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  「 」 Blank    ――Zero volume――... <hirumi> 07/29 (20:44) 7826
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  渾身のファイナル感想返し <hirumi> 07/30 (10:38) 7830

7504
「 」  Fifth volume-2 by hirumi 2007/07/26 (Thu) 20:32
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未だに目の前の景色は黒系統の色で覆い尽くされている。
全く、目に悪い背景だ。



彼女はブツブツと何かを呟いている。

念の為に、
剣を鞘から抜いておく。



さっき、奴の手首を斬り落とした血塗れた剣を。



彼女が変な、そう怪しげな呪文を呟くのを止めた、と目が捉えた。
直後に彼女は両手をクロスさせた。


第六感……いや第六「勘」?、
が即座に働いて反射的にバックステップ。


バックステップをしたことに後から気付いて、
俺は軽く舌打ちをした。反射的に。


――後退は許されない。そうだろ、俺。――

『声』が五月蝿い、
けれども唯一の救いにもなっているのは事実だ。




後退したら、駄目だ。
後退したら、そこで終わり。




前進しか出来ないんだ。






そうだろう、アルバート=ウェスタリス。






――だが、その考えは直ぐに破られた。


さっきまで俺が立っていた位置に、
強く輝く光が空を一閃して落ちてきた。

濡れた地面の内、
光が落ちた点が黒く焦げて小さな音と共に煙を上げている。




「くっっ!」


喉の奥から変な声が出た。




声と共に再び第六勘がして。
今度は斜め後ろへ。



以前よりも強い光が落ちた。
さっと、
彼女を見ると無表情のまま片手を前に突き出していた。




激しい気迫を俺に向けている。
彼女はまた小さな声で呟く。





最初に言っていたのと同じ言葉を。




空で何かが光ったと思ったら、
音と共に『それ』は落ちてきた。

いや、『それ』は既に光と言う段階やレベルじゃない。


雷と言うのが一番正しいだろう。




落雷、そして大雨。
落ち着いて良く考えてみるんだ。


水は純水以外なら電気を非常に通しやすい、
よって感電しやすい。
逆に純水は全然電気を通さないが。

金属も電気を通しやすいから、
感電の原因になりやすい。



うむ、その通りだ。
ちょっと待った、そうしたら




                      今俺は、非常に感電しやすい環境に身をおいているのではないか?








「……落ち着くんだ、俺。」
思わず膝を付きそうになったが、
途切れそうな理性で頑張って両足を地に付けたままにする。

例によって、
背景が黒系統の色になっている。

さっきと大きく違う点は、
彼女が全く動いていないところだろうか。

彼女どころか、
転がっている小石や砂さえも動いていない。



それにしても、絹糸かのような理性が途切れたら、
次の瞬間の俺は一体どうなるんだ。





……


…………


想像しただけでも恐ろしい。








――だから、さっきも考えていたじゃねーかよ。
   本当に馬鹿ですか、馬鹿なんですか。お前さんは。――

『声』が俺の頭を小突きながら言う。
遂に、幻の感触まで感じるようになったのか。

(『逃げ』しか無いと言うのか。お前は。)

――んー、まともに戦って勝つ気があるなら別に良いけどさ。
  そんな可能性って、あるとお前は信じているのか。――


俺は小さく口を開けて言った。











「無い。」











――そうかー、そうかー。
   お前の考えがよーく分かったぞ。
    んじゃ好い加減、止まった時を戻すぞ。――


『声』が一言俺にそう言った。

ふと思った二つ疑問の内の片方を率直に『声』にぶつけて見る。

「それにしてもどうやって、
お前は時間を止めていたんだ。」

んー、
と『声』は力を抜けたような声を出してから答えた。




――そこら辺はねー
   まっ、企業秘密って事で。これ以外に質問はないよな。――


もしも、この世に『声』が形となって存在していたら、
片目を瞑りながら右手の人差し指と中指だけを伸ばしていたのではないか、
と俺は考えた。



俺はその考えを直ぐに取り払って、
真剣な顔をしてもう一つの質問を切り出そうとした。






何所に目があるのかは知らんが、
『声』は俺の顔色を察して逆に質問してきた。



――まだ、質問があるってことですか。アルバートさんよ。――



ああ、と俺は低い声で言ってから顔を結構上げて答えた。

無論、
そこには誰にも居ない。






漆黒の闇しか、無い。






だが、俺は其処に『声』の持ち主が居るとでも、
何所かで考えているのかずっと見ている。


尚、もう少し遠くを見れば、彼女が見えるだろう。





はっきり大きくと口を開けて訊いた。




「お前の口調が最初と随分変わっているぞ。
そんな、最初は今のような変な喋り方ではなかったはずだ。」




―― ……。 ――


声は俺の質問を聞いていなかったのかと、
考えらえる反応は無反応だった。

暫く時間が経ってから返事が返ってきた。




――んー、何時かは気づくんじゃねーの。
   それに、口調を変化させる位は別にどーだっていいじゃん。――




その言葉の裏には、

(口調を変化させた事には、ちゃんとした理由がある)


