上手に行けば無事にあの村まで着ける。

五体満足で無事に到着できる確立としては、九十%だと信じたい。

いや、あの緋色のマントの男が後から追ってくるに違いない。

となると、確立としては八十%までは下がるのではないか。



そうだと、俺は信じたい。
信じなければ、膝がすぐに竦んでしまう。




そういえば、奴は片手を失っているが倒れているだけだ。
致命傷までは達していない。
何で奴は理力を打たなかったんだ。



俺を本気で殺す気ならば、
理力を打つのではないのか。





―― …… ――





『例の声』は何も答えなかった。

俺を気遣って無言になっているよりも、
俺を馬鹿にしている感じがした。






雨は尚も降り続いていた。



星は見えるのに。 

満月を仰ぎ見れるのに。

もしかしたら、
天国も見るかもしれない。

星は瞬いていない。

星が瞬ている理由は、
空気が汚れているから。


空気が汚れていない所では、
星は純粋に存在しているだけだ。



雨は、雨は、より一層強くなった気がした。


体もより一層冷たくなった気がした。




      *      *      *




俺は黙って、長髪の男が逃げるのを目で追う。

俺は倒れこんでいるだけで、何もしなかった。

「さーてっと。」
そう言って、身体を起こそうとする。


バランス良く起きなかった。
左手に上手に力が入らない。


左手に目を落とす前に思い出した。
引き千切られた


「そうだ、そうだ。
さっき、左手首をばっさりと斬られちゃったんだっけ。
ふっ、俺って奴はこうも馬鹿なんだから。」

と、言ってみる。

その声が空に空しく響き渡ったのは至極当然。
誰かが反応してくれるとでも期待していたが、
まぁ当たり前といえば当たり前だよな。



独り言というのは、なんだろうか。
『一人』『独り』は誰もが知っているように大きく意味が違う。

一人はその場所に、
現実世界では自分自身しか存在しないという意味。
独りは現実世界で、
自分の周りに大勢の人が居ても心の中で許せる人が居ないという意味。



……だと、俺は信じたいさ。



独り言というのは、
言った言葉が他の人宛じゃなくて自分宛ということかな、かな。

あっ、語尾が変になった。
以後はちゃんと気をつけないと。





即ち、俺は今『一人』でもあり『独り』でもあるのか。



――『一人』でも『独り』でもねぇ、雨や星空があるじゃねぇか。――

とでも言えば、格好良いのだろう。
生憎だが俺はそんなキャラではない。

格好良くないどころか、身の程知らずだと。
唯、ナルシストとか気取っているとか……ともかく、そういうことだと。
はい、はい、判りましたよ。


雨が刺すような、いや刺してきている。
そんな痛みがジンジンとする。


大きな傷口に数多くの水滴が入り込む。
滲みて、痛い。


痛い、いたい、イタイ。


痛いけれども、
俺は本能でさっきは無視していたのか?