という意味が隠されているのではないかと俺は本能で感じていた。
あえて、口には出さなかったが。





      *      *      *



さて、時が再び動き出してから、
俺が即座にした行動は前進あるのみ。



前へ、前へ。

この両足が使い物にならなくなったら、
両手を使えばよい。

両手も使えなくなったら、
顎でも肩でも何でも使おう。


意地になってでも、俺は前に進むんだ。





【――それしか、おみゃーは思いつかないんだね。――】



(それにしても、俺は一体何をしているんだ。)




『声』は全く聞こえない。
微かな声で何かを言っているようだが、聞き取れないから完全無視をする。



剣を大きく振りかぶり、
全身の力を両足に集めて只管走った。




【――まだまだ、幾らだって方法はあるのにさぁ。
    気付かないなんて、本当に馬鹿だ。あはははは……――】




(何で、俺はこんな事をしているんだ。)





何時の間にか遠くに離れた彼女が空ろな眼をしながら一言、
俺に言い放った。


その言葉の節々には、
俺に対する嫌悪感がこもっている気がしてたまらない。


彼女が口から発した波紋の一つ一つに、
思いが籠められているのだろう。




何への思いを彼女が発しているかは直ぐに分かった。





十メートル位、
後ろの斜め左に雷が落ちた。


左足を前に出した。


【――気付けよ、気付けよ。早く気付けよ。
    こうやって一人で言っている俺が、
     ものすんごく痛々しい人にしか見えないからさぁ。――】





(俺  はワカっている、
理屈ではワカっている、
 頭 ではワカっている、
 体 ではワカっていない。
 じゃぁ、本当に俺はワカっているのだろうか。
 なら一体、何を俺はワカっているんだ。)





凡そ八メートル前後で、
前方に雷が落ちた。


急いで右足を地上へ下ろした。




【――そっかぁ、お前は『それ』に気付こうと努力しているんだな。
    だけどな、この状況じゃ流石に気付けないと俺は思うぜ。あっはっはっ。――】




(俺は、

 オレは、

 おれは、

 オレハ……。




 イッタイ、ドウナッタンダ。)





後ろからなら、五メートル。
左からなら、参メートルの位置に雷が落ちた。


慌てて左足を泥に降ろした。







 (俺は、本当に俺の意志でこの行動をしているのか。




  如何して俺は、こうしているんだ。
  



  俺自身の。



  俺自身の事なのに、





  全く分からん。)








彼女が居る場所までほんの少しとなった。



既に泥塗れになった靴の先で地を蹴り、
所々に茶色い斑点がついてある長剣を横へ。








『こういう時に限って人は、
 考えが堂々巡りになるものだ。

 考えが纏まらず、
 何時の間にか最初と同じ考えに至っている。


 人間と言うのは不完全だ。
 特に俺のような人はな。』






彼女の頭目掛けて長剣を振り上げる。
振り上げるとはいえ、
普通の人間が考えて大袈裟ではない。


せめてもの気持ち程度だ。
言葉の用法は違っていると分かっている。
分かっているが、それ以外の言葉が思いつかん。
だが、
今の俺が置かれている状況を考えれば、
まだ錯乱していないだけ上等か。






 『 「錯乱」というのは他人から特定の人物を見た時の印象や状態だ。
  だから、決して自分が認めるものではない。

  「錯乱」とは、
  俺の考えでは人から見てその行為が「異常」だという意味だ。
  
  ここで派生して俺は考えた。
  
  自分自身を錯乱と認めるというのは、
  自分自身の行動や考え方を「異常」だと認識しているという事ではないのか……?』
 
 







彼女は咄嗟に反応し、身構えた。
そして、短剣を何所からともなく取り出した。



短剣の側面を濡れた顔に軽く当てて、
目を瞑った。
彼女が軽く深呼吸するのが見えた。




今度は長剣を出来る限り高く振り上げた。
刀身を俺の右側に寄せる。



後は重力の法則に俺は従うだけ、







だった。








【――戦闘中の咆哮って、小説とか「ごっこ遊び」とか喧嘩で使うと格好良く見えるよなー。
    まぁ、少なくとも俺はそう思うわけよ。何か、戦いをちゃーんとしているって気がするしさぁ。
     だけど、戦場とかで反射的にっつーか自然に咆哮を出す奴っているじゃないか。
      あれってお偉い人の話だと、ちゃんとした意味があるらしいんだよなー。
       確か、『自分をより興奮させて、より実力を引き出す』とかそんなんだったっけな。
        そういやぁ、こいつは全く咆哮を出していないよな。たったの一度しか出してやがらない。
         本当にやる気があるんですかぃ、こいつは。――】