んな、訳は無いさ。


意外と俺は強がり――だったら、恐ろしい。
背中に寒気がするぜ、うー寒い寒い。


というより、ねぇ。
寒いんだよね、このまま雨に打たれ続けるのって。

それに俺の服が結構赤くなっていたり、
赤い水溜りが広がっている。

おいおい、やばいぞ、コレは。
そして、危ないことを呑気に言っている俺の頭もやばいぞ、コレは。



「あー、ここで回復理力を使えればよいのになー。くそー。」

片手と両足でジタバタとする。
水が数十センチも撥ねていく。
水音も中々凄いのを作ってくれる。

――イタイ、イタイ。イタイ、カラ、ヤメロ。――
と体が脳にわざわざ伝えてくれたが、完全無視。


無視をしているとは言っても、
人間の形状をしている限りは痛い。


雨に打たれていながらも俺は何も出来ない。
消毒用品なんか持って居ない。
持っていたとしても、
片手だけだと治療するのに時間が掛かるだろう。



俺は、このたびの中で回復理力を一度も覚えた経験が無い。



「男に回復理力はいらないさ。包帯と薬さえあれば良いんだぁああぁぁ。」
と、変な自己主張をして、一度も回復理力を覚えなかったんだよ。

馬鹿だと思っているさ、自分を。
直ぐにこの持論を捨ててみたいと思うさ。
だけど、心が許さないのさ。あー、畜生。

ここまで言えば判るがスケイルが人間姿になり、
初めて回復理力の有り難さを知った俺である。






しかし、今後も回復理力だけは覚えない。
之だけは誓おう。





えーと、誰に誓おうかな。
取り合えず、スケイ……じゃなくてリクレールさんに誓おう。


そして、この痛みを如何するか考える。
血は未だに止まらない。


右手で押さえたら余計に出るだけだから、
雨に晒したままだ。


「いっそ、左手を切るか?」

いや、それは難しい。
片手でもう片方の手を切る事なんかは、
剣豪でも辛いと思うさ。

どう考えても、
人間業じゃない。

生憎といわなくとも判ってると思うさ。
俺は唯の一般人。







俺ハ、唯ノ一般人ナンダ。


ソウダヨ、俺ハ一般人ナンダヨ。







雨に全身を打たれながら、
ふと初日にリクレールさんが俺に対して言ったことを思い出す。


視界はもう雨に覆いつくされていた。
別に構わないさ。
雨で物凄く濡れたってさ。

濡れただけで、
死んでしまうんじゃないし。

いや、あれだ。
濡れたせいで風邪を引いちゃうんだ。
それは如何考えても間抜けだ。


俺は俺の体から半径一メートル位ならば大体だけど、
というより凡そだな。凡そ。
何所に何があるのかの見当がつく。


起き上がって雨宿りしたいんだよ、俺だって。


何か、ちょっと眠い。
ちらっと左手の切断面を見たら、


「わぁーお。結構止まりかけているけれど大量出血だね。」

ぼやけた視線で空をもう一度見る。



快晴。




だが、雨。



見事に相殺されていると思うよ。
何と何が相殺かって聞いたら駄目だぜ。


「手が濡れているから剣が落ちやすいけれど、
やらないとだめかなぁ。」


右手で周りに剣が無いか探る。
無いとは判っているが、自然と体が動いていた。

さっきもそうだ、自然と口が動いていた。



周りには誰にも居ない。
俺が言っている事は独り言にしか過ぎない。



独り言だけど、
口を動かさないと俺が『俺』であるという気がしない。





「奴もそうだったのかな。」




``今更?``とは言わないでくれ。
まだ、間に合うと俺は思っているんだ。




何時の間に荒くなっていた息を整えて、
右手を左胸に当てる。



――サムイ、サムイ、サムイ。――
(んなもん、判っているんだよ。)