突然、周りが遅くなりそれと同時に、
雨が瞬時に凍って氷となった。

俺の落下地点近くに居る、
さっきの彼女の虚ろな眼や無表情。
簡単に言えば鉄仮面だがそれを口に出したら流石に怒られる。
普段の状況下においてならな。





彼女の顔が俺に向けられた。

彼女の顔はさっきとは全く違い大きく崩れていた。








今の彼女の変化を表す言葉ならば、
『破顔の一笑』がこの上なく合っている。









ただ、恐ろしい点は、
本来の用法と正反対であることだ。









俺が落ちてきてからは再び以前の鉄火面に戻り、
彼女は俯いていた。

【――それにしてもさー、こいつはどー考え立って万有引力の法則を無視してるよな。
    二十秒もジャンプし続けているなんてあり得ないさ。
     まー、あり得ない事柄を『一パーセントでも打ち破ってみせる』とかいう何所ぞの主人公たちは別だが。
      人がジャンプしていられる時間って、
       たったの一秒にさえ満たないのは誰もが知っているお約束に決まっているはずなのにさぁ。
        おいおい、もしかしてもしかして、
         実は怪しげな特殊なフィールドでも張っていて落ちながら戦っているのかよ、こいつは。――】






しかも、異様にこお……氷柱の先端が尖っている。
彼女が発している俺への殺意は肌が確りと感じ取っている。

何か寒気がするな、と考えていた。
――何時の間にか鳥肌が立っていた。

良く考えれば、
俺は雨に打たれ続けていたのだ。
即ち、寒気がしたっておかしく無い筈だ。


もしや、殺意もその寒気に雑じっているのか。
幾らなんでもそれは無い。

あの北の戦争を潜り抜けられた俺だ。
修羅場をたった独りだけで体験した回数なんぞ、
同世代の人々と比べれば圧倒的に多いに違いない。







「死にたくない。」



不意に口が勝手に動いて、
脳が今まで考えるのを止めていた事柄を波紋として作ってしまった。

波紋は夥しい数の氷の落ちる音と共に俺の両耳に入った。
耳から神経で脳に伝わって、
脳が無意識に言った俺の言葉を認識した。

その言葉を、


俺が認識すると、



同時に、




俺にある





何かが、






あっさりと、







簡単に、








切れた。









剣を持っている手により力が入った。
俺が脳内にて予想している落下の軌跡に存在している氷を全て薙ぎ払うように、
徹底して考える。

余計な行動はしない、考えもしない。
有限にしかない時間をいかに効率よく、
かつ使い分けるかのみを考える。

一番優先すべき考えは、
俺が死を避けるために出来ることだ。





膝を曲げて、
落下地点を彼女の前に変更する。

面食らった時が好機だ。




理由は知らないが氷が雨に戻った。
その瞬間俺は剣で彼女の右腕を一気に――――っ!?