自分に対して怒っている自分自身が、
痛い人としか思えない。


手足が、かじかんで来ている。
感覚がしない。




何って、俺が今『ココ』に居ると言う感覚が。

右手に全神経を集中させる。

冷静に、冷静に。
そうだ、クールになるんだ。

クールになるんだぁあぁァァア、俺。
クールになっていないって、あっ、そう。


別に、最期位さぁ良いじゃないか。
変な事を言ったって。


だけど、最期の最期は真面目な事を言おう。






「俺はやり直しが出来る。」


雨が口の中に入る。
左手はもう痛くない。

痛みを感じないけれども、
手首から上の感覚が無い。


恐ろしいな、恐ろしいな。


確かに俺はやり直しが出来る。









――だけど、やり直しは何度も起こるものじゃない。――






――『やり直し……コンテニューは一度きり』だ。

       真面目に考えるんだな。――






夜空に赤い飛沫が高く、


低く飛んだ。



赤い月はまだ昇っていた。




      *      *      *


――昔、ある奴がこう考えたんだ。
  その考えを此処に記しておこうか。
  俺がこの記憶を忘れない内に。――


 俺は今、命の危機に晒されている。




 ならば、
 逃げよう。





 逃げよう。


 早く逃げよう、


 早くかつ急いで逃げよう。


 俺は早くかつ急いで逃げないといけない。


 死にたくないから、俺は早くかつ急いで逃げないといけない。


 こんな所で死にたくないから、俺は早くかつ急いで逃げないといけない。


 俺はこんな所で死にたくないから、俺は早くかつ急いで逃げないといけない。


 俺はこんな所で死にたくないから、俺は此処から早くかつ急いで逃げないといけない。


 俺はこんな所で死にたくないから、俺は此処から急いで逃げないといけない。


 俺はこんな所で死にたくないから、俺は此処から逃げないといけない。


 俺はこんな所で死にたくないから、俺は此処から逃げる。


 俺はこんな所で死にたくないから、俺は逃げる。


 俺はこんな所で死にたくない。


 俺は死にたくない。






 『俺は死にたくない。』





 オレハ、シニタクナイ。







 ダカラ、俺ハ逃ゲテミセル。






『何所までも、何処までも、俺は逃げてみせる。』


 死にたくないから、俺は逃げてみせる。



 ドコマデモ、ドコマデモ、オレハニゲテミセル。





――とな、そいつは思っていたんだ。

  馬鹿らしいよな。

  む、何故かって。

  理由は簡単だろう。――



      *      *      *



荒い息をしながらも、
俺は走る。

膝が笑っていながらも、
俺は走る。

俺は走らないといけないから、
俺は走る。


命ある限り、
例の村にたどり着くまで俺は逃げるさ。



何所までも、何所までも、俺は逃げてみせる。




この前来た時は狭いかった平原が、
妙に広く感じる。


ちなみにさっきの話だが、
(数百メートル走った)と思って、
後ろを振り返ってみると実はまだ数十メートルしか動いていなかった。


昨日の夕方、俺はあの街に行った。
その時は、随分と狭く感じたぞ……?



気分によって、
ここまで物事の感じ方が違うのか。



川が遠くに見える。
その代わり、小さな滝が視界の端に見える。

確か、
あの滝から先の川に沿って進めば、
この川に唯一ある橋までいけるはずだ。


其処まで行ったら、安心だ。
殆ど、そうだろう。
安心できるだろう。

後は三つ叉の洞窟に、大きな湖の近くを通って……。




――ちょっと、待て。――


例の声が脳内にて再び聞こえた。


――それは可笑しいんじゃないのか。――


その声に従って、
もう一度考え直してみる。




「あ。」






一本道しかない。
簡潔に言えば、
待ち伏せが可能であるじゃないか。




帰ろうとしたけれども、時は既にもう遅し。





背後には例の街しかない。
飛び降りるのも良いかもしれないが、
死んでしまうか複雑骨折。




何れにせよ、道はとざれてしまう。






その上に、
遠く先には緑の髪をした女が立っていた。






俺を食い入るように見つめながら。





      *      *      *


――理由に関してはあえて、今は何も言わない。
  
  そいつのもう一つの考えも、ここに書いておこう。




『俺が生き延びられるという、確かな証拠をこの手で掴みとるまで俺は逃げてみせる。


 俺が生き延びられるという、確かな証拠を掴めるまで俺は逃げてみせる。


 俺が生き延びられるという、証拠をつかめるまで俺は逃げてみせる。


 俺が生き延びられるまで、俺は逃げてみせる。


 俺が生き延びられるまで、俺は逃げる。




 何処までも、何処までも、俺は逃げる。』


――この文法は無茶苦茶だと思わないか。

  俺は思う。

  何故って、簡単な話だ。







 逃げているだけじゃ何も解決出来ない、だろう?







To Be Continued……





後書き

この話も後わずか。戦闘は後2回で終わらせる予定です。


遅れた理由→   済みません、B.Bライダーに凄まじくはまってしまいました。

ラストは号泣しすぎてティッシュ14枚の消費です。
……EDの後の会話シーンでやられました。

関係ないですが、B.Bライダーの最後はバッド、良くてもノーマルという人が大勢居ます。
しかし、私にとって見ればハッピーエンドでトゥルーエンドでした。


ネタバレはしそうな上に、ここは「シルフェイド」同盟なのでこれ以上は言いません。
唯、最後に一つの感想を。




「結果が良くとも悪くとも、
 ゲームやテキスト、その他の創作関連の最後はトゥルーエンドなのだと。」




真実は全て書き終えているのですから、ね?
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