「……ふふっ。」






それは、誰がどう考えても不敵な笑いだ。
背筋に気持ち悪い何かが、それこそ不気味にゆっくりと走った。



剣に目を落とすと、
彼女の濡れた体と俺の剣の間に火花が散っていた。

彼女は服の下に何も来ていないのは分かった。
良く見ると、その火花はさっき見たものであった。

「あっ。」
という俺の情けない声と共に
剣をさっと引いた。



「うふふふふ……。」



彼女に目を向けながら、そのままの状態で俺は後退りする。
否、していた。




「お前は一体何者だ。」



潰れてしまった喉から出てしまった物は、
さっきより情けない俺の声。


彼女は、首をかしげて可愛らしげな天使の微笑を浮かべた。
それなのに、悪魔を連れている魔王の笑顔だと思ってしまったのは何故だ。


柔らかな右頬に右手の人差し指を軽く当てた。
そして、直ぐに軽く離したと思ったらまた軽く当てた。

それを四回、彼女は繰り返していた。
人差し指がつくごとに、
口が動いていた。





率直に言おう。
俺はこの女性、いや天使の皮を被った悪魔が物凄く怖い。

歯の根が上手く噛みあわない。







再び脳にある何かが切れた。




プツンという、俺にしか聞こえない音を立てて。





すぐさま、近くにある岩に向けて一目散に彼女に背中を向けて逃げた。



岩に膝を折り曲げて隠れると、
焦りながら自分の身体状況を確認する。

一つ、体が小刻みに震えている。
二つ、膝が竦んでいる。
三つ……俺は彼女に対して目を向けられない。



鋭い雷が空をさっきよりも分かりやすく、
二つに分けた。


第六『勘』で立ち上がり、前進する。






岩が砕け散ったことによって生まれた轟音が響いた。







力が抜けた手から、
剣が滑り落ちて空しい音が響いた。




目の前に雷が落ちたが、
俺の体はまったく動かなかった。




雷が落ちてから十秒立った頃に剣を拾い上げた。


俺は何も考えずに、特攻した。



『俺があの時、何の策も考えずに特攻した理由は次だろう。



 死にたくない



 死にたくないなら、その原因を排除すれば良い。


 排除するなら、今自分が手元に持っているものを使えばよい。


 剣が手元にあるなら、それを使えばよい。


 剣を使うなら、どうするか。





 原因を剣で切り裂けば良い。






 本当に、安直な考えだな。』





それからと言うものの俺は只管、
彼女に対して剣を振り続けていた。


どれも、全部掠っていた。





どんなに剣を振っても切れるものは空気のみ。





彼女は笑いながら避けるだけだ。
もう何も手から繰り出さない。


嘲るようにして俺の攻撃を全部避けている。





体が満身創痍の如く痛くなってきた。
少し眩暈がする。
息が荒くなってきた。

意識はまだあるが、時間の問題かもしれん。
意識が切れたら、終わりだ。





そこで、俺の人生そのものが終わってしまう。

ゆっくりと視界が狭くなり、
届かない何かを捕まえようと手を伸ばして……。






「嫌だ、それだけは勘弁だぁあァァぁあぁぁああっっっ!」


剣先を背中に回して、
遠心力の勢いを保ったまま彼女に剣を向ける。


彼女は短剣を構えて、
俺に反撃をした。




そこからは剣同士の戦いだ。





時には剣の舞を、

時には剣のぶつかり合いを、

時には剣のせめぎ合いを。






『あの時の俺の意識はもう剣にしか回っていなかった。

 だから、俺が足元に合った石に気づかなかったのもそれかもしれない。』






俺の体が傾いたと思ったら、
顔面が泥に覆われて剣がどこかに飛んでいってしまった。。

自分が石に躓いてしまったのに気付くには時間を幾秒か必要とした。









大問題なのは、俺が彼女に対して背中を向けている事だ。







顔を上げて、剣を取ろうとしたが遠い場所にある。





( 嫌だ、
  俺はまだ死にたくない。

   嫌だ、
  いやだ、
   嫌ダ、
  イヤダ、
   嫌だ! )





俺は泥の中、
必死でもがいていた。



足が思うように動かないので、
匍匐前進していた。



剣が近い所にあるのに、遠い場所にある。
こんな気持ちをこの前も感じていた。

彼女の足音がゆっくりと聞こえてくる。
あの短剣ならば、心臓には届かないが致命傷を俺に与えられるに違いない。

俺だってトーテムを持っているが、
負傷した場所を雨に晒していたら当然、
治癒能力なんか駄目だ。





(こんな所で野ざらしで死にたくない、俺はまだ死にたくないんだぁあ!)




彼女が俺に迫ってくる、確実にだがゆっくりと。





彼女が『何か』を振り上げた――音が聞こえた。






怖い、怖くて仕方が無い。
いっそ開き直ろうかと考えているが、理性と『声』の存在がそれを止める。







その時だった。







「……○■▽ー。△□∀л◎ー、゜ヾーノ乍◇。」






緋色のマントの男の声が響いたのは。



To Be Continued……




後書き


まず、一つ宣言します。




私こと――hirumiは『「 」』を書き終えたら暫しの間、テキストプチ引退をします。





完全な引退ではないので、何時かはまた復活するでしょうが数ヶ月間は恐らく来ないでしょう。

理由としては、自分が納得出来るようなネタが全く思いつかないのです。
それからネタを詰めるのに時間が掛かるので、軽く数ヶ月は掛かりそうです……。


私のテキストを読んでくださる物好きな方がもしかしたらいるかもしれない。⇒それなのに、自分が出来る限りの文章を作らない。

少なくとも之だけは私は嫌です。
自分が納得出来るようなネタを見つけて作れるまでの休息期間とも言い換えられますかね。


……私はどこぞの古参である上に大御所のLADEN氏の様に長編が終わっても直ぐにかけるような人ではないです。


ここまで読んでくれた人なんか居ないと思いますが、
せめて宣言としてでも書き残しておきます。

それでは、また何時か。


ありがとうございました。
pass>>


